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文化財を造形するコミュの転載になってしまいますが

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『いま日本の博物館業界の一部の人達は、学芸員に多大な重荷を担わせて、「開かれた博物館」を実現するために躍起になっているのでしょう。でも、どうして、そしてどのように博物館は「開かれ」なくてはいけないのか、彼らは真剣に考えたことがあるのでしょうか?映画やコンサート、各種スポーツのように、客席に座っているだけで目の前を自動的にコンテンツが進行していく受動的なものとは違い、博物館の展示やイベントは、利用者自らが特定のモチベーションを抱いて会場にでむき、精神的なテンションを高めて臨まないと、その本当の楽しさや面白さを獲得できない、能動的なものを求められる場合が大半です。その意味で博物館に出かけることは「読書」という行為によく似てますが、「開かれた小説家」「開かれた出版社」などというお題目は聞いたことがない。なのに、他の受動的エンターテイメントと同列視して「博物館の展示はつまらない」「つまらないのは展示の内容が難解だからだ」「難解なのは学芸員が気の利いた説明をしないからだ」「学芸員が説明をしたがらないのは彼らが閉鎖的だからだ」という、論理的飛躍が博物館や学芸員を斬りつけているというのは、いったいどういうことなんでしょうかね?』

http://otd12.jbbs.livedoor.jp/1279058/bbs_tree?base=907&range=1

このツリーに書かれてた議論が私にはかなり考えさせられるものがあり、良くないこととは思いますがここに転載、紹介させて頂きました。
皆さんのご意見もお聞かせ願えればさいわいです。

コメント(7)

これは私の意見です。

私はいままで『開かれた博物館』はじめとした最近の博物館・美術館のうまく言えませんがメディア・大衆に寄り添うように近づいていく流れを割と好意的にとらえていたのですが、この記事を見てから少しずつ考えが変わりつつあります。
非常にいいづらいのですが…マジョリティの嗜好・理解度とそこに通い詰めるマニアックなマイノリティたちの埋まることのない差を感じます。好きだった書店の棚が少しずつコミックに占領されていくときのむなしさにも似たあの感じです。

公共施設であるからこそ展示の質を下げる必要はない、赤字覚悟でランニングコストの軽減をはかるべき、行政のころころ変わる方針に振り回されるのはいつも現場職員(学芸員)、という意見もさることながら、一番答えたのは現学芸員である人の

『 これは極端な話ですし、別にどこかにネタがあっての話ではありませんのでヨタ話として笑い飛ばしてください。
 
 私の悪い予想です。
 近い将来に(仮称)株式会社ミュージアムプランニングだとか(仮称)株式会社ミュージアムマネージメントとかの博物館運営の専門会社や人材派遣業に博物館関連の専門部署が出来たりして一部の自治体は博物館運営そのものを人事も含めて丸投げする時代が来るかもしれないと感じています。
 博物館を閉館しないで行うとして究極のリストラですからね。運営に失敗したら行政側は後は知らないハイソレマデヨということで・・・。ついでに責任も丸投げ先におっかぶせと言うことで・・・。
 これは、現在、実績のある博物館に自治体が運営委託しているものとはまったく異なり、コスト面と表面上の住民サービス向上だけをウリものした所に飛びつく極めて安易なモノを想像していますので念のため書き添えです。
 一応、検索エンジンで上記の会社名は検索しましたが引っかかりませんでしたので、もし現在実在したとしても全く関係ありませんので、またまた念のため書き添えです。』

という意見でした。私がいいかな…と考えてたものに真っ向から対立するものです。かなり悩みました。


でもこういう事例があります。閉園しかけた動物園の起死回生の記録です
http://www5.hokkaido-np.co.jp/pet/asahiyama/
飼育員(学芸員)の努力と熱意、展示の創意工夫によってここまでできます。
また、山形にギネスに載るほどクラゲを集めた加茂水族館の事例もあります。
http://www.yamagata-np.jp/media/genki/2nd/07/kiki07.html
こうしたものを見ていると、学芸員が努力することで、クオリティを全く落とすことなく、
観客の質そのものも向上させられるような展示 集客が出来るんだと強く励まされます。
研究の出来ない民間サービスに頼るだけの学芸員などいらない、学芸員はみな大学教員になる道を閉ざされたものたちの墓場だ、などという罵詈雑言を情報を集めているうちに何度も目にしそのたびに凹んでいたのですが、少なくはあれ成功事例はあるのです。いつか自分がその窮地に立つことがあっても、対処できるように展示 普及について勉強する意志は萎えさせたくないなぁと切に願っています。
学芸員としてアプローチしていくか、民間・企業サイドでいくか、肝心の結論は出ませんでしたし論点もところどころ脱線してしまいました。申し訳ない。
長レスありがとう。やっぱ人によって意見色々あるんだなー
突っ込まれるとその分勉強しないと答え返せないね。すごいいっぱい考えた。

引用文はあくまでトピックとしてのもので、と言ったらいいわけがましいですね。929以降の文章にぽつぽつ表出している問題に何か憂鬱さを感じただけなのかなぁ 問題が大きすぎて要約出来なかったんだ、ごめん。
もう一度ツリーつらーっと読んでみて。。

>本気で全部丸投げしちゃうこととかあり得るんだろうか。

本当に本当にダメなところは、行政も投げる。大阪はなんだかんだいってお金…あるんじゃないかな?勉強不足でごめんね。
実例はうまく出せないけど、私のトピックに載せた山形の水族館は実際払い下げされた親会社の経営不振で閉鎖に追い込まれてるようですしこれは東北など地方では比較的起こってる減少だと思います。

後処理も…スムーズに行く事例は少ないし、展示数にも限りがあるから、他館にとってはコレクションが増える良い機会だとしても披露される場が減るという面においては閉鎖はやはりはいそうですかとうけいれられないものだと思う。あと
>優秀なら他に勤め口ある
もちょっと安易すぎたかな…そこまで