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川柳月組コミュの2017年1月度投句一覧

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「麓」
 1 山影に麓晴れたり曇ったり   
 2 山麓に重い荷物の焼却炉    
 3 走ってもまだ麓まで行きつけぬ    
 4 おでんグツグツ麓は今日も雪催い   
 5 麓には黄金(きん)の水あり死ぬ力   


 6 麓には適当があり住みやすい    
 7 ふもとの村に来週あたり帰ろうか   
 8 山河を越えていまありがたきふもと道      
 9 麓からそっと眺める子の登山   
10 偏差値は麓に捨てて山高し   

11 麓から山のむこうへ馳す想い     
12 ふもとから伝説がこんこんと湧く     
13 ふもとに咲いてふもとに散ると決めている   
14 木の香り麓が沈むウイスキー    
15 風花の舞うふもとへと急ぎ足     

16 麓まで壊れぬように持つ卵   
17 選ぶのは自由麓をひと回り   
18 紅白のふもとの村のおまんじゅう   
19 麓まで行こう話はそこからだ   
20 戦闘開始 麓まで雪降りてきた   

21 麓から後半戦を猛ダッシュ   
22 麓には静かな人の静かな答え     
23 いつ切るかなあ麓まで伸びた髪  
24 麓にはなんでもあってつまらない  
25 ふほうきてふもといちまいふゆころも      
26 一年の計も麓のスナックで  


「軽い」
 1 軽やかにちいさく流れ都会人    
2 軽いまま一年を飛んでゆけたら    
3 足取りが軽い 家でおはぎが待っている   
4 コンビニにずらり並んだ軽い日々   
 5 上辺だけ軽いクリーム乗せている   
 
 6 軽い箱ばかりになってお正月   
 7 午後からのプリンのスプーン舐めながら   
 8 一斉に軽い星座が瞬いて       
 9 いのち叩けば軽い音して苦笑い      
10 変わろうと二枚のつばさ用意する   

11 軽いうそ雪のベールに包んでる   
12  ありがとうを軽くいう人 嫌いです   
13 カタカナに変換して軽くノック   
14 ETはめちゃめちゃ軽い持ち帰る   
15 小さくて軽い幸せだけ掴む  
 
16 ふっと吹くふっとふくらむ鶴になる     
17 軽いめに済ませるあした鳥に乗る       
18 背負い水だんだん軽くなってきた       
19 まざります軽ーく振ってくだされば  
20 母の手に思い出軽く乗っており   

21 どう問えば返事は軽くなるだろう  
22 軽く受け流す度量売ってまいか    
23 いやされるぬいぐるみです ふわふわふわ     
24 軽くなってお空に上る悠々と   
25 焼餅やプウと膨れる軽いヤツ         
26 立春に軽い異動があるらしい  


「響く」
 1 心臓で断続的に響く鈴         
 2 父の声師の声響く初夢よ   
3 響きあうソウルメートを探す旅   
4 何を言うてもアカン煙草も吸うている     
5 がらんどうの体に響く咳ひとつ   

 6 後押しをするように響く一行      
7 餅ベーコンやっぱ査定に響いたか  
8 冬空に響くエレジーねえどうして   
 9 響きあう魂あらば星落ちよ   
10 アンテナを磨く大きく響くよう   

11 新年のかしわ手ひびく杜にいる        
12 横笛のさくらさくらと書いてみる      
13 冬花火閉じたところに響きます   
14 除夜の鐘バージョンアップして響く     
15 打てば響くそんなひとにはなれなくて    
 
16 落葉樹深いところで響く声  
17 冬空にひびく無数の鳥の声      
18 じいちゃんが響くばあちゃん手を合わす    
19 ああ無情 ちょっとの無理がひびきます  
20 鉄よりも重く響いてすすり泣く        

21 こんにちはリレーを走る響かせる   
22 響き合うひとつとひとり昼の月  
23 脳天へ雷鳴 亡母が叱ってる   
24 あるかなき響きは君の風花か          
25 シンバルを一発 運気上げてゆく  
26 響き合うこととてないが箸二膳 

         


コメント(15)

2017年1月度の投句一覧をUPしましたので、確認をお願いします。
間違っていたら、Ryuukoまでメッセージでご指摘お願いします。
間違っていませんように祈りながら…。
「麓」
13 ふもとに咲いてふもとに散ると決めている   
19 麓まで行こう話はそこからだ   
特選
25 ふほうきてふもといちまいふゆころも      

