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ヴァイオリンへの身体作りコミュのレッスンの記録

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中学3年生女性
音校志望
手は小さめ、背丈小柄だが、肩の辺りの肉付きはよい。

【演奏曲】
・パガニーニ カプリスよりno.20
・バルトーク コンツェルト第1楽章


★レッスン受講動機↓
『姿勢が合っているか不安』
・自分の演奏をビデオで見ると他の人よりも楽器が遠い(駒を見る目線の角度が違う)
・脱力を行って演奏するより 力任せに弾いた時の音の方が、先生に誉められる。
・練習前後の体操を学びたい
・肩甲骨のすぐ下が凝る
・左腕の肘が、ハイポジション時にパキッと言う

━━━━

私の視点

・受験を10日後に控えているので、構えを大きく変えさせるのは避ける。考え、選ばせる。
・楽器を左に寄せて構えている割には、軸が左に入ってないようだ。
・音が汚い。艶がない。響かせきれていない。裏板が身体と共鳴していないせいだ。



【受験者に伝えたレッスンポイント】

・標準の構え方。
→自分がそこからどのくらい違うかを知り、ではどうするか研究する。
・三本の軸それぞれの使い方。回転・しなりを持つということを知る。
研究する人参考→ハーン、テツラフ、ハチャトリアン
・身体をひとまとまりに使えるよう、身体を内観しよう。身体感覚に機敏になろう。


【レッスン内容】

・主要なツボ圧し。体温を上げる
・足裏マッサージ
・身体一体化ストレッチ
・三本の軸の説明
・骨格の説明
・身体の内観
・中心軸の強化
・標準の構えの説明→受講者が研究すべきことを提示
・背骨ほぐし
・手の甲側の筋肉の強化


【受講者の反応】

カレーを食べたときのようにポカポカしてきました。
なぜ身体の末端からほぐしていかねばならないのか、わかりました。
柔軟はやっていたのですが、この方法を早く知ればよかった。


━━━━

自分の身体を開発し、自分で 自身に一番心地よい構え方を見つけてください。
研究してみてまた連絡ください。

と、お話しました。


コメント(85)

◆腕の力みを取り除くために



今日は大人からヴァイオリンを始めた、OL女性のレッスンをしました。
ヴァイオリン歴8年。
ボーイングをしていただくと、弓先まで届かないご様子です。
先弓へ来ると無理して肩から後ろへ引いて動かすので、そのため弓は曲がり 音は痩せます。
彼女の手に私の手を添えてボーイングを手伝うと、腕が力みんでいることがわかりました。
これは、意識が『手』そのものに集中しているため、他の身体の部位を使えていないことが問題です。


案の定、『どんなことを考えてボーイングしていますか』と問いに
『弓がまっすぐになるように』との答え。


気をつけている割には、全くまっすぐになっていませんが…






受講生には楽器を一旦置かせました。
さて、私は受講生近くに椅子を持っていき、自分がその椅子に座りました。
私は自分の手を膝に置いて、受講生にしっかりと掴ませました。
『私は手を上に上げようと力を入れます。あなたは私の手を動かすまいとして、しっかりと掴んでいてください。』


二人は当に肉と肉の争い(笑)
力がぶつかります。





次に…
また同じように受講生には私の腕を掴んでいただきましたが
私は ふと、『頭の後ろが痒いなぁ』と手を頭の後ろにやりましたら
しっかり私の手を押さえていたはずの受講生は、飛ばされてしまいました。



このことが、わかりますか?




交代して行っても同じ。
今度は私が受講生に飛ばされてしまいました。
力なんて、大して使っていないのに!


