マルタの鷹協会コミュのパロディー探偵サム・スクープと女性探偵フィリス・マーリー

会員専用コミュに参加していない当協会の正会員が一般公開コミュにおられるので、ここでもお知らせします。

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　最近は、発表の場がない作品を電子書籍化することをずっと考えていました。

　ということで、かつてハミルトン・ダッシャー名義（鍬井治訳）で発表していたパロディー探偵サム・スクープものの未発表作品「たった一つの死にざま」(Only One Way to Die) を電子書籍化して、８月上旬にアマゾン・キンドルで販売することにしました。
　タイトルから推測できるように、ローレンス・ブロックの探偵マット・スカダーもののパロディーです。スカダーによく似た探偵ナット・スキャッターが何者かに殺害され、われらが探偵サム・スクープが保険会社の依頼で真相を探るという話です。価格は307円で、導入部は無料で読めるはずです。（下記はウェブ・アドレス）
　http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B00MEQ7BZU/
がアマゾンのウェブ・アドレスです。パロディーなので、シャレがきつすぎるかもしれませんが、ブロック・ファンが喜びそうな楽屋オチが満載です。

　その前に、ダッシャー名義で『ミステリマガジン』2010年５月号に発表したスクープものの「晩春」(Late Spring) 改訂版（無料！）を読んでいただいて、スクープものが自分の好みに合っているかどうか見極めてから、判断していただければ幸いです。（下記はウェブ・アドレス）
　http://www.nsknet.or.jp/~jkimura/jp-tgs/latespringH2p.pdf
　PDFファイルをダウンロードしても、そのままスクリーンで読んでくださっても結構です。ロバート・Ｂ・パーカーの探偵スペンサーもののパロディーです。

　お盆休みには、『ミステリーズ！』2013年２月号に掲載された「偶然の殺人者」に登場したニューヨークの女性私立探偵フィリス・マーリーが再登場する「ダニエルという名の橇（そり）」(No Sled Named Daniel) を電子書籍化して、同じくアマゾン・キンドルで販売を開始しました。（下記はウェブ・アドレス）
　http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B00MP5XZC8/
　価格は305円で、これも導入部は無料で読めるはずです。やっと「ダニエル～」を発表できて、非常に喜んでいます。

　ついでに、幻のマーリーもの第１編「大いなる銃撃」(The Big Shoot) も電子書籍化して、アマゾン・キンドルで販売を開始しました。（下記はウェブ・アドレス）
　http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B00MR4SFU4/
　これも価格は305円で、導入部は無料で読めるはずです。三人称ではなく、一人称で書いています。

　アマゾンの電子書籍リーダーを持っていない人でも、スマートフォンやタブレット、ＭａｃやＰＣに無料アプリをダウンロードできて、アマゾンから電子書籍を購入できます。
　これまで発表の場がなくて困っていましたが、やっと新しい発表の場が見つかって、続編を書く気力が出てきました。
　会員の皆さんが暑さを忘れて、楽しく読んでいただければ、幸いに存じます。
　よろしく
　木村二郎（またの名を：ハミルトン・ダッシャー、ジェイスン・ウッド）