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チェダゼミナールコミュの教員採用試験 参考書 オープンセサミシリーズ2009年 教育心理

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? 教育心理学の歴史・意義・定義

教育…ほかの動物にはない、人間固有の行動

ヴント…ライプツィヒ大学に実験心理学を創設した1879年から、心理学が独立した学問領域として歩みだした。
※心理学の創始者はヴントだといえる。

「こころ」あるいは意識を直接研究する方法がないことから、人間の行動を研究の対象とし、その行動から「こころ」を推測するという方法がとられるようになった。このような立場の代表例がワトソンの行動主義である。行動主義は、人間の内的な過程である「こころ」や意識についてはブラックボックスとして不問に付し、行動と予測と制御をその研究目的とした。
 またワトソンは環境優位説を唱えた。「自分に12人の健康な赤ん坊とその子供たちを育てるための特別な環境を与えてくれるならば、その子の才能・好み・傾向・人種にかかわりなく、医者でも法律家にでも、必要とあれば乞食にも、盗賊にも育て上げることができる」と言った。

プログラム学習…簡単な内容から徐々に積み上げていく。

無意識…本人がどのように努力しても意識化できないもの。ヒステリーなどの精神病理を引き起こすエネルギーとなっている。無意識に貯えられるエネルギーは人生の初期の体験に基づいて形成される。
フロイトによると性格形成は、それぞれの発展段階で満たされるべき欲求を満たしてきたかどうかによって決定されるものであるとされる。

教育心理学…教育の方法を心理学に求めたのはヘルバルトであり、彼の教育心理学が出発点と考えられる。

観察法…最も素朴であるが最も重要なもの。すべての科学的研究の基礎となっている。

レディネス…ある学習を行うための準備状態。

相互作用説…遺伝的な素質・可能性と環境条件の双方が重要であり、どちらか一方だけが整っていても特性は顕在化しないこと。

発達段階説…乳児期・幼児期・児童期・青年期・成人期・老年期

乳児期…生後2歳ごろまで。母子のアタッチメント(愛着)が成立し、歩行と言葉の獲得期である。出生後一ヶ月までを特に新生児期という。

人見知り(8ヶ月不安)…生後8ヶ月くらいに母親とそれ以外の人物とを識別し、見知らぬ人の前では泣いたりする。

生理的早産…生後約1年間は自力で移動したり食べたりできない未熟な存在。つまり早く生まれすぎる。ポルトマンはこれを生理的早産とよび、本来なら胎内にいて育つはずの期間を指して子宮外乳児期という。

臨界期…刷り込みの成立する時期。

幼児期…第一次反抗期。自分の視点からのみ物事を理解する自己中心性、物質にも生命があると考えるアニミズムといった特徴がピアジェによって示されている。

児童期…活動は家族から友人へと移っていき、社会性が発達し、仲間関係が広がる。特に児童期の後期9〜12歳をギャングエイジと呼ぶ。
※ やっちくん タニオン

青年期…12〜25まで。ただし成人にいたるまでの期間は個人差が大きい。親への依存と独立の間を行き来しながら、心理的離乳を果たそうとする。

ピーターパン・シンドローム…大人社会への参入を拒否している男性が示す心の症候群。カイリーが提唱。

シンデレラ・コンプレックス…ダウリングが提唱。いつか王子さまが現れ、その人に自分の人生を任せて守られたい。自立を回避し他者(男性)によって救われたい。

青い鳥症候群…自分にもっと適した職業があるのではないかと思い込み、離転職を繰り返す状態。

マージナルマン…境界人。周辺人。どんな集団にも絶対的信頼を寄せることができず、複数集団間の境界領域に位置している人のこと。

成人期…25〜60まで。独立して社会的な活動により生計を営む。経済的自立は成人期の課題である。

フロイト…幼児期の性的外傷体験は後の人生に大きな影響を及ぼす。そこから幼児性欲の概念へと発展し、性的エネルギーであるリビドー(ラテン語で欲望)という概念によって力動的に発達。リビドーは発達段階によってその得られる快感・満足が異なる。リビドーは人間のあらゆる活動の源である。つまり性的エネルギーは生きるエネルギーの源なのである。
※一概にはいえないが、性欲の強い人ほど活発的であり、性欲のない人ほど消極的である。

