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SAABコミュの9-5スパイラルケーブル修理レポート

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先週の続きです。
先週の作業はここに。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=8821072&comm_id=6888

ようやく時間が取れたのでハンドルを外して、スパイラルケーブルを解析してみました。
スパイラルケーブルは、中にグルグル巻きのFPC※が入っている構造で、まさに「スパイラル」でした。

このFPC、柔軟性があるのはいいのですが、線材そのものは非常に薄い金属のリボンなので折り曲げには弱い性質があります。調べてみると、線が中に入ってきた部分のところで折り曲げが発生していて、折れたところが見るからに痛んでました。
一度線を固定して、テストでは上手く行ったのですが組み付けてみるとやはりダメなので、最後の手段をで折れた部分の被覆を剥がして、ハンダでブリッジを作って導通させてしまいました。その上で再度折れ曲がらないように、厚手の両面テープを敷いて固定しました。テスターで導通を確認したところ、もう一本の線もちょっと不安定だったので、二本ともハンダブリッジを施工しました。
これで組み付けてみると、ステアリングスイッチとホーンの機能が完全復活して修理完了です。

今回ついでにステアリングスイッチの解析も同時にしてみました。ホーンスイッチはステアリング側のエアバッグを受ける枠がスプリングで浮かせてあって、ステアリングのベースに接触させることで導通するスイッチなのでこれは抵抗値ナシですが、各スイッチには抵抗が入っているので数値を読んでいきました。
予想通り最も抵抗値が低いのが音量下げのボタンで、以下「N」の字の逆書き順で抵抗値が上がっていきます。
この解析結果から、ステアリングスイッチで音量下げを押しても音量が上がるようになったら、スパイラルケーブル不良の予兆と言えるようです。スパイラルケーブルの接触不良が発生して抵抗値が大きくなった場合、ショート状態のホーンボタンを押してもSID側はオーディオの音量下げ信号と判断してしまい、あとは前述の順番にスイッチの動作がズレて行きます。

他社のステアリングスイッチの配線がどうなっているのかは不明ですが、結局エアバッグ含めてステアリングに入ってる線は4本でしかないので、かなりシンプルな構造と言えるでしょう。
実際FPCの各線の間隔も広かったので、裏技で対応することが出来ましたし。

やってみようと思われる方はいらっしゃらないと思いますが、くれぐれも自己責任でお願いいたします(笑)。

※FPCの解説は以下に。
http://www.fujikura.co.jp/elect_material/ej1_010/ej1_010.html

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