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チェダゼミナールコミュの地域通貨とコミュニティ

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地域経済論B

第8章 

地域通貨とコミュニティ

04EE769

与田 光将

参考文献:環境としての地域 晃洋書房 中村守 秋田清編 2005年   
    :悪魔の予言 講談社 日下 公人著 1997年
    :女は恋愛でバカになる 集英社Be文庫 田嶋陽子著 03年
    :日本社会論の再検討 未来社 東洋大学白山社会学会編 95
     年


 地域通貨とは何であろうか。一般的に言われているのは「特定の地域内、あるいはコミュニティ内において限定的に流通する価値の媒体であり、しばしば、現行の法定通貨(日本円、米ドルなど)では表現することが困難な社会的価値、あるいはコミュニティ独自の価値を交換・流通させるために運用されるもの」と定義されている。導入の目的は、地域コミュニティの再生、街づくり活動の活性化、商店街の活性化、地産地消の促進、不況からの脱出などであるが、大別すると次の三つである。?経済循環指向型⇒特定の地域内で通用する地域通貨の特性を生かして、地域外への富の流出を防止し、限定された地域内の経済循環を促進することで、地域の商業・経済の活性化につなげる。?プロジェクト指向型⇒地域の公共的な活動の支援を最大の目的とし、参加者間の交流を通じたコミュニティの形成、参加企業・商店等への集客や消費促進。?コミュニティ指向型⇒地域コミュニティの再構築や、新たな人間関係作りの促進を目的とする地域通貨。これまで金銭的価値として評価されることのなかった地域におけるサービスや家事手伝いなどを評価し、コミュニティの絆や助け合いの輪を広げる。
わが国での地域通貨の取り組みで代表的なのは、1997年に加藤敏春氏(当時、通商産業省勤務)が提唱した「エコマネー」であろう。これはエコロジー(生態環境)、エコノミー(経済)、コミュニティー(地域)、マネー(お金)の4つの意味を含むわが国で生まれた造語である。町や市など比較的狭い地域で限られたメンバーの間で条件を決め、特定の財(商品)やサービスの交換に使う通貨であり、通常の通貨「円」とは異なる。老人介護のようなボランティア活動の価値を評価する手段として注目されている。
家事労働がちゃんと通貨に換算されるとなると、一物一価の問題は孕むものの、基本的にはフェミニストにとっては良いことであろう。しかし、地方の寂れた商店街を救済するという意味合いでの地域通貨なら私は解せない。まずは商店街店主の自助努力が先決であり、商店街に魅力があれば地域通貨に頼らずとも活性化する。私は基本的に地域通貨は日本に浸透しないと見ている。なぜなら、わが国には「結い」の思想が今日も根強く浸透しているからである。 November 8, 2005

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