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エコ・エコ(ECO2)住宅コミュの和テイストへの回帰

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最近、新築・リフォームを問わず和テイストのリクエストが増えています。
日本で家を建てるのですから、不思議ではないのですが、それが不思議に感じてしまう程、最近の家は「和」を排除しています。

排除される理由1
開口部が横に広く構造的に不利。
洋風の住宅の窓は縦に長く横に狭い傾向にあります。石積みから発生した、洋風住宅は横に広い窓をつける事が出来なかったのです。日本の家は木で出来ていますので、梁を大きくしてやれば横に大きな窓を造るのは難しい話しではありません。しかし、最近の地震対策の一環として、壁の量が問われる時代になった今、和風住宅の開口部が横に広い構造が不利になって、洋風住宅が好まれる様になりました。

排除される理由2
寒い・暑い
開口部が大きいのが特徴の日本家屋は、外部の環境の影響を受けやすいことを示しています。鴨長明の時代から日本の家屋は、自然と調和する事を旨としていました。風通しが良いという事は猛暑日が続く日や厳寒期には向いていません。最近のことですから、空調機で力任せに室内の温度を上げ下げ出来ますが、省エネの時代になり、少しの力で快適な室内空間を創造する事を求められた為、洋風住宅志向に向かいました。

排除される理由3
高い
和風住宅は、数寄屋に見られる様に真壁を基調とします。木の善し悪しと大工の腕次第で出来栄えに大きな差が出ます。柱を見せない大壁でしたら、どんな柱を使っても丈夫でさえあれば問題は無いのですが、真壁は柱が表に見えてしまいます。また、多少の隙間があっても壁で隠せますが、真壁は壁で覆い隠す事が出来ません。大工さんの技量が出来栄えを左右します。つまり洋風住宅の方が割安に出来る事を示しています。

排除される理由4
ライフスタイルの変化
日本人自体が畳から椅子の生活に変化したことも和風住宅が排除される理由の一つです。

しかし、最近になって古民家を改装して、住み直そうとする若者や、数寄屋普請を志向する新築工事の相談が相次いでいます。機能・性能が先行した企画住宅では、どの会社が建てても大差のないありきたりな家になってしまいます。また、新建材を多用した住宅は出来上がった時が一番美しく、年を経るごとに見窄らしくなっていきます。
洗練された和風住宅は古くなれば古くなるほど味わいが深まり、その土地の環境に馴染んで行きます。京都や奈良の社寺仏閣が人々に親しまれるのも同じ理由と考えます。薬師寺西塔や法起寺の三重の塔の様に新しく出来た塔もありますが、歳月を経た古い塔に比べ今ひとつ趣きがありません。
骨董的価値以外に、古くなって初めて良さの出る家造りもあるのです。

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