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村上玄一ゼミOB会コミュの村かミGen1のゴミ箱 13

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 ことしは千葉ロッテが好調です。まだ交流戦の途中ですが、いま西武と首位を争っています。とくに打線が活発です。金と荻野の獲得がよかったようです。西岡、荻野、井口、金、大松とトップから5番までが3割バッター、ラストを任されていた今江まで3割1分5厘、ベスト10の7位です。チーム打率は2割9分6厘、12球団中、断トツです。福浦も3割を打っているのに、スタメンを外され規定打席に達せません。いつまで続くのでしょう、この状態。西村新監督というより、コーチが評価されているようですけど。今季の私のペナント予測、マリーンズは最下位なのです。

 以下は、2008年9月、日本文芸家協会の「文藝家協会ニュース」に書いたものです。このひとは、いまのロッテをどのように見ているのでしょうか。




 目立つ人と目立たない人
                                村上玄一

 北京五輪で裏切り的な敗北を喫した星野ジャパンは、日本プロ野球の値打ちを急降下させたが、最初から期待していなかった私にとっては、残念な気持ちを抱くこともなかったし、悔しい思いもない。
 予選リーグを含めた四勝五敗の大惨敗は当然で、星野監督は「金メダルを獲ります」と公約しただけで、勝つための作戦を何も用意していなかったとしか思えない。
 その敗因については、専門家が言いたい放題に書き散らしているから、ここでは繰り返さないが、「私が、私が……」とマスコミの前で威勢のいいことを並べ立てていたわりには、自分の都合だけでコーチと選手を選び、五輪直前のセ・リーグ選抜との壮行試合で赤っ恥をかかされたにもかかわらず、無対策のまま北京に乗り込み、五つ星のホテルに宿泊、これでは勝てるわけがない。他国とのモチベーションにも大きな差があった。
 今の星野監督は、野球人というより政治家である。阪神を優勝させた実績をちらつかせるが、あれは誰もが知っている、野村前監督が築いた土台づくりの上に胡座をかいただけ。
 次期WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の監督候補が取り沙汰されている。さすがに星野監督は辞退する気配だが、意外な人物が手を挙げている。ロッテのバレンタイン監督である。三十一年ぶりにロッテ球団を日本一に導いた監督として評価が高いが、これも星野監督と同じで、山本功児前監督の積年の選手育成あればこその成果である。
 星野監督が政治家なら、バレンタイン監督は営業マンである。自分のパフォーマンスを最優先させ、勝ち負けよりは観客動員が気になる印象。二〇〇五年の優勝以降、チームには勢いがなくなっている。
ロッテ優勝時の陰の貢献人、山本功児はロッテを去ったあと、二年間、巨人の二軍と一軍のヘッドコーチを務め、巨人不振の責任を取って退団、その後、二〇〇六年と七年はラジオ日本の野球解説者をしていた。星野監督とは対照的に地味で目立つことの嫌いな性格だった。私は山本監督三年目の春に『優勝祈願 山本功児監督と千葉ロッテマリーンズ』というタイトルの本を出した。その年、ロッテは五位と低調で、いつの間にやら私の本は書店から姿を消してしまった。
ところで現在、その山本功児は、どこに消えてしまったのか、気になるけれど、その消息を私は知らない。                  (作家)

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