このことから受講生は学び、再びヴァイオリンを構えると、弓の端から端まで
まっすぐに腕を使い、豊かな音でボーイングを始めました。
ポイントは『肩甲骨からボーイングする(手を使う)』ですね。

しっかりと肩甲骨から動かしていれば、力はそんなに必要なく豊かな音が出せます。
弓の軌道も、普通にまっすぐになります。






◆弓を持つときの力加減



アマチュアの方が一番混乱されることの、1つでしょう。

しっかり弓を持たないと、先までコントロールできない(気がします)。

しっかり持つと、腕全体に力が入ります。
先生には『しっかり弾いて』と言われたり、『ふわっと持って』と言われたり…
どうやって持つんですか?涙涙涙…



そのお気持ちはよくわかります。
答えは、『力は、親指と人差し指の間で吸収する』のです。
意識1つで身体の状態は変わります。
やり方は、こうです。
親指と人差し指で、okサインを作ってみてください。
貴方は親指と人差し指の接点に意識を集中して。
相方に、両手を使ってゆっくり、貴方の親指と人差し指を引き離してもらいます。
貴方は指が離れないように踏ん張って!
力は拮抗しますね。
おそらく、貴方はこのような身体意識です。これは間違い。



もう一度やってみましょう。

またokマークを作ってください。
今度は指先でなく、親指と人差し指の付け根に意識を向けてください。
相方に先ほどと同じように指を引き離してみてもらいましょう。
今度は、貴方の指はびくともしませんよ。
力を入れているわけではないのに!


これが、よい持ち方です。文章ではよくお伝えできないかもしれませんね。
もし講習会などでお目にかかれましたら、個別指導致しますので
お気軽にご質問ください。


度々、アレグロと書かれている曲を非常にゆっくり丁寧に演奏している方がいます。










まさか、メトロノームで40→120 まで、毎日1メモリずつ速くしていくつもりです、とか言わないでしょうね(^_^;)
速いものは速く練習しましょう。










まずは、私の生徒の例をご紹介します。
新しいバイオリン教本『アレグロ』に進んだ社会人男性。
何か参考になるものを聴きましたか?とレッスンでご質問すると、パールマンのYouTubeを観ましたと。素晴らしい。何か気がつきましたか?
男性は、親指と人差し指で三センチくらいの幅をつくり
『弓が、これくらいしか動いていない』
素晴らしい!!!
いいところに気がつきました!!!
速く弾く→弓は少なくなる→弓は弦をよく噛むようにしなければ響かない










ヴァイオリンは五感のうちの『聴覚』と『視覚』と『触覚』(特別な事情を除き)この3つしか使えません。
出た音は『動きの結果』が表れているだけですから、つまり『聴覚』の役目は“確認“ですね。
動きを変えたいのですから、『視覚』と『触覚』について考えてみましょう。
もし『視覚』に頼っていたら、速くすることには限界があります。










例えば、お馴染みのこういうゲームがあります。二人でで手を重ねて、下の人が隙を見て、相手の手を叩きます。
上手に逃げるコツ、知っていますか?
相手の動きを見ていたら、遅れてしまいます。そう、視覚に頼ると自分の反応は遅れます。
そうではなくて、手の平に伝わってくる感覚に意識を向けます。目をつむってもわかりますね。
その方が、相手が手を抜く瞬間が察知できます。
つまり『触覚』に頼ると、素晴らしく速く逃げられるということです。
ヴァイオリンで『速く』演奏するときも同じです。
弦を弓で擦ったときの、右手に伝わってくる感覚に意識を向けてください。意識を向ければ向けるほど、わかってきますよ。










現代人が鈍くなったと言われる『五感』
そのうちの『触覚』は、最もレベルが下がっていると言われます。
私の講座では、身体現代人が鈍くなったと言われる『五感』
そのうちの『触覚』は、最もレベルが下がっていると言われます。
私の講座では、身体感覚を磨くことに重点を置いています。
もしご興味ありましたらお出かけください。
発表会後の打ち上げで、ある生徒が質問してきました。『先生は、心臓バクバクしても手は震えないんですか?』
心臓がバクバクしたら、身体はコントロールできなくなります。
心臓バクバクするまで身体を放っておいてはダメです。
いろいろな対処法があります。
たとえば本番の少し前に体操をして、一度心拍数を上げておく、とか。
本番で意識を背中に向ける、とか。