発達…心理学における発達の概念は衰退も含む変化である。

(口唇期)…出生から一年の期間。哺乳することで満足。
(肛門期)1歳〜3歳。幼児期前期。排泄のトイレット・トレーニングが重要であるし、この時期はいかに上手に排泄ができるかによって快楽が決定付けられる。
(段根期)3〜5歳。幼児期後期。男児の場合ペニスが最大の快感をもたらす。5歳ごろにはエディプス期と呼ばれる時期に入り、両親とのエロス的葛藤(異性の親への愛)を体験する(エディプス・コンプレックス)。そして、両親の道徳的、禁止的側面に対して同一化を行って超自我が形成される。リビドーはいったん抑圧される。女児の場合はエレクトラ・コンプレックス。
(潜伏期)児童期。リビドーは抑圧され、学校での学習や社会的な活動にエネルギーが注がれる。
(性器期)思春期(青年期前期)。リビドーの発達の最終段階で、再び性的活動が再開される。はじめ混乱を経験するがやがて成人の性愛のように性器が支配的となる。

モラトリアム…青年期後期に生活の方向性を定めず、経験を重ねる中でそれを模索している状態を心理社会的モラトリアム、あるいは単にモラトリアムという。ちなみにエリクソンはフロイトの弟子。
※ モゲ・ヨシオのモラトリアム期はもう終わり。

道徳性の発展段階説 ピアジェとコールバーグの研究
(前慣習的水準)
第一段階 罰の回避と権威への服従。罰を加えられないようにし、力に対して迷わず服従する。
第二段階 道具的で相対主義的な志向。忠誠や正義よりも素朴な人類平等主義や互恵性が優先。
(慣習的水準)
第三段階 対人的な調和あるいは「よい子」志向。多数派はよいと受け取る傾向があり、そちらの行動に自分を同調させ、他人から承認される行動をとる。
第四段階「法と秩序」志向。自分の義務を果たし、権威を敬い、社会秩序を維持しようとする。
(後慣習的、自発的水準)
第五段階 社会契約法的志向。正しさは個人的な「価値」や「意見」の問題でありそれが相対的であることが意識される。
第六段階 普遍的かつ原理的志向。正しさは良心による決定と自分で選択した倫理的原理に合致しているかどうかで決められる。

神経型…頭部・脳・脊髄・末梢神経などは生後4年で成人レベルの80%に達し、6〜8歳でほぼ完成する。

生後三ヶ月で首が据わり、生後6ヶ月で座位がとれる。9ヶ月でつかまり立ちやはいはいをし、一年で一人歩きができるようになる。

養育態度…サイモンズ

かまいすぎ(過保護・過干渉) 幼児的 依存的
甘やかし(溺愛) 独立的 反抗的
残忍(厳しすぎ) 逃避的 不安 神経質
無視(無関心)  攻撃的

?学習の理論
スモールステップの原理 正答しやすいように問題をなるべく細かい段階に区切る。
即時確認(フィードバック)の原理 正答か誤答かを学習者にすぐに伝える。

試行錯誤説…学習が試行錯誤によって生じるという考え方。

アンダーマイニング効果…ある課題に内発的に動機付けられて取り組んでいる子どもに、予告をしたうえで外的な報酬を与えると、もともとの興味や関心が低下すること。
※ 荒牧

※パブロフ、スキナー、ソーンダイクは頻出。認知説でも、ケーラーによるチンパンジーの知恵実験がよく出ている。

また当初は外発的であっても、児童生徒の自律性を尊重し、成功体験による有能観(コンピテンス)を育み、教師と良好な関係性を形成することにより、課題の重要性が徐々に内面化され、やがては内発的動機付けへと移行していく可能性がある。
※ 森さん 教育はほめて伸ばすのが基本!

ヤーキーズ・ドッドソンの法則…課題や目標は高すぎても低すぎてもいけない。目標や課題には最適なレベルというものが存在している。

形式陶冶…一般性の高い内容の学習は、後続学習に正の転移が生じると考える。
例 ラテン語教育 ワープロ教育

実質陶冶…学習の転移を最小限に考える。そのため、教育内容としての知識・技術・価値そのものを習得することが目的。

高原現象(プラトー)…途中の中だるみ現象。身体的な疲労や一時的な興味の低下、練習方法の変更、課題の難易度上昇などが理由。児童生徒がプラトーに直面したとき、能力の限界による伸び悩みだという誤った原因帰属がなされないように児童生徒に適切な指導をすることが重要である。
※ 小島 野中

テスト…再生を求める記述式と、再認を求める記号式がある。

忘却曲線…エビングハウスが提唱。記銘してから約30分で半分程度を忘れてしまう。しかし1ヶ月しても2割程度は覚えている。

レミニセンス…一般的には時間の経過とともに記憶成績は低下する。しかし、条件によっては、記銘直後よりも一定時間経過後において成績はよくなる場合もある。これをレミニセンスという。特に原学習が不十分な場合におきやすい。また運動技能の学習においてもレミニセンスが生じる。

