ウルトラマンと精神世界コミュの最近のよもやま　

みなさんご無沙汰しております。

　この数年、個人的にも日本社会的（経済の分野では日本は諸外国に比べたら大したことないそうですが）にも大変なことが起こりました。

　まず、二年前に私…私の息子に降りかかったこと、そして昨年の東日本大震災によって起こった原発事故について…。
　原発事故関連については、いろいろな方がいろいろ書かれているので、息子の発言を中心に書いていきます。


　二年前に息子は皮膚筋炎というリウマチの一種になってしまいました。寝たまま立てず、歩けず、筋肉の力がまったくなくなってしまう病気です。子供の患者数は日本で500人くらいの難病でした。
詳しくは下記コミュに記載しています。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=5910296

　医者からは即入院とステロイド治療をと言われましたが、ステロイドを使っても治るかどうか？だったので、自宅療養をしました。
　活性酸素を除去するSODというものを食べさせることにしました。凄いまずいとは思わないのですが、子供の甘いものが好きな味覚にはちょっとベクトルが違いました。
　なんとか『この緑のお薬は、ウルトラの国の光が入っていて、体の中の活性酸素っていう怪獣のマイナスエネルギーをひかりのエネルギーでやっつけてくれるんだよ』と説得して食べさせていました。毎日頑張って食べていましたよ。ひかりの国のエネルギーありがとうという感じでした。
　おかげで、病院ではいつ治るか何年掛かるかわからないと言われていた難病をほぼ克服（数値は正常値。長いこと動けなかったので、柔軟性が悪くなっているけど）しました。

　そんな病気との闘いがなんとか、一息つくかなというところに震災がありました。私のところは数日の停電と一週間くらいの断水。建物の被害はありませんでしたが、不安な毎日でした。
　それ以上に、とても心配なのが原発でした。福島原発から120キロくらい。6月頃までは窓を締め切り、帰宅したらシャワー、服は洗濯。お水は蒸留水…という毎日でした。
　夏になりさすがに窓を開けたいという感じで、ガイガーカウンターを買いました。現実的な放射線は0.2−0.5くらい。公園などは1.0マイクロに近い数値のところもあります。決して安心できる数値ではありません。特に子育てしている人間にとっては怖いです。
　
　4月5月くらいまで毎日のように原発のニュースが流れていました。
　その様子を見ている息子（当時5歳）が『こんなにみんなが（原発で）困っているのに、どうしてウルトラマンは来てくれないの？』と私に聞いてきます。
　怪獣が出たり、地球が大変なときにはウルトラ戦士が何らか来てくれる…子供はそう思っていたわけです。

　そんなとき、こんなふうに答えていました。
　『津波のときも、原発の事故も、見えないところでウルトラマンたちが守っていてくれるんだよ。だから、これだけの被害ですんでいるんだ。津波が来て街が壊れてたくさんの人が死んじゃっただろう？でも、もっと大きな津波だったのをルトラマンジャックがシーゴラスとシーモンスの津波を防いだみたいに、遠くの海で津波を弱めてくれていたんだよ。原発のマイナスエネルギーも、神戸の海にUキラーザウルスを抑えていたように、ウルトラ兄弟が原発を光のエネルギーで包んでいるんだよ。だから大丈夫。ちゃんとパパとママがウルトラマンたちが防いでいても少し出ている放射線から守るから大丈夫』と話していました。

　これは…一度（何度でもいいんだけど）ウルトラマンに会わせてあげないとダメだなと思いました。
　ゴールデンウェークに、藤沢に行こう。ダンに会わせようと思いました。『ほら、この海の向こうからの津波から守るためにセブンがいるんだよ』って言ってあげようと考えました。
　ですが、それはダメでした。家内が『危険だからいつ大きな地震があるか分からないから、海はやめて』と。
　仕方なしに何かどこかでウルトラマンショーなどないかと模索して…川崎にあるウルトラマンのショップに行くことにしました。母親が川崎に住んでいるから、それをかねて。

　本当のウルトラマンの姿を見せて、こういうふうにウルトラマンがみんなを守ってくれているんだよと、幼いココロに伝えました。ウルトラマンは着ぐるみですが、確かにカッコいい、大人が見てもカッコいい。
　息子や子供たちがウルトラマンを見る眼差し、その姿を見て涙が出てきてしまいました。

　病気のときも、メビウスブレスなどを『これはパパがウルトラの父からもらってきたんだ。だからお前も病気を治せるように頑張ろうな』と与えていました。
　ある程度元気になっています。もうすぐ六歳のクリスマス。『ウルトラマンキングからクリスマスプレゼントを渡してくれる』というイベントがありました。ウルトラマンキングからだから、ウルトラゼロアイしかないかなあというところで用意しておきました。
　小学生になったら、気ぐるみの中に人間が入っているとか考えるだろうけれど、このタイミングしか『ウルトラマンからのプレゼント』は無理だろうなと思ったので、金銭的にも時間的にも厳しかったですが、頑張りましたよ（笑）。

　ウルトラマンはみんなのココロの中にいます。

　ウルトラマンと精神世界、現実世界の私たちのココロの中にあるウルトラの星を輝かせましょう。ありがとうございました。

　ウルトラマン、