おととい、生徒の発表会が終わりました。
二回目、三回目と出場を重ねる生徒は、本番に強くなってきました。

しっかりと身体の重心も決まり、堂々と音が前へ出ます。腰回りがどっしりとして、例え事故が起きても冷静に調整できます。
素晴らしい。大きくなりましたね。笑

やはり出場一回目の生徒と、回を重ねた生徒とは、差があります。
本番は、本番でしか学べません。発表会は大変貴重な経験です。


さて、今回飛躍的に本番に強くなったSさん。
彼女の話をしてみましょう。

Sさんは発表会三回目です。
ヴァイオリン歴一年で出場した一昨年は、彼女は大変緊張していて、舞台に立つと弓も震え、ボウイングも小さくなり、テンポも焦りで早くなっていきました。
発表会直後のレッスンでは、この本番について分析を行い、2人で対策を練っていきました。

対策とはどういうことかと言いますと、『普段の練習で、本番を考慮した練習をする』ということです。
よく私が例に上げるのが球技。
サッカーでもバスケットでも。選手は敵のゴール前でノーマークだったら、ゴールすることは簡単です。いやいや、敵さえいなければ、選手たちはめちゃくちゃ上手いです。
しかし、敵の動きを想定した練習をしなければ、試合には使えません。
試合で使えるプレイを出来てこそ、いい練習をしたことがわかります。

ヴァイオリンもこれと似ています。
リラックスしているプライベートなお部屋で上手に弾けるのは、きちんと稽古を積んだ人なら簡単。
問題は、一回しか弾けない状況に置かれた『本番』のとき。
こればかりは経験してみないと『想定』もできないので、一回目の発表会はとにかく出場してみることが目標です。

一回目の発表会を終えたSさんには、このように質問したのでした。
発表会に向けて、いつ緊張し始めたか。緊張のピークはいつだったか。

・・・一週間前から緊張する方もいれば、弾いている最中に緊張のピークを迎える方もいます。・・・

そして、その『緊張』にご自分はどのように向き合ったか。

・・・ネガティブな言葉がたくさん浮かんだか、ポジティブな言葉がたくさん出てきたか。
自分を励ます言葉を持っていたかどうか。それは有効だったか。・・・

Sさんは、弓の震えに対象する方法を知ってはいたものの、本番で行うヒマはありませんでした。
しかし私もSさんの傾向がわかったので、次の年の発表会に上手に弾くためのレッスンをすることは簡単でした。

そう、本番の分も練習に取り入れることで、解決させていきます。
『本番の分』=『敵を想定した練習』

すこし解説いたしましょうか。
Sさんが次の発表会に選んだ曲は、O.リーディングの『ロマンス』
Sさんは本番で、ダウンボウが動きにくくなることがわかりました。
『ロマンス』のロングトーンでどれが短くなりそうか、予想を話し合います。ダウンボウの音をわざと長めに、身体に入れます。

それから、Sさんは16分音符のある段が視界に入る頃から、身体が固くなります。
これも、曲の中のどの音で身体をリラックスさせ、背中に意識を戻し頭を冷静にさせるか、対策を練って身体に入れます。

もちろんこれは舞台用なので、狭いレッスン室で弾くとおかしな演奏なのですが、、、

しかしこの年の発表会、Sさんは確かな手応えを感じたのでした。

さて、そうして迎えた今年。
三回目の発表会に彼女が選んだ曲は、ラベルの『亡き王女のためのパヴァーヌ』
始めてのポジションチェンジ。ロングトーンも大変コントロールの必要で、似たような旋律は単調になりやすく、
ミスも招きます。
始まりの音も綺麗にキメるのに難しい。
彼女はお仕事も忙しく、思うように練習時間が取れない悩みを抱えながらも
彼女はこの曲を短期間で仕上げ、本番もよく集中して、音楽の流れも素晴らしかったのです。
彼女の演奏には『弓の震え』は無縁でした。もう、そんなレベルにはいませんでした。


『練習量』ではなく、『敵を想定した練習』が必要なのです。
時間はかかりますが、必ず貴方も、よい本番を迎えることができるようになりますので
ぜひ、頑張ってください。ご質問をお持ちの方は、お気軽にレッスンへいらしてください。
自然に弾く、脱力して弾く