系列位置効果…例えば、中国の歴代王朝の名前を順序通りに記憶する場合のように、多くの項目が一定の順序で配列されている系列を学習することを系列学習という。一般に系列学習においては、系列の初頭と終末の部分の学習が容易であり、系列の中央部分の学習は困難で誤りも多い。つまり殷と清は覚えやすいが、それ以外は覚えにくいということである。系列の初頭部分と終末部分の記憶成績がよいことを、それぞれ初頭効果と新近効果という。

ブレーン・ストーミング…創造的思考を活用した討議法。オズボーンが考案。この討議法では質よりも量を重視すること、他人のアイデアを評価・批判しないこと、自由奔放なアイデアを尊重することなどの約束事を前提として、議題を前もって定めず、自分が思いつくままにアイディアを出し合う方法である。
※ アメリカの会議はこれが中心である。だから常に世界の最先端のアイディア商品が生み出せるのである。

ペルソナ…ペルソナ(ラテン)を起源に持つ言葉はパーソナリティーである。

クレッチマーの類型論…総合失調症の人は細身の体格が多く、躁うつ病の人は肥満である割合が高い。

ステレオタイプ…根拠のない強い思い込みをする人。型にはまっている人。例えば血液型占いなどが該当する。

場の理論…レヴィンが提唱。人格は環境(場)から離れて存在するものではなく、常に環境との関係において理解されると強調し、行動の基本理念をB=f(P・E)という公式で示した。Bとは人の行動、fは関数、Pは人格、Eは環境をあらわす。
※ どの高校・どの大学に行くかでその本人の行動やハビドゥスは変わるし、どの家庭に育つかによっても変わる。

作業検査法…人格の影響が現れやすい一定の作業(精神作業)をさせて、その作業の過程と作業量、正確さなどから人格をとらえようとする検査の総称である。有名なのは内田クレペリン精神作業検査であり、福岡市の教員採用試験はこれを実施している。

ラポール…信頼関係

マズローの欲求階層説…採用試験によく出るし、重要な概念。

一次的欲求
第一層 生理的欲求
第二層 安全欲求
二次的欲求
第三層 所属・愛情欲求 家庭を持ったり、家族に愛されること。
第四層 承認・自尊欲求 社会に認められたり、仕事で自分に自信を持つこと。
第五層 自己実現 自分が持って生まれた潜在的可能性を顕著化させていくこと。

欲求不満体制…不適当な反応を生じることなく絶えうる能力もしくはその限界。

フロイトのさまざまな適応機制(自我防衛機制)

? 合理化 自分が行った失敗や不満の真の動機について、もっともらしい理屈をあげて弁解したり正当化したりする。 すっぱいブドウが有名。高い枝になっているブドウを狐が取れなくて、どうせあのブドウは取れないだとかいうこと。
? 投射 自己の内に存在する認めがたい欲求や感情を自分から排除して、他者がもっていると認知する機制。他者に対して敵意をもつ者は、「自分は心の狭い人間だ」と言うような自己価値の低下をきたさないためにそれを投射し、相手が自分に敵意を抱いていると感じる場合が多い。
※ 俺がののを嫌っているのではなく、ののが俺を嫌っていると思うこと。
? 取り入れ(同一視)
他者が自己に期待している態度や価値観を取り入れて自分の基準とし、それに従った行動をとるようになることを示す。尊敬や憧れの対象となる他者や集団をまね、はやっているアイドルのファッションを取り入れることも同一視という。
? 抑圧 嫌なことを無理やり忘れようとしたり、無意識の世界に追いやろうとする。自己の価値観に照らして認めがたい衝動や自尊心を傷つける観念、不快な体験などが抑圧されやすく、そのような傾向を自分は持ち合わせてないかのように感じる。
? 補償 例えば身体上の問題で異性からの評価を得られない男性が、学問に打ち込んでよい業績を上げること。つまりほかで補うこと。
? 代償 ある目標を達成しようとする欲求がかなえられないとき、その欲求が向けられている対象と類似した別の対象に置き換えることで欲求不満の解消がなされること。
寿司 回転
? 昇華 性愛が芸術、攻撃性がスポーツ。ケンカ好きがボクシング。昇華は最も望ましい防衛機制のひとつ。
? 反動形成 正反対の行動をとる。攻撃的衝動の強い人が過度に謙遜的になったり、憎しみを抱く対象を過度にかわいがったりすること。
? 退行 解決することが困難な状況で、自我が合理的な対処法を放棄して、より未発達な段階に逆戻りすること。遊びや芸術活動などによって一時的に退行を生じ、葛藤から解放されて健康を回復する自律的退行と、過去のしこりが残っている時点まで戻って神経症的な人格が固着した病的退行などがある。
? 逃避 困難なことから逃げること。他人を避けて孤立する退避、空想の世界で満たそうとする空想への逃避(白昼夢)、病気になることで現実の困難を免れようとする病気への逃避、直接関係のない他の行動に熱中する現実逃避がある。
? 固着 一定のことを繰り返して気を紛らわす。
? 攻撃 破壊的行動や反抗的態度により欲求を解消する。特定の人物を罵倒したり、ものに八つ当たりしたりするものもあれば、自傷行為などのように攻撃が自分に向けられることもある。

