フリーターユニオン福岡コミュの【速報】カワイの不当労働行為が認定されました！

河合楽器製作所の団体交渉拒否は

不当労働行為！

ピアノ講師は労組法上の「労働者」と認定

委任契約の名目で働いていても団体交渉権があります。

河合楽器製作所の団体交渉拒否について救済申し立てを行っていましたが、
福岡県労働委員会より上のような命令（裁判でいうところの判決です）が
８月２８日に到着しました。

会社側は今まで、「講師とは委任契約を結んでいるので、団体交渉を受ける義務は無い」
という主張を繰り返してきて、組合からの団体交渉を受けようとはしませんでした。

しかし、この会社側の主張は殆ど認められず、会社は団体交渉を受けよとの命令が
福岡県労働委員会より発せられました。

組合側の「ピアノ講師は労組法上の労働者であり、会社は団体交渉を受ける義務がある」
という主張がほぼ認められる形となりました。

団体交渉拒否・労働者性の問題に限って言えば、組合側の完全勝利といっても
いいような内容です。残念ながら、契約不更新の不当労働行為性については
認定されませんでしたが。

これで本件カワイ闘争は大きく前進していきます。この勝利をさらにおし進めていくべく、私たちはこの命令を守るように会社側に対して訴えかけていきます。

のみならず、同じカワイで働くあるいは同じような待遇で働く労働者、
偽装委任契約で働く労働者へとこの勝利によって獲得した地平を
押し広げていきたいと思います。

この勝利はこれまで為されてきた労働者性をめぐる様々な闘いの積み重ね、
そして御支援いただいた全ての組合・個人の力によって得ることができました。
ここに改めてお礼申し上げると同時に、今後とも御支援宜しくお願い致します。