池波正太郎コミュの池波作品の魅力

　昔から歴史物小説が好きで、司馬遼太郎さんとか吉村昭さんを中心に読んで来たのですが、最近は池波正太郎に引き込まれています。

　今のところ、剣客商売、仕掛人・藤枝梅安を読破し、現在は鬼平犯科帳を読み進めているところです。
池波作品を読んで来て思うのですが、ストーリーの巧さを感じることと、文章が平易で読み易いこと、何十刊ものシリーズ本であっても、長編は少なく、短篇の連続が多く、区切り良く読み進め易いことなどがあろうかと思います。

　それと、登場人物として主役は当然として、脇役であっても非常に人間的魅力を感じる者が多いことです。その魅力とは、男の矜持であったり、強いリーダーシップであったりと感じます。

　もう一つの魅力ですが、巻末に多くの解説者も書いていることですが、直接ストーリーに関係ない、当時の料理の話しが時々表現されているのですが、これがすごく美味そうに感じられ楽しくなることです。これは、作者が時代背景のことと共に、料理のことにも造詣が深かったことが伺われるところです。

コメント(4)

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[1] mixiユーザー 07月12日 21:04

確かに池波作品の魅力として
「読みやすい」ってのは高い位置にありますね。
しかも「読みやすいけど味も濃い」。
司馬さんのは面白いけど、堅い。
気合い入れないと読めない(^_^;)
宇江佐真理さんや諸田玲子さんみたいな女流も
好きですけど
読みすぎるとある部分がくどくてげっぷが出そう(^_^;)
最近人気の時代ミステリー、畠中恵も楽しいですが
あっさりしすぎて池波作品が恋しくなります。。。

自分の小ささに嫌気がさした時なんか
鬼平読むと、背筋に一本通る気がします