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ボランティア オアシスコミュの号外 「福島より」

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前のオアシス日記でご紹介させて頂いた福島のFさんより、現在の福島の様子を記したメールを頂きました。

以下Fさんからのメールです。






オアシス 西川様



被災地情報です。長ければ抜粋していただいて一向に構いません。



ニュース等で報道されている通り、郡山市を皮切りに、福島県内の幼稚園、保育所、小学校、中学校では、表土の除去が始まっています。

保護者の不安が非常に大きいので、各自治体が独自に対策を始めました。

ただ、除去した表土の処分方法が決まっていないので、園庭や校庭にはアスファルトなどで表面を固め、ブルーシートをかぶせた表土がそのまま放置されています。

一時保管してある場所に近いクラスの保護者から、各学校にクレームが来ています。



私の勤務している学校では、1日3回、文部科学省から貸し出されている簡易放射線測定器で放射線の数値を測定しています。

地表から1mの高さで計測して、1μシーベルト/時間をこえる場所はほとんどありません。

あるとしたら雨水が流れ込む浄化槽の真上か、側溝の汚泥の上くらいです。

そういった場所に基本的に子供が近づくことは少ないので、個人的には鉄筋コンクリートで出来た校舎内は安全だと判断しています。

また、定期的に水で洗浄すれば、劇的に放射線の数値は下がります。

私の勤務校でも定期的に「除染」を実施し、一定の効果をあげています。



しかし、保護者の不安感や感情はぬぐいさることはできません。

全国のニュースでも取り上げられた、市内のK小学校では、4月以降80人の児童が転出しました。

全校生徒が600人程度ですから、7人に一人が転出している計算になります。

福島県では、来年度の教員採用試験自体が中止になりました。

県教委が把握しているだけで8000人の児童・生徒が県外に避難しています。

現在1000人程度いる常勤講師の先生たちの多くが、来年は契約されなくなります。

常勤講師=パートタイム教員 が、多数収入が途絶えると思います。



悲しいことに、福島県内でも原発差別が起きています。

警戒区域から避難した子供を、受け入れた学校の子供たちがいじめるということが現実に起きています。



「放射能が来た!」



…まるで、かつて広島・長崎の被爆者が受けたいわれのない差別を、多くの人々が味わっています。



浜岡原発でも、原子炉内に海水が混入したというニュースが駆け巡っています。

少なくとも、安全に停止し、冷温停止状態になっていれば、ヒステリックになる必要はないと思います。



放射性物質を防ぎたければ、花粉症対策と同じことをすれば基本的に大丈夫です。

・外から帰ったら手を洗ってうがいをする

・風が強いときは洗濯物を外に干さない

・外出時はマスクをする

・できるだけ雨には当たらない



そんなに難しいことではありません。

放射性物質や放射能について、正しく理解し、「正しく怖がる」ことが大切だと思っています。





あくまでも個人的な考えです。


F






以上福島のFさんよりのメールでした。


僕自身も文中にあった「放射性物質や放射能について、正しく理解し、「正しく怖がる」ことが大切だと思っています。」と云う部分は非常に重要だと思います。


私たち日本国民にとって、経験無き恐怖である今回の原発事故に対して誰もがどう対応すべきか大いに迷い、また幼い子供を持つご家庭にとって安全を計る為に少しでも情報を欲して、善処したい思いは充分に判りますが、ネガティヴな情報に翻弄される余り、極端な行動に移ってしまえば以前日本中で起こった買占め等と同じ事態を引き起こしかねません。


震災に端を発する諸問題は、日本人全員がリスクを分担して一人一人の総合的なリスクを最小限に軽減するんだと云う覚悟は絶対に必要だと僕は思います。


これは僕達が続けて来たホームレス問題に関しても全く同じで、社会の矛盾のしわ寄せを社会的弱者に押し付けていては決して問題の根本が解決して行く筈はないのですから。


小さく捨てて大きく生きると云うやり方もあるんですよね。

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