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てんみくろんの会コミュの阿波への旅?〜(2)

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旅の2日目、午前7時頃ドアのノックで出てみると大森氏の笑顔が^^
お願いしていた最高品質の精麻50本(1本の長さ約2メートル)と精麻で編んだわらじ一対を持ってきてくださいました。
さっそくその金色に輝くわらじをはいて歩くと、足裏がふわふわして心地よい♪



今日は午後から第3回阿波歴史民俗研究会主催のセミナーが開かれる。
タイトルは『麻文化と日本新時代の幕開け』となっている。
詳しいことは何も知らないままに、栃木の大森氏が講演するということで誘われた流れが、わたしの今後の生き方を左右することになるかも?




午前中は、まず「大麻比古神社」に関係者全員で参拝し、阿波歴史民俗研究会の林会長の誘導によって神社周辺の実地検分を〜^^



広大な神社を囲むように麻栽培が行われていた伝承や古書などから、麻栽培の第一人者である大森氏の意見を聞くためであるようでした。
風の流れや陽の射す方位、緩やかな浅い川の流れ、土の状況など大森氏の実検分によって、確かにこの周囲の地形は大麻比古神社を抱きかかえるように裾野全体で麻栽培が行われていたと思われることが伝えられた。



麻は「衣・食・住」を含む暮らしのあらゆる分野を支えることのできる聖なる植物で、かつてこの地から麻の種を持ち、日本の村作り、暮らし作りを進めていったことなどが話し合われる。




「大麻比古神社」の御祭神は、大麻比古大神  猿田彦大神
と書かれ、麻の文様が、そのまま神紋となっています。




お二人の会話を聞いている内に、広大な大麻畑が神社を守るかのように広がっていき、人々が笑いながら暮らしている懐かしい?光景がありありと感じられました。





午後からは、近くの香川豊彦記念館に入る。
ここからは内容が豊富すぎて、とてもその詳細を書くことはできません。


阿波歴史民俗研究会会長の林 博章氏は高校の歴史教師をしながら数十年かけて研究・実地検分などを続けられている精力的な方で、クラブ活動の野球部部長もされているとのことで、一人一人の才能を見出しながらも同時にチームの調和を図っていかれる手腕が、垣間見られました。



林氏と大森氏の出逢い・協働は必然の流れのようで、今後が楽しみです。
日本人の魂のルーツ及び文化のルーツとも絡み、世界平和樹立に大きな大きな役割を持っていらっしゃるように感じました。
また自然の循環と調和して行われていた古代農法を研究していらっしゃる農業大学の教授からのお話があったり、多方面から閉塞的な現代文化を本来に戻していく流れの提言や報告などなど・・・・
聞いていると、鳥肌がたったり、涙がでてきたり〜で嬉しい感動に包まれていきました。




内容の一部ですが、資料としていただいたものから「日本人と大麻」のみを転記させていただきます。



【日本人と大麻】
・大麻と日本人との関わりは世界で最も古く、約1万2000年前、縄文草創期の鳥浜海塚(福井県三方郡三方町)から、世界最古の大麻製縄、縄文前期の大麻製編物と大麻種子が出土。

・布目順郎氏の研究成果「弥生時代から古墳前期にかけて日本で織物の材料となったその主人公は大麻であった。弥生時代の植物繊維製品の出土品は、20種のうち4種類が木綿などの樹皮繊維等であった以外はすべて大麻製である。

・大麻は「神が宿る神聖な繊維」と見なされた。大麻の持つ神聖さが邪気・悪霊・災厄などの穢れを祓う思想は、神代にまで遡る日本精神文化の根幹をなすものであった。『古事記』(上巻)の天石屋戸条を参照すること。

・『古語拾遺』には、阿波忌部が神事の麻や麻布を調達したとある。神道祭祀の最重要なものは、神社の祭具たる御幣には「大麻布」が用いられた。神主が祓いに用いる「大麻」は、神道の最重要神具で、神事に必ず用いられ、その大麻の威力をもって国中の罪や穢れが祓われた。

・麻縄の用途には、「ものを縛る」「束ねる」「吊るす」「土器に縄文をつける」「釣糸」「弓の弦」「袋の口をしめる紐」「鏡・首飾り・腰飾り等の孔に通す紐」「縄帯」「衣服の腰紐」「縫い糸」「編み物の材料」「船の舫い綱」「海人の命綱」「延縄」「墨縄」「石斧と木材とを結びつける」「鏃と木材を結びつける」「馬具の手綱」様様な生活文化の中で「麻」を利用してきた。例えば、赤子の着物である産着に「麻模様」を用いるのは、魔除けの意味と、麻のように真直ぐに育つことを赤子に願ったもの。大相撲の横綱の綱に「大麻」を用いるのは、麻を撚った大相撲の横綱は、注連縄の意味をもつとともに、強さの象徴で、それは麻の呪術性や強さにあやかるもの。「大麻」そのものに神が宿るとされ、大麻(大幣)が神主により振られるが、伊勢神宮より授与される神苻・神札は「神宮大麻」と呼ばれ、神主や氏子たちが配付していたのだ。その他、麻は近世から現代まで神事だけでなく、蚊帳・下駄の鼻緒の芯縄・魚網・釣糸・凧糸・電柱の命綱・馬の手綱・弓弦、麻の芯の部分であるオガラは、懐炉灰の原料や屋根材としても使用された。





日本及び日本人とは?の歴史的考察を膨大な研究と実地調査で纏めあげられた本が発刊されていますので、より詳しいことをお知りになりたい方は以下の出版物をお求めくださいませ。



『日本の建国と阿波忌部(いんべ)〜麻殖郡(おえぐん)の足跡と共に〜』
編集・著者・発行者 : 林 博章
3,000円
B5判 315頁



また大森氏からのご報告の一つに大凧揚げのストーリーが披露されました。
敗戦直後の昭和21年、人々の心を高揚するために静岡で大凧揚げが行われたのだそうです。凧の重さは1トンでそれを支える綱として大麻綱が奉納され、毎年使用され続け63年になるそうで、ついに新しい大麻綱の製造が必要となり、その依頼を受けられたとのこと。
「1トンの大凧揚げに使用して63年間使用できるものを創ってほしい」との依頼。
もちろんその依頼を快く受諾されたとのことです。


大森氏製作の大麻綱が完成し、1トンの大凧が富士山に向かって舞いあがる時には、ぜひとも現地でそのエネルギーを心身に通したいと思います。




地域おこしマイスターでもある大森氏から日本再生への鍵は人にあり、その象徴は麻の復活でもあることが語られ、林氏からも大麻比古神社を中心として日本及び日本人の目覚めを促し、世界の再生を視野に入れた活動をしていくことが力強く語られました。




つづく・・・・



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