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その時歴史発見!コミュのシドニー軍港攻撃に思う

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8月始めに入院をしていて、日記に書き込んだものと同文で申し訳ありませんが、このところ休眠状態だったので・・・
以下が本文です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 この頃、浮世を離れ、世情に疎いながら(テレビもなく)、新聞で戦時中の“シドニー湾攻撃”に関する記事が掲載されているのを見つけました。

 戦史に有名な作戦ですが、これは飽くまでも“決死の作戦”であるものの、いわゆる“神風”に代表される死ぬだけのための特攻作戦とは違い、生還を期した作戦でした。

 事実、潜航艇を発進した母艦潜水艦隊は、予定会合海域で、3隻の帰還を作戦通り待った後帰投しています。


 私が10年以上前に、友人を尋ねてシドニーに行った時に、逢うまでの時間潰しに現地のバスツアーに参加しました。

 奥深なシドニー湾の、そのまたかなり奥の高台にバスが止まりました。

 特に、他に比べて優れた景観という訳ではない、その場に降ろされ、恰幅の好い初老に近いガイドが得意気に説明を始めました。
 勿論、それなりの日本語で…

 “戦争中、日本の特殊潜航艇が3隻もシドニー湾に侵入してきた。”
…というので、武勇伝かな?と思って聴いていると、

 “シドニーは、連合国の南太平洋最重要港。万全の防御を施していた。
 その警戒の中を、勇敢な日本海軍の小さな潜水艦が入り込んで、攻撃を仕掛けてきた。
 失敗すれば助からない。しかし、成功しても、必死で追撃する大小何百の艦艇を振切って、どうやってこんな奥深な湾から脱出するつもりだったんだ。
 イヤー、奴等はすごい!”
と、逆に自分のことの様な自慢話?
 20人前後のツアー客も、新婚が多かったせいか、話しの終わる頃には、それぞれ、散ってスナップを写したり、おしゃべりしたり…
 最後まで説明を聴いていたのは4〜5人?だったか。

 話が済んで、
“ありがとう!日本人には、余りこの話しは知られていないけどオージーにそれだけ讃えられて、同じ日本人として嬉しい”のような御礼をあやふやな英語で伝えました。

 そして、たまたま、この話を知っていて、隊員の中に同県人が居た事等をはなしたあと意気投合。
 オージーが日本語で、日本人が超ブロークン(ブレーク以前の問題ないでした)英語で…

 最後には
“俺はアメリカは好きじゃない。これからは、日本人と力を合わせなければいけないと思っている。
 なあ、兄弟!”みたいになって、互いにファーストネームで別れを告げました。


 脇道にそれましたが、彼らの命を懸けた勇気が、日本人よりも、外国の人に深い感銘を与えていることを知らされるました。
 他にも似たような事が多々ありました。(戦争に関したことだけでなく、トルコ人は、日本が人道の国だと思って日本に来たと言っていました。等など)
 明治以来の小国日本の先人達の、血の滲む努力を、いつの間にか忘れて傲慢になることのないようにしたいものです。


 国利国益、企業利益、私利私欲…営利優先…が今の日本で膨らんでいない事を願うばかりです。



 資料に拠らず、記憶を頼って書いたので、史実に誤りがあれば、御遠慮なくご指摘下さい。

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