ある、大人からヴァイオリンを始めた方がレッスンにいらっしゃいました。

何ヶ月かかけて、ようやく、脱力して弾く方法をお伝えできました。
いらした当初は力のために口が曲がり、手は突っ張り、右と左のタイミングは合わず、音程も合わず、リズムも合わず、音は割れ、、、兎に角、とても苦労していらっしゃいました。


私の大学の体育の先生も仰っていたのですが、どうも、日本人は『頑張っている感』が好きな民族のようです。
筋肉を痛めるような過度なストレッチが『効く』ように感じるのか、
そういう身体を痛めつける運動で快感を得る方が、たくさんいらっしゃるようです、と。笑

ヴァイオリンも全く同じことが起きています。先生に同意しました。笑


西洋で『音楽をする』ことは、自然なことなのです。その風景、言葉の中に音楽がありました。
作曲家はそこにあったものを切り取って持ってくるだけ、、、と発言したのは武満徹でした。


だから本来の演奏とは、無理なパフォーマンスや無理な歌い回しもしない。また、無理に楽器を酷使するような汚い音の出し方も、しないはずです。



ところが、日本人が理解しやすいものは、過度なパフォーマンス性の高い演奏。頑張っている感の漲る演奏のようです。
つまり、『自然』に音楽が存在していない。そんな意識でヴァイオリンを手にしてしまえば、楽器を構えて『さぁ、やるぞ』と気構えてしまうのは必然でしょう。
力が抜けないんだよな、、、と、いくら弾いてから嘆いてみても、まずは音楽に対して身構えているのですから仕方のない話です。


すぐに『基礎練、基礎練』と気構えている方もいます。
実は、楽器を取る前に基礎は始まっています。音楽の基礎です。

音楽に対して自然に接することができれば、ヴァイオリンに対しても脱力できます。
まずは、考え方を変えてみてください。いつでもご連絡お待ちしています。
アマチュア参加型の音楽祭、講習会もたくさん企画しています。
ヴァイオリンの上達の秘訣は『バランス』。これは、個人練習では7つのテクニックを万遍なく練習することですが、これに加え、選曲にもコツがあります。
それは、いろんなスタイルの曲を弾くことです。ヴァイオリンの曲には無伴奏、ピアノと一緒に演奏する小品・ソナタとあり、それからカルテット、コンツェルト、オーケストラ曲にも名曲がありますね。優れた作品に多く触れること、それだけでも上達に繋がります。
コンツェルトに関しては、できれば原曲通り、オーケストラ伴奏で体験してみることです。そのような場も、提供するように心掛けています。
このように、異なるスタイルの曲に触れることは、音楽に対する新鮮な気持ちやモチベーション、集中力が格段にアップします。

また、指揮を体験してみることやオペラ歌手の発声を体験してみること、外国語の発音や文法を知ること、バレエやダンスの動きに興味を持つことなども、ヴァイオリン演奏の上達に非常に役に立ちます。

ある生徒は、メンデルスゾーンのヴァイオリン・コンツェルト一楽章をレッスンに持ってきました。気をつけないと、この曲はひどく重くなります。彼女も拍の取り方が和風でしたので曲の流れが滞ってしまい、音程は悪く音楽は重くなり、また主題が変わるごとにテンポの変化が著しく、この不自然さでは演奏する彼女の身体には疲労が溜まっていくばかりです。疲労はミスに繋がります。

まず、7つのベーシックを練習帳をつけながら取り組んでいただき、彼女には弦楽合奏をバックにバッハのコンツェルトをソリスト体験していただきました。それから他の生徒と弦楽カルテットを組んでハイドンの『ひばり』を発表会に演奏してもらいました。
オーケストラ体験では、『バウムクーヘン室内管弦楽団』にて私の隣席でワーグナーを弾き、パガニーニの無伴奏カプリスを次の発表会で演奏したのでした。

そして再び、今はメンコンを練習しています。私は彼女に特別なレッスンをした覚えはありませんが、このような体験を通し、彼女は自ら、自然なテンポや楽曲を構成する勘、ヨーロッパ的なフレーズや発音、内側から音楽をするというセンスが磨かれていたのでした。彼女にとっては2年間という時間が必要でしたが、彼女は大人のアマチュア奏者です。練習時間の限られた中で、目を見張る素晴らしい変化であったと私は思います。