不適応行動の種類
? チック(チック障害)
無目的な行動。指しゃぶり、つめかみ、抜毛、叩頭。
? 緘黙 黙りこくる
? PTSD Post Traumatic Stress Disorder トラウマ フラッシュバック。心的外傷後ストレス障害。自らの生命の危険など、過去の過酷な経験が心的外傷となり、不安や不眠、疲労などの身体症状が現れる。
? アスペルガー症候群…対人関係の形成困難や固執行動などの自閉症の特徴を有するもののうち、知的発達の遅れを伴わないものをいう。Ex藤井 言語発達の遅れが見られない点で高機能自閉症とは区別される。
? 学習障害(LD) 知能の発達に全体的な遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する、推論するなどの特定の能力の習得や使用が極めて困難なことを言う。中枢神経系の機能障害が原因。※定義が明確であるため、頻出。注意欠陥・多動性障害とは区別するように!
? 不登校 平成13年13万人がピーク 全体の1〜2%。クラスに1人ぐらいの割合。
? 摂食障害
? いじめと自殺 教師は常にいじめがあるのではないかという問題意識が必要。弱者へのいじめは人間として許されない行為であるので、毅然とした態度でいじめは許されないことだということが必要。
? 非行 平成18年の刑法犯少年は11万人。非行の多くは初犯型とよばれ、万引き、自転車窃盗などが該当する。16歳が一番多く、ついで15歳、14歳の順。男子8.5万、女子2.5万。
? スチューデント・アパシー 青年期、特に大学生に見られる不適応現象。学業や仕事などの重要な社会的役割(本業)を避けつつも、サークル活動や趣味、アルバイトなどの副業などには熱心。


バーンアウト…医師、看護師、教師のように、善意で行動すればきりがなく、人員不足で多忙を余儀なくされた人が、突然無気力化してしまう。

ダウン症…親の高齢出産での出現率が高い。特異な顔、身体諸機能の発育不全、知的障害。

躁うつ病…がんばれという励ましは厳禁。医師の指導に従って十分の休養をとること。薬を飲むこと。

臨床心理士…修士が前提。

非指示的カウンセリング…ロジャースが提唱。来談者(クライエント)中心療法とよばれる。何が本当の問題で、それはこれからどう変わっていくのかを知っているのは本人だけであると述べ、本人が主体的に自己理解を深めて自己選択して行く新しい立場。
 このカウンセリングには共感的理解が必要であり、クライエントの感情をあたかも自分自身のことであるかのように感じ取ることを指し、自分の視点から相手の気持ちを察する同情とは区別する。
 またクライエントが表明した部分の繰り返しが考えられる。いわゆる伝え返しというやつで、クライエントの言葉をしっかり傾聴していることを伝えるという意味がある。
 またカウンセラーの質問は「はい」「いいえ」で答える「閉ざされた質問」よりも「どのようなことがあったのですか」というように、「開かれた質問」のほうがよいとされる。

カタルシス…語ることですっきり。浄化作用とも訳され、心の中のもやもやを発散することによって、不快感・不安などを減退させること。

森田療法…ありのままの姿を念頭において自己を振り返ることを目的としている。

?学級集団
 学級の集団としての機能を高めることこそが、学習の高まりにもつながると考えられる。

コメニウス…一斉教授の原理を提唱。
一斉教授のメリットは、周りの子が勉強しているので自然に勉強に取り組めること。人間の自然な欲求である社会的承認、参加、成就、愛情などを満足させるのに都合がよいこと。生徒が共通する内容を体験できることなどがある。
 一方短所は個人差に対応しにくいため、落ちこぼれがでる。また教師中心の指導になりやすい。

