スペイン語ひとくち講座コミュの挫折しないために２

　参加しているみなさん、特に習いはじめの方々へ

　勉強は順調に進んでいますか？私の刺激を受けてやろうと思ってくれれば幸い。なかなか軌道に乗らない人はラテン音楽でも聴いて気分を高揚させてください。でも今日はちょっと理屈っぽいことをやります。

　本日のお題目は

　　　　□■■記憶に焼き付けよう■■□

　”知っている”ということを少し深く掘り下げてみましょう。

?知っているとはどういうこと？

　どんな言い回しでもいい。たとえば”GRACIAS”(グラシアス：言わずと知れた”ありがとう”）、どこまで理解できてますか？

　初心者の方々は知っているといえばだいたいこんな感じでしょう。

　　・活字(テキスト、新聞、雑誌等）に書いてあれば判る
　　・読むことができる
　　・クラスの練習問題や大学のテストで正解が書ける

　これで”理解できた”と思うでしょう。何年か経って覚えていられますか？おそらく無理でしょう。

?本当にわかっているとはどういうこと？

　自在に使うことができてはじめて理解できたということです。

　　・ラテン人スペイン人に実際に使って通じた
　　・ラテン人スペイン人の言うことが聞き取れた

　たとえ”GRACIAS”でも実際に使って通じたという体験はなにより自信になります。

　さらに理解を深めるならば、

　　・寝ぼけてても酔っ払っていても反射的に出てくる。
　　・日本語で考える前に反応している。

　までいけば最高です。

?理解を深めるためにどうすればいいの？

　受験勉強で英単語を覚えたときのことを思い出してください。ただテキストを読むだけじゃなく、書く、口に出して読む、音声で聞く等五感をできるだけ使ったのではないでしょうか。スペイン語も同様。

　　・繰り返し練習する
　　・いざ会話する機会があったら意識して使う

　頭の中に”焼付け”しましょう。ひりひりするような体験とともにおぼえるのが理想です。

【PEDROの体験談】

　初めてメキシコに単独旅行したときのこと。夜行バスにのって移動中、ドライブインらしきところに停車した。
　運転手が

　　”TRINTA MINUTOS！”
　　トレインタ　ミヌトース！
　　（30分休憩だ！）　　と叫んだ。

　まだほとんどスペイン語ができないころであったが、この言葉は焼きついた。真夜中に見知らぬ場所においてかれたらちょっと苦労するぞ、という心細さとトイレに行きたいということ、これらの体験も含め忘れられない。
　余談ながら、こういう際には、運転手と同じバスの乗客の顔を覚えておき、決して視界から離さないことです。誰に教わるでもなく自然にそうしました。

　次回はなにを書こうかな。ネタはあるけど切り口をどうしようか迷ってます。HASTA PRONTO

コメント(2)

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[1] mixiユーザー 07月23日 01:17

本当にそうですね。
私も初めて焼きついた言葉はﾎｰﾑｽﾃｲ先の奥さんから"鍵持ってる?"と言われたあのﾌﾚｰｽﾞです。鍵（llave）が分からず、何を言っているかも見当付かず泣きそうになりました(ﾟΘﾟ)
あと迷惑じゃない？と聞かれた時に"迷惑でない"というつもりでつい"はい"(si)を使ってしまって険悪な雰囲気になったこと（笑）

一瞬でも心に焼きつくと結構忘れないものですね。

[2] mixiユーザー 07月23日 01:17