宮地楽器主催『ヴァイオリンのためのストレッチ』〜本番前
終了しました。
神戸からこの講座のためにいらしてくださった受講生も。

上達する秘訣は『万遍なく』&『バランスよく』そして、人に教えることと即興。
みなさん熱心にメモをとられていました。


この講座はお陰様で大変ご好評をいただき、来年も継続して開講することになりました。

引き続き、講座へのお問い合わせ、お待ちしております。



白瀬ゆりヴァイオリン教室主催
『ヴァイオリン骨体操〜左手のこと』終了しました。

左手のこと、、、と言っても、身体で独立している部分はありません。
身体をひとまとまりに使うことが、左手を上手く使うコツです。

レッスン冒頭では、身体の繋がりを実感していただくお話を4つ。

まずは合谷のツボ。
親指と人差し指の付け根にあります。

これをギュッと力ませて深呼吸した場合と、ほぐして解放して深呼吸した場合の身体の違いを感じていただきます。
解放すると深い呼吸ができます。

次に、私のレッスンではお馴染みですが、前へ習えの姿勢。
手のひらを内側にして前へ習えをします。手を遠くへ伸ばします。これと、手の甲を内側にして同じく、前へ習え。
何回か交互にやっていただき、違いを感じていただきます。
手の甲を内側にした方が、全身が伸びます。

身体には、沢山のツボがあります。
今回は骨格に意識を向け、身体の前面の腕の付け根(胸鎖関節)から身体の背面(肩甲骨)のエネルギーラインをなぞります。
3回なぞっていただき、『左右の違いを感じてください』とお話しすると、会場から『あっ』という声が上がりました。
身体の感覚が全く変わりますね。

両手ともエネルギーラインをなぞっていただいたら、楽器を出して弾いてみていただきました。


ご自分でご自分の身体の、ほんの少しの変化に気がつくようにする。
それがこの日の講座の目標でした。
ほんの少しの変化に気がつくようになれれば、ヴァイオリンはどんどん上達します。

このあと講座では、足のエネルギーラインもなぞり、身体がひとまとまりになるのを感じていただき、
さらに、身体内部をほぐしていく体操を6つご紹介しました。
指先の動きは、胸郭の関節をほぐしていくことで、レベルUPします。

今回受講された小学生は、体操効果により左右対象にバランスよく身体を使えるようになり、
重心が定まり、結果、音の伸びが豊かになりました。
自分でもわかったようで、『体操、よかった』と感想を仰っていらしたのは、可愛かったです。

次回は一月末。
今度のテーマは『身体を柔らかく使う』







◆和音が弾けない


三和音のところになると、途端に弾けなくなる小学生がレッスンに来ました。
右手の問題もありますし、左手も取れません。

これは、手のひらを使っていないことが原因です。まず握手をして、手の使い方だと意識させます。
こういう人は、指先だけチョロチョロと握ってきます。
意識する部分がわかり、体操を行うと、簡単に解決します。
彼女は体操を3種類、合計2分程度行っただけで、その次には美しい三和音を弾き、頷きながら帰って行きました。

これは大人でも全く同じです。
和音に限らず、指を左右ともしっかりさせたい人に効果的です。

3つの体操のうち、1つご紹介しましょう。


まず、缶かコップ、または中身の入っているペットボトルを用意します。
楽な立ち姿勢で左手に缶を持ちます。

右手を大きく広げてください。
手のひらを大きく大きく。手の甲も伸びています。指と指の間も広く広く、一生懸命広げます。

次に、左手で右手に缶を持たせてあげますが、まず右手の『ひら』に缶を当てます。
右手は、手のひらを大きく開いて『手のひらで、缶を包み』ます。その後に指を使って缶を握り締めてください。

