監督：荒戸源次郎
原作：太宰治
出演：大庭葉蔵 - 生田斗真
堀木正雄 - 伊勢谷友介
常子 - 寺島しのぶ
良子 - 石原さとみ
静子 - 小池栄子
礼子 - 坂井真紀
寿 - 室井滋
平目 - 石橋蓮司
中原中也 - 森田剛
律子 - 大楠道代
鉄 - 三田佳子
2010年／日本／2h14／角川映画
オフィシャルサイト : http://
目黒シネマでの上映 : 2010/8/21〜2010/9/3
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感想用のトピを立てさせていただきました。
どうぞご自由に書き込んでくださいませ。
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コメント(1)
私が高校生だったころに、ちょっとした太宰治ブームがありまして、当時 Hot-Dog PRESS(※1) を青春のバイブルとしていた、凡庸極まりない田舎のいち チェリィ・ボウイであった私は、女子モテたい一心で太宰全作品をあますところなく完全読破したものでした。
『人間失格』は、その同時、勢いで一読してしまった以来で、ストーリーもそれほど覚えていないはずだったのですが、なかなかどうして、映画を観ているうちに物語の内容がよみがえってきました。(※2)
そういった意味ではダイジェストとしてうまくまとまっているような気がします。
しかしながら各エピソードの描写については、なーんか微妙に中途半端かな、と。
とくに"煙草屋の良子ちゃん"の"そら豆を茹でている"シーン。
原作でもたしか "絡み合っている二匹の獣"とかなんとか、あっさりしたものだったのですが、そこはもうあえてガツンといって欲しかったとろです。(他のエピソードもそうなんだけど)
それにしても石原さとみの良子ちゃんは良くできてて、初めて見た瞬間、"あ〜、なるほど良子ちゃんだ"と納得させられてしまいました。
あとは、なんといっても主演の生田斗真が掴みどころのない正確の葉蔵をうま〜く演じていたと思います。
長年、私の中でぼんやりとした輪郭でしかなかった本作の主人公の姿がはじめて見えた気がしました。
とても本城サダメと同一人物とは思えません
ところで、この映画って原作を知らない人が観ても面白いのかしら???
個人的評価:★★ (5つで満点)
※1 後日知ったことですが、Hot-Dog PRESS は、本来ターゲットとしていた男子大学生の間では、その的外れな背伸びした内容から「童貞が書いた童貞のバイブル」と揶揄されていたそうです。どうりで当時の私のハートを掴んではなさなかったワケです。
※2 私が機嫌を損なっている女性に甘いものを食べさせるのは『人間失格』のエピソードの影響なのです。ちなみに、いままで一度も効果のあったためしがありません。なんでだろう??
『人間失格』は、その同時、勢いで一読してしまった以来で、ストーリーもそれほど覚えていないはずだったのですが、なかなかどうして、映画を観ているうちに物語の内容がよみがえってきました。(※2)
そういった意味ではダイジェストとしてうまくまとまっているような気がします。
しかしながら各エピソードの描写については、なーんか微妙に中途半端かな、と。
とくに"煙草屋の良子ちゃん"の"そら豆を茹でている"シーン。
原作でもたしか "絡み合っている二匹の獣"とかなんとか、あっさりしたものだったのですが、そこはもうあえてガツンといって欲しかったとろです。(他のエピソードもそうなんだけど)
それにしても石原さとみの良子ちゃんは良くできてて、初めて見た瞬間、"あ〜、なるほど良子ちゃんだ"と納得させられてしまいました。
あとは、なんといっても主演の生田斗真が掴みどころのない正確の葉蔵をうま〜く演じていたと思います。
長年、私の中でぼんやりとした輪郭でしかなかった本作の主人公の姿がはじめて見えた気がしました。
とても本城サダメと同一人物とは思えません
ところで、この映画って原作を知らない人が観ても面白いのかしら???
個人的評価:★★ (5つで満点)
※1 後日知ったことですが、Hot-Dog PRESS は、本来ターゲットとしていた男子大学生の間では、その的外れな背伸びした内容から「童貞が書いた童貞のバイブル」と揶揄されていたそうです。どうりで当時の私のハートを掴んではなさなかったワケです。
※2 私が機嫌を損なっている女性に甘いものを食べさせるのは『人間失格』のエピソードの影響なのです。ちなみに、いままで一度も効果のあったためしがありません。なんでだろう??
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