13/自分の道を歩むという決意と姿勢が感じられる。
19/取り敢えずスタート地点まで戻ってゆっくり話し合いたい。
    そうすれば解決策が見いだせるかもしれない。
特選句
25/「ふ」でまとめた面白さ、ふゆころもがいい。

「軽い」
10 変わろうと二枚のつばさ用意する   
13 カタカナに変換して軽くノック   
特選
16 ふっと吹くふっとふくらむ鶴になる     

10/二枚のつばさに惹かれた、とても軽くなれそう。
13/カタカナの軽さ そして「ノック」見つけの面白さ。
特選句
16/折り鶴をふっと吹く、軽くなっていくワタシ。情景が綺麗だ。

「響く」
22 響き合うひとつとひとり昼の月 
特選
16 落葉樹深いところで響く声  

22/ひとつひとりの昼の月 がリズミカル。
特選句
16/最近見た映画(人生、フルーツ。)の中で、
  (風が吹けば、枯葉が落ちる。
枯れ葉が落ちれば、土が肥える。
土が肥えれば、果実が実る。)
というフレーズがあり美しいシーンが蘇った。
「麓」

入選
1 山影に麓晴れたり曇ったり
2 山麓に重い荷物の焼却炉
23 いつ切るかなあ麓まで伸びた髪 

特選
16 麓まで壊れぬように持つ卵  
 
   1/この山影がくせもの
   2/そろそろ山麓まで運びたい荷物
   23/自分に甘くて期限を切れないこと多々
  特16/大切なものは、「可能性」なのだろうか。


「軽い」

入選
5 上辺だけ軽いクリーム乗せている
9 いのち叩けば軽い音して苦笑い
21 どう問えば返事は軽くなるだろう

特選
19 まざります軽ーく振ってくだされば  

   5/こんな時もないと息詰まる?
   9/共感しました。 
   21/大事なことほど、質問するのが難しいです。
  特19/私、まだ柔軟ですのよ、というカンジでしょうか。


「響く」

入選
6 後押しをするように響く一行
13 冬花火閉じたところに響きます
22 響き合うひとつとひとり昼の月

特選
26 響き合うこととてないが箸二膳 
   6/この一行がないと決心できなかったかも。
   13/最後のあの音がやけに大きい…。
   22/ひとりを楽しむこころを感じました。
  特26/ふたりでスタートして、結局またふたりに。箸二膳が感慨深い。
リリーさんの預かり分です。

「麓」

13.ふもとに咲いてふもとに散ると決めている
22.麓には静かな人の静かな答え
 とても潔い2句。ちょっと憧れます。
 特選
23.いつ切るかなあ麓まで伸びた髪

 大人のファンタジー。もう、切る必要はないのでは?