同じ方法で左手も行います。


ヴァイオリンを構えても、この手にしてください。
もちろん、ヴァイオリンを握ることはありませんが、手のひら(労宮)にエネルギーを持つ感じは同じです。

この持ち方を訓練して、肩甲骨からボウイングを行えば、どなたでも美しい和音が弾けます。
もちろん、美しい和音を弾ける技術があれば、美しい単旋律が楽に弾けます。

◆脱力のコツ


コツを掴む

という言葉は、ものごとの真髄を掴むということ。つまり『骨』コツを、つかむ。


脱力にも『こつ』が、あります。
それは、『骨意識』で身体を使うこと。

身体がガチガチに固まってヴァイオリンを弾いている人に『力が入ってるから、抜きなさい』なんて言っても、抜けません。
でも、他に意識を向けさせれば、簡単に抜けます。

イメージしてください。
子供に自分の大事なものを取られちゃって、ぎゅうっと握りしめて、放してくれなかったとします。
そんなとき、どうします?
『あー!!』と明後日の方をいきなり指差して、注意を反らせた隙に、その子の手からサッと取る、、、

とかね。笑

これが教育によいかどうかはさておき、しっかり握っていたはずの手から簡単に抜けます。

ヴァイオリンも、これと同じ。

ご自身の所作に集中していたら、力は抜けません。
まして、『力を抜かないといけない』なんて思っては、もっと抜けません。


脱力の最初歩は、首の角度だと以前ブログに書きました。
さて、次の段階は、『骨』。
骨で音を聴くこと。

ヴァイオリンの段階は、大きく分けると3段階だと私は生徒に教えています。
いわばヴァイオリンの守破離。

始めは、音を出すことが目標。
構えることさえ大変ですからね。音が出たら、まずは合格。

次の段階は、自分の音を聴くこと。
構えを忘れること、ですね。
これは、まだ『A』の音しか出せない人にも、関係あります。
自分の音を聴くのは、『骨』で、聴きます。
楽器の振動を骨伝導で聴きます。

顎で聴く
鎖骨で聴く
鎖骨から肩甲骨へ響かせて聴く
左手の親指で聴く
右手で弓の振動から聴く
背骨へ響かせて聴く
踵へ響かせて聴く
etc.etc.

よくわからない方は、左手でヴァイオリンの渦巻を掴んで弾いてみてください。
物凄く楽器が振動しているのがわかります。
今日もこの方法で、途端に音が柔らかくなった生徒がいました。
振動に集中したから、身体の力が抜け、身体が柔らかく動くようになったためです。







宮地楽器ヴァイオリンのためのストレッチ講座
〜さらば肩凝り
終了しました。

詳しくはブログでご覧ください。



http://s.ameblo.jp/tempo120/entry-11797557919.html
ヴァイオリン骨体操〜身体を柔らかく使う
vol.3親指の力を抜きたい
終了しました。
内容をブログにアップしています。

http://s.ameblo.jp/tempo120/entry-11815751176.html
『集中力のある演奏』のコツ

http://s.ameblo.jp/tempo120
ポジション・チェンジが上手くなるイメージ

http://s.ameblo.jp/tempo120/entry-11851550912.html
自然な構え
講座終了http://s.ameblo.jp/tempo120/entry-11861185982.html
ポジション・チェンジの極意
講座終了
http://s.ameblo.jp/tempo120/entry-11932364361.html
跳べ!スピッカート
終了しました。
http://s.ameblo.jp/tempo120/entry-11938149325.html
http://s.ameblo.jp/tempo120/entry-11948213918.html

ヤマハ銀座店主催、指導者のためのヴァイオリン骨体操
終了しました。
白瀬ヴァイオリン教室主催
ヴァイオリン骨体操講座「ヴィブラート」終了しました。
http://s.ameblo.jp/tempo120/entry-11958956730.html
白瀬ヴァイオリン教室主宰
ヴァイオリン骨体操〜柔らかく立つ〜
終了しました。
今回行ったことをブログにまとめました。

http://s.ameblo.jp/tempo120/entry-11984545118.html
ヴィブラートをかけたい人の、初めのレッスン
http://s.ameblo.jp/tempo120/entry-11987612436.html
真っ直ぐなボゥイングのコツは、支点を作らず、平行四辺形を潰す動きのイメージです。
http://s.ameblo.jp/tempo120/entry-11991823758.html
人はどのようにしてヴィブラートをかけられるようになるのか。

http://s.ameblo.jp/tempo120/entry-11998150165.html
http://s.ameblo.jp/tempo120/entry-12000063376.html