社会的促進…周りに同様の作業を行う人がいるだけで、作業量が増大する現象がある。オルポートはこれを社会的促進と呼んだ。例えば、人と一緒にご飯を食べると、一人で食べるときよりも楽しく、食も進むが、こうした場合社会的促進という言葉が当てはまる。学級の中では社会的促進が常に生じていると考えられる。

ベル・ランカスター法…年長の成績のよい生徒を訓練して、教師を補助させたり、授業させたりする。欧米で普及。
※ ミセストンプソンがそのやり方。

小学校低学年では、2人ペアからはじめる。高学年では4〜6人で編成する。班内は異質にするのが原則である。学力、性別などで似たもの同士を集めることは望ましくない。成員が同質的な班よりも、異質的な班のほうが、優れていることがわかっている。班編成は定期的に変更し、人間関係を学級全体に広げるように配慮する。
 教師は人間関係や学級の構造を理解し、学習集団としての機能を高める指導に努めなければならない。

ソシオメトリック・テスト…モレノが考案。クラスの好きな人、嫌いな人を書かせて、表に表す。

ゲス・フー・テスト ハーツホーンが考案。「授業でよく発言する子は誰ですか」というようにある特性に関して具体的な場面を指示して、該当する生徒名を書かせる。

勉強…嫌いなことのトップである一方、楽しいほうでも上位にランクイン。つまり勉強は楽しささえ覚えれば、つらいながらも楽しいものとなる。

アカウンタビリティ…教育成果の説明責任。納税者はその支出に見合うだけの成果を学校があげているかを知る権利がある。

相対評価…入試。

個人内評価…以前よりその個人がどのように進歩したかを評価する。

マスタリー・ラーニング…時間を費やせばどの子にもどんな内容でも理解させることができるというキャロルの発想。完全習得学習という。ブルームはそれを実現していくために評価を三つに分けた。
? 診断的評価 まず生徒の状態を的確に判断する。レディネスを見るということ。
? 形成的評価 授業の途中で、生徒の理解の実情に応じて、臨機応変に教材を変えたりしていくこと。ブルームはここを一番重要視した。
? 総括的評価 期末試験など。現在の学校教育では総括的評価に重点が置かれすぎているといわれている。

ハロー効果…光背効果、後光効果。例えば、その子どもの容姿に好感をもつと、性格まで高く評価してしまうこと。

対比効果…評価基準とは本来関係のない教師自身の能力や他の児童生徒が基準となり、評価がゆがむこと。具体的には、教師が自分と比較して評価し、自分の得意分野には厳しく、苦手分野は甘く評価する傾向が見られる。

天井効果 テストが簡単すぎて、満点に得点分布が集中すること。
床効果 テストが難しすぎて、0点もしくはチャンスレベルに得点分布が集中すること。

ピグマリオン効果…教師期待効果 すなわち、特定の児童・生徒に対して、発言の機会を多く与えたり、答えられないときでも他の子たちよりも長い時間待ち続けたりヒントを与えたりする。

ホーソン効果 シカゴの電気工場での実験。作業能率には、労働の物的要因だけでなく、人間関係が大きくかかわること。単に時給のよしあしだけで人は働いたり怠けたりするのではないということ。

アンダーアーチバー 知能の割りに学力が劣っている子ども。学業不振児ともいう。つまり実力が発揮されていないということ。

オーバーアーチバー 学力が知能を上回っている、つまり実力を十二分に発揮できている生徒のこと。

テストの採点の公正を保つ方法

名前を隠して採点する。ハロー効果に対する配慮。よく授業で発表していたとか、普段の態度がよいなど個人に対して教師が持っている印象がテスト結果に影響を与えてはならない。

また論文体テストは、いくつかの答案に目を通してから、解答の類型を把握してから、採点基準を決めるのがいい。そうしないと最初につけた答案と、後につけた答案とで不平等が生じる。

IQ 精神年齢(MA)と生活年齢(CA)との比による。ドイツのシュルテンが提唱。子どもが小さいときほど極端な数値をとりやすい。なぜなら分母が生活年齢(実際の年齢)だからである。

知能の発達と衰退
 新しい事態に対応していく際に必要な流動性知能は成人期以降は徐々に衰えるが、過去の学習経験を基にした判断を行うときに発揮される結晶性知能は成人期以降も上昇を続け、老年期にいたっても衰えにくいといわれている。

創造性と知能、学力 創造性の発揮には基礎的な知識が必要なため、知能がある程度高いことが要求される。創造性の高い人は学習に積極的であり、好奇心も強い。

バズセッション…フィリップス。6・6討議。6人集団の6分の話し合い。異質な成員による班構成が効果的。

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