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読書感想部コミュの第六回目感想

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遅くなってすいません!

今回は芋虫です。

感想をどうぞ!!

コメント(6)

先日、よっちゃんと電車内で会って、つい「芋虫」なんて口走ってしまった者です。よっちゃんに「次『芋虫』だから。」なんて言われると断れない間柄なので読み直しました。
「息苦しいほど、人間臭い」というのが私の感想です。須永中尉の功名心とか、須永中尉を疎ましく思う周囲の人々とか、単なる肉ゴマと化した人間の食欲、肉欲とか、時子の弛んで行く肉体とか。時子が何の抵抗もできない肉ゴマをイジメたくなる気持ちとか私はよく分かります。人間のドロドロした欲望、感情の臭いがぷんぷんします。ですが、最期には須永中尉の「ユルス」という言葉があります。人間の尊ぶべき、美しい部分、愛ですね。
ルーミー、私の言ったこと守ってくれたのね、素敵!

私も時子の虐めたくなる気持ち分かります。
時子の、肉ゴマ化し無様な姿を晒す夫に対する同情や性欲や優越感や愛おしさや残忍さや、これら全ての感情が多分私の中にもあるのだろうと思います。 だってSだもの。

最後の「ユルス」という言葉でこの芋虫という作品は純愛小説に昇華されたんじゃないんでしょうか。


余談ですがDVD乱歩地獄が諸事情によりまだ見れてません。おろろーん。
松田龍平が時子達を屋根裏から覗くというストーリーらしいですけど、どうなんだそれは。
肉ゴマ化した大森さんが見たい。
やっぱり最後の「ユルス」が大きな意味を持つのかな、と思いました。愛情や性欲、肉欲を超えたところにある大きな愛について考えるを得ない。うーん、でも狂気に走る時子にイマイチ感情移入できなかった、なんとも難しい作品でした。

古代中国では「芋虫」のように手足を切断し、視力を奪う、という拷問(刑罰だったっけか?)が存在した、という話を思いだしました。


乱歩地獄見ようっと。
今回の課題、上海で入手できるだろうか?半分諦めて日系のリサイクル屋に行ったところ、小汚く煮しまった「江戸川乱歩傑作選」を発見!!今回も参加させていただきます。

乱歩作品は何点か読んではいましたが、なんだかどれもこれも血膿をなすり付けられたようななんとも嫌ーな読後感ばかりが残り、作品自体のストーリーをあまり覚えておりません。

さて今回の芋虫。

須永中尉は何故自殺してしまったのか?
時子に対する愛ゆえに?
時子を狂気に走らせるしかできない「己」の存在を
消滅させたかった?

うーん。私は愛よりも絶望を感じました。
己、人生、伴侶、世間、愛、須永中尉を構築するすべての要素に対しての再生不能なまでの深い深い絶望。
古井戸のまっくらな穴が、彼を捕らえた暗黒の深さと重なりました。

時子については、
「閉鎖された空間に居ると人間てもんは善悪や常識なんて
 意識はきわめて希薄になっちゃうもんだ」の典型的な人。
 須永中尉が自分で死ななかったらきっと時子さんがじわじわ殺していたんだろーなと。
かなり遅れながらも「芋虫」読みました。

感想ですが
いまいち掴みきれないというか、自分の中には無い感情と言いますか・・・
時子のように感じることは出来ないし、須永中尉のような行動も出来ない。

読み終えた時は時子と須永中尉の愛というよりかは欲という繋がりが強かったのかな?とか。
でも「ユルス」という言葉はやっぱり愛なのかな?などと思いました。

拙い感想文ですみません。
よっちゃんさん、7冊目の課題も期待しております。
ちょっと遡りますが投稿させていただきます。

これって相当醜くデフォルメされてはいるけれど、認知症の老人や
重度障害者を自宅で抱えているところではもしかすると今でもどこかで
似たようなことが起きてると思う。
『家』というシステムがある意味排他的に強固で老人ホームや
障害者施設がまだ少なかった時代はなおのことじゃあなかろうか。

なんてとってつけた社会派的考察を組み立てたくなるのは、
「ここから何か教訓的なものを読み取らないとこの救いのなさは
 割りに合わな過ぎる」とすら思わせる読後感の苦さ故ですかね。

経験というのは五感を通じてインプットされるものであり、
つまり五感を失うということはその時点以降の経験を一切
得ることができないということ。
言い換えるなら、それ以上の人生を積み上げることが全く
できないということ。
「ユルス」はそれを悟った中尉の諦念以外の何ものでもないように
思えて、それがまず重過ぎて。

一方の時子は、この出来事の後も案外早く立ち直って、それなりに
生きていくことのできるしたたかさ(というかむしろ鈍さ)を
持っているような気がします。
ラストシーンでも結局時子は芋虫をイメージしていて、中尉の
人生を断ち切ったという認識をしてないように読めてしまいました。
それもまた読後感のやるせなさに拍車をかける。

とにかく凹まされました。

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