「軽い」

16.ふっと吹くふっとふくらむ鶴になる
 ふっと吹く息を送るのは、生きている人間の行為。
 まさに息吹、ですね。

19.まざります軽ーく振ってくだされば
  この他力本願な感じが、題の「軽い」にぴったり合っています。
 まざることに抵抗感が無い所もこの句の魅力です。

特選
4・コンビニにずらり並んだ軽い日々
  この軽さこそがコンビニエンスストアの信条なのでしょう。うまい。

「響く」

5.がらんどうの体に響く咳ひとつ
 発想としてはよくあるものとは思う。けれどよく共感のできる1句でもある。

6.後押しをするように響く一行
 一生忘れられない一行なのかもしれません。

特選
9.響きあう魂あらば星落ちよ
大きく出たな!と思います。しかしこの大袈裟加減に救いがある。
【麓】

<入選>
26 一年の計も麓のスナックで 
     「麓」が生きている。
      行ってみたいと思わせる「スナック」に
      なっている。

23 いつ切るかなあ麓まで伸びた髪
      髪の毛の先を「麓」とする。
      もうこれだけで入選。
      おもしろい。

13 ふもとに咲いてふもとに散ると決めている  
      花の世界を描いて
     「決めている」で作者につなぐ
      この書き方が心地よい。

<特選>
6 麓には適当があり住みやすい
      句語として「適当」が新鮮。
      いろいろなことがあればこそ
      ほどほどに魅力を感じる。
      

【軽い】

<入選>
15 小さくて軽い幸せだけ掴む
     「だけ」と言いきれる作者。
      納得できる[幸せ」の実感が
      あるのだろう。

19 まざります軽ーく振ってくだされば
      まざるのに時間がかかる人と
      そうでない人がいる。
      どちらでもいいと思う。

21 どう問えば返事は軽くなるだろう
      軽く答えて軽くならず
      重く答えて軽くなることがあるので
      相手のことを思うしかない。

<特選>
26 立春に軽い異動があるらしい 
     「軽い」に実感がある。
      その人の人生を変えてしまうほどの
     「異動」もある。それが現実。


【響く】

<入選>
6 後押しをするように響く一行
      言葉は言葉だけのことしかないと
      思えばさみしいが
      そうではないと信じたい。

5 がらんどうの体に響く咳ひとつ
      すぐに「心」にいかないところが
      魅力になっている。
      心のことでもあるとわかるから。

13 冬花火閉じたところに響きます
      見ているものが
      見ている人の心にすべてつながっている。
      そのことを教えてくれる。

<特選>
26 響き合うこととてないが箸二膳
     「箸二膳」がとてもいい。
      それは、ふたりを想像させてくれること。
      言えばいろいろあるが
      それでもお箸が並んでいる。

【麓】

<入選>

 6 麓には適当があり住みやすい
     
     何事も 適当に過ごせるのは 人生の醍醐味
    

13 ふもとに咲いてふもとに散ると決めている  
      
     佳きかな 人生!


22  麓には静かな人の静かな答え

       穏やかな日々に憧れている

<特選>

19  麓まで行こう話はそこからだ

       そこからだ の 一大決意
      

【軽い】

<入選>

 4 コンビニにずらり並んだ軽い日々

        生活のオモサを振り払って・・人は人とて これから帰宅

       
 9 いのち叩けば軽い音して苦笑い

        何となく楽しくなって 哀しくなって 
       

26  立春に軽い異動があるらしい
       
        立春 軽い異動 あるらしい 美味しい川柳をご馳走さま!   

<特選>
              
15  小さくて軽い幸せだけ掴む

        勉強になりました!

【響く】

<入選>

 4 何を言うてもアカン煙草も吸うている

        まったくウチのオトンときたら。だけど好きやネン


11 新年のかしわ手ひびく杜にいる

       お願いごとのついでに ご朱印も 明治神宮へ。


16 落葉樹深いところで響く声

        真面目に生きて行かねば・・・なれど
 
<特選>

15  打てば響くそんなひとにはなれなくて

        そして とうとう このトシになりました。



.

.
「麓」
 4 おでんグツグツ麓は今日も雪催い   
  麓では様々な日々、おでんでホッコリしたい日もあります。
19 麓まで行こう話はそこからだ   
  麓に下りて現実に戻ってからですかね。
特選
16 麓まで壊れぬように持つ卵   
  いいですね。

「軽い」
17 軽いめに済ませるあした鳥に乗る       
  やさしい心遣い
19 まざります軽ーく振ってくだされば  
  ちょっとしたきっかけを待ってます。
21 どう問えば返事は軽くなるだろう  
  思いやり
特選
26 立春に軽い異動があるらしい  
  ワクワク感がよく出てると思います。

「響く」
16 落葉樹深いところで響く声  
  何を叫んでいるのでしょう。
26 響き合うこととてないが箸二膳 
  箸二膳がいいと思います。
特選
25 シンバルを一発 運気上げてゆく  
  ガンバレと自分に気合い。明るいのがいいです。
「麓」

入選
20 戦闘開始 麓まで雪降りてきた   
21 麓から後半戦を猛ダッシュ   

特選
13 ふもとに咲いてふもとに散ると決めている   

20/油断大敵。戦うしかありません。
21/ダッシュする力が残っている。素晴らしいです。

13/「決めている」の力強さにひかれました。


「軽い」

入選
2 軽いまま一年を飛んでゆけたら    
21 どう問えば返事は軽くなるだろう  
23 いやされるぬいぐるみです ふわふわふわ     

特選
4 コンビニにずらり並んだ軽い日々

2/何事もなく平凡な一年を送れたらそれが幸せ。
21/軽い返事を期待しているのか、それとも自分自身への問か、、、考えています。
23/「軽い」感じが表れています。

