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言葉を噛みしめよ。コミュの例えばこんなメールが来たのであった

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 先にお断りしておくが、他意はない。いや、悪意はない。完全な本文コピぺなのであるが。行きがかり上仕方なくコミュニティを作ったので、致し方なく最近受信したメールから無断でネタとして拝借したまでである。言うまでもないが、世の中で不愉快に感じるメール文は、こんなものではないだろう。投稿に微塵の期待である。

-------以下-------
 こんばんは。遅くなりましたがメール送れたと思います。

なんて送れば良いか分からないので、ここまでにしておきます。

というわけでおねがいしまーす。
-------以上-------

 こちらこそ、なんて応えたらいいのだろうか。
当世紋切り型を利用して、乙。と送っておいたのだが。
これで良かったのだろうか。

コメント(3)

 むむ。当たり前であるが、追随する者がおらぬ。というわけで、自分で掘り下げてみようと思う。何で自分でやるかと言えば、誰もやらないからである。言うまでもないことを書いているのは、承知の上である。何故承知の上であるかと言えば、確かなことなど何もないからである。

 さて。では、一行目を読み解いてみようと思う。

この文面であるが、

遅くなりましたが
メール送れたと思います。

とある。(注;改行自分)

 遅くなったのである。遅くなったと言うことは、もっと早く送れたということを暗にほのめかしているとみても良いかと思うのだが、いかがか。さらに言えば、もっと早く送る約束だったことに対して、陳謝している意味合いがとれるのではないだろうか。いかがか。
 で、なんと。
送れたと思います。
 である。送れたかどうかは、なるほど、自分ではよく分からないものであることは、本人よく分かっているということではないか。実を言えばこの筆者は10代である。10代にしては、なかなか目敏い、とみたのだが、いかがか。現代の技術に対して決して妄信的ではないという姿勢がみてとれるのである。いかがだろうか。ま、それは置いておこう。

 筆者は一行目に於いて、「宛先の人間に対して恐縮しつつ、非常に不安な気持ちで、送信を試みてみた。」のである。
 何故か追随する者がおらぬので、自分で読み解いてみる。2行目だ。

--

なんて送れば良いか分からないので、ここまでにしておきます。

--

 空メールなどという言葉があるくらいである。自分のアドレスから発信するだけで、用が済む世の中なのだ。余計な言葉を使うことなく、相手に意図を汲み取って貰える世の中と言っても良いだろう。しかしこの筆者は、なんらかの理由で、言葉は打ち込んでみたわけだ。それだけじゃ失礼ではないかと思ったのではないかと想像される。これはいい。ここまでは、いいとしよう。

 しかし、それにしてもだ。「なんて送れば良いか分からない」とは、困ったものだ。それは、受信者たる私に、なにを伝えたらよいか分からないと言うことなのだ。それは、受信者たる私の懐の様子をうかがっているようでもあり、遠慮でもあり、いやそれ以前に、私との関係は、一体なんだ。それを思い起こせば、「今日は寒いので、そちらは相変わらずすきま風が冷たくありませんか。」くらいは書けそうなものである。それが私信の暗黙のルールではなかったか。と思いは巡る。いやいやいや、感情的になっては、遺憾。いかん。落ち着いてもう一度、機会を改めてみよう。今日のところは、時間もないし、どうも気が急いてしまう。ゆっくりいこう。
 何故か追随する者がおらぬがままに放置されている感が強いのであるが、自分で読み解いてみる。やはり自分でまいたタネであるのだから。あらためて2行目だ。

--

なんて送れば良いか分からないので、ここまでにしておきます。

--
 なんて。は、正しくは、なんと或いは何と、つまり、「何を」と解釈するべきだろう。多分この上なく良心的だろう。送れば、というのは、送信すれば、ということだから、あまり問題はないだろう。気になるのは、良いか、である。良い悪いについてどうやら、「分からない」とのことである。事の良し悪しはなるほど、一瞬の判断では分からないことが多いものだ。そこに悩むのは致し方ないだろう。そのまま受け止めてみよう。「何を送信したら良いのか悪いのか分からない」と補うとより分かりやすいことになってくる。気がする。
 「何を送信したら良いのか悪いのか分からないので」なるほど。相手への気遣いと読み取るべきか。そのとおりだ。お中元にビールを貰ってもこっちは飲まないよというような事例だって世の中には起こるのだ。相手が何を欲しているのか実のところ分からないから、良いか悪いか分からないわけだ。で。
 ここ。ここまで。そうか、そんな迷いもここまで伝えれば分かってくれるだろうという意味だろう。ここまで。そして。
 にしておきます。しておく。については少々心が揺れる。しておく。しておいてやるよ。のニュアンスに、ます。がつく。これは案外倣岸だと思うのだが、いかがか。
 「ここまで書けば分かるでしょうこの迷いについて書いておいてやるよ。一応丁寧語尾。」という雰囲気だ。
 以上つなげてみると、

「何を送信したら良いのか悪いのかあなたの欲しいものが分からないこと、ここまで書けば分かるでしょうこの迷いについて書いておいてやるよ。一応丁寧語尾。」

 と、いうことだったか。

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