『あがり』に向き合うための質問
自分で考えて、自分で成功したと実感するものでなければ実力になりません。

〜引き出しを全部開ける練習帳の作り方。
http://s.ameblo.jp/tempo120/entry-12010487388.html
http://s.ameblo.jp/tempo120/entry-12072847244.html

終了レポートです。

宮地楽器小金井センター主催
遠藤記代子のかっこいい!ヴァイオリンベーシック・スタディ『ポジションチェンジの極意』

賢い練習と体操を組み合わせれば、大人から始めたアマチュアの方も、かなりの腕前まで上達します。
終了レポートです。
遠藤記代子のかっこいい!ヴァイオリンベーシック・スタディ〜跳べ!スピッカート

動きのひとつひとつを分解し、動きの質を向上させていったあとに
身体をひとまとまりに使う体操をします。
『自分の自然な身体使い』が見つかります。

http://s.ameblo.jp/tempo120/entry-12083682795.html
遠藤記代子のかっこいい!ヴァイオリンベーシック・スタディ〜美しいヴィブラートの準備
終了レポートです。
http://s.ameblo.jp/tempo120/entry-12098553508.html
アマチュアの方が仰る『音程が悪い』問題は、指の居つきが問題なだけです。
これを取れば音程は自然に取れます。
自分でできる解決策、あります。
http://s.ameblo.jp/tempo120/entry-12115117318.html
手首を柔らかくしたい12歳

大抵のことは、ご自身の意思であるものなら治ります。
http://s.ameblo.jp/tempo120/entry-12136910633.html
終了〜ヤマハ銀座店主宰 ヴィブラート集中講座

終了レポートです。
http://s.ameblo.jp/tempo120/entry-12139101878.html
ヴィブラートの練習の前に、ヴィブラートが可能な身体なのかを確認します。

http://s.ameblo.jp/tempo120/entry-12140746008.html
宮地楽器小金井センターの体操講座、【構え】終了しました。
構えは【静止】ではありません。止まろうとすれば力が入ります。力む、居つく、の対義語は『流れがよい』(『リラックス』ではありません。)
ヴァイオリンの全てのテクニックの体操を一巡すると、流れのよい【構え】が可能になります。
http://s.ameblo.jp/tempo120/entry-12153480301.html
ナンバ歩きのお稽古へ
http://s.ameblo.jp/tempo120/entry-12157239372.html
http://s.ameblo.jp/tempo120/entry-12158311212.html

宮地楽器小金井センター主催の体操講座、レガート奏法の回、終了レポートです。
「身体の重さを弦に乗せる」または「腕の重さを弦に乗せる」という表現があります。
体操で感覚を掴むことができます。
オケ付きレッスンと、180分講座の終了報告。
並びに新規受講生募集について。

http://s.ameblo.jp/tempo120/entry-12167629066.html
マルティヌー・カルテットを招聘しての弦楽セミナーを行いました。
「彼らのような音は出せるのか?」
「自分と彼らは何が違うのか?」
とても素晴らしい質問。お陰でいい体操クラスができました。

http://s.ameblo.jp/tempo120/entry-12176163833.html
ヴィブラート合宿終了しました。

相模湖の広い景色と広いホール。音響の良い舞台でベーゼンドルファーのピアノでの伴奏付き発表会。

ラストは湖畔のレストランにて打ち上げ。
まことに贅沢な講座でした。

http://s.ameblo.jp/tempo120/entry-12212718578.html
「ヴァイオリン骨体操」本出版後、初の講座でした。
「感動を呼ぶ演奏へ」
イメージ・言葉・目、の使い方で身体を柔らかくすることができます。
受講生は笑いが止まらない様子でした。

http://ameblo.jp/tempo120/entry-12243417961.html

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