4/コンビニを頼りにしている生活。考えさせられます。


「響く」

入選
13 冬花火閉じたところに響きます   
23 脳天へ雷鳴 亡母が叱ってる   
25 シンバルを一発 運気上げてゆく  

特選
6 後押しをするように響く一行 

13/冷たい夜空に上がる花火が目に浮かびます。
23/お母さんの凄い一撃。ありがたいです。
25/気合を入れるのにシンバル!いいですね。

6/必要としている時に必要な一行が。素晴らしい出会いです。  
「麓」

入選
26 一年の計も麓のスナックで
13 ふもとに咲いてふもとに散ると決めている  
25 ふほうきてふもといちまいふゆころも      

特選 
22 麓には静かな人の静かな答え

26/麓で唯一のスナックで麓の人たちと語り合う
一年の計。
13/ふもとへの愛着を感じる。ふもとが素敵なところに思える。
25/感覚で味わいたい句。ひらがながふゆの世界へ誘う。

22/麓には静かな暮らしがありその暮らしが育む答えがある。

「軽い」

入選
4 コンビニにずらり並んだ軽い日々
6 軽い箱ばかりになってお正月
21 どう問えば返事は軽くなるだろう  

特選
16 ふっと吹くふっとふくらむ鶴になる     

4/何でも揃っているが確かに軽い。
6/お正月に気持ちの上では改まる。
21/返事があまりない相手に対してのことでしょうか。

16/息を吹き込めば命の通う鶴になる。

「響く」

入選
26 響き合うこととてないが箸二膳
5 がらんどうの体に響く咳ひとつ 
22 響き合うひとつとひとり昼の月

特選 
18 じいちゃんが響くばあちゃん手を合わす    

26/箸二膳はお互いなくてはならないように置かれている。
5/咳ひとつが体に応える、まるで悩みごとのように。
22/昼の月のようにかすかなものと深く響き合っている。

18/じいちゃんが鐘を打つ、そしてばあちゃんと一緒に拝んでいる
光景がうかぶ。 
【麓】
20 戦闘開始 麓まで雪降りてきた
9 麓からそっと眺める子の登山      
26 一年の計も麓のスナックで  
特選
6 麓には適当があり住みやすい    

20/大雪のニュースを見て、まさに戦闘なのだなと思います。
9/登りたい山。登るべき山。登らざるをえない山。たくさんの山がある。
26/いいないいな、麓の灯りのあったかさ。
6/私もぬくぬくと麓にいます。


【軽い】
3 足取りが軽い 家でおはぎが待っている   
6 軽い箱ばかりになってお正月   
1 軽やかにちいさく流れ都会人    
特選
16 ふっと吹くふっとふくらむ鶴になる     

3/こういう幸せを積み重ねたい。
6/捨てたり失くしたり、去って行ったりで、箱だけが残る。
1/「ちいさく流れる」が、しみました。とんがってはいられなくて軽くなる。
16/「軽い」の題で折り鶴という新鮮な驚き。そのぬくもりのある表現も好きです。


【響く】
25 シンバルを一発 運気上げてゆく 
11 新年のかしわ手ひびく杜にいる        
特選
26 響き合うこととてないが箸二膳 

25/あの強い響きに、「運気上げてゆく」がいいですね。
11/新しい年の清々しいひととき。しんと響きます。
26/日々の暮らしの積み重ね。うまいなぁ、とため息。




「麓」
入選
6 麓には適当があり住みやすい 
22 麓には静かな人の静かな答え 
24 麓にはなんでもあってつまらない
特選
19 麓まで行こう話はそこからだ

コメント
6/山のてっぺんや中腹では適当ってな訳にはいかない。確かに麓には適当がありますね。
22/静かな人の静かな答えはどんな答えなのだろう。麓というものの側面をとらえている。
24/適当ってことはつまらないことなんだ…ともいえる。
10/そうだ!そうだ!とりあえず麓までは行かなくては何も始まらない。

「軽い」
1 軽やかにちいさく流れ都会人   
2 足取りが軽い 家でおはぎが待っている 
16 ふっと吹くふっとふくらむ鶴になる
特選
19 まざります軽ーく振ってくだされば

コメント
1/都会人のことをうまく言い得て妙。
3/甘党ですね!辛党なら熱燗かな。でも決しておはぎが動くのではないですよ。作者が甘党であるとしっかり言っているのですから、いいのです。おはぎはただのおはぎではないかも…。
16/軽いの言葉はどこにもないけれど、「ふっと吹く」も「ふっとふくらむ」軽い様子の表現です。おしゃれです。
19/あまり強く振ると分離する。軽―くがいいです。

「響く」
 6 後押しをするように響く一行 
16 落葉樹深いところで響く声
22 響き合うひとつとひとり昼の月
特選  
25 シンバルを一発 運気上げてゆく

コメント
6/この一行は堪りませんね!
16/裸樹になっている冬の樹の音。耳を澄ませたくなります。
22/ひとつとひとりが何とも言えなくいいです。
25/シンバルを高らかに、今年の初めの運気です。文句なし。
【麓】
入選
14 木の香り麓が沈むウイスキー    
24 麓にはなんでもあってつまらない  
13 ふもとに咲いてふもとに散ると決めている   
特選
6 麓には適当があり住みやすい    

14 すっきりとした味わいの句  いろいろと想像できる。
24 隠遁者の気分 なんでもあることは工夫がなくなりますね。
13 頂上を目指すことがカッコよかった時代や競争原理をきっぱり手放すのもいい。
特選
6 「適当」が効いている。発想がみごと。


【軽い】
入選
21 どう問えば返事は軽くなるだろう  
2  軽いまま一年を飛んでゆけたら    
26 立春に軽い異動があるらしい  
特選
6 軽い箱ばかりになってお正月   

21 思慮ある一句 人を慮る心理を書いているのが新鮮
2 557がつぶやきのような、そして素直
26 組織変革に伴う大異動に対して「軽い異動」が目新しい
特選
6 重箱のことか、休息か、核家族化?「軽い箱」に
ずっしりと考えさせられた句。

【響く】
入選
13 冬花火閉じたところに響きます   
23 脳天へ雷鳴 亡母が叱ってる   
26 響き合うこととてないが箸二膳 
特選
16 落葉樹深いところで響く声  

13 冬花火は独特な感じがあり複雑に美しい。「閉じたところに響く」がしみる。
23 これ、実感としてわかります。
26 日常とは、こういうことなのかな。小津映画みたいな。
特選
16 内省的な味わいが「落葉樹」と「深いところ」「声」から立ち昇り
映像が浮かぶ。入り込める句はやはりいい句だと思う。
【麓】

17 選ぶのは自由麓をひと回り  
9 麓からそっと眺める子の登山 
14 木の香り麓が沈むウイスキー     
 
特選  
5 麓には黄金(きん)の水あり死ぬ力   

17/発想がユニーク。さてひと回りの後、答えは出たのだろうか。
9/目の届かぬところに行っても、眺め続けるように見守っているのだろう。そんな愚直な親心にじん。
14/ウィスキーのキャッチコピーみたいだけれど、麓がシブく生かされているなと。
特選/ガツンときた一句。死ぬ力は生きる力と表裏一体。黄金は生命の色でもある。

【軽い】

8 一斉に軽い星座が瞬いて  
1 軽やかにちいさく流れ都会人
18 背負い水だんだん軽くなってきた

特選
16 ふっと吹くふっとふくらむ鶴になる 

8/なんの前ぶれか。
1/下五の「都会人」は正直ちょっと肩すかし。けれど「軽やかにちいさく流れ」のフレーズがとても素敵でいただいた。下五によってはさらに魅力がアップしそうな一句・・・と読者は欲ばり。
18/老いに吐息をつきながらも、詠み口に明るさ。
特選/ふっとの軽さ、あたたかさ、深さ。

【響く】

13 冬花火閉じたところに響きます
18 じいちゃんが響くばあちゃん手を合わす
24 あるかなき響きは君の風花か  

特選
26 響き合うこととてないが箸二膳   
 
13/冴えた言葉選び。ただ「ます」のやわらかさが、この句のトーンに合っているかどうか。
18/「響く」の使い方が絶妙。
24/透徹の詩情。
特選/川柳だなあ。ユーモアとペーソスをもって夫婦の暮らしが味わい深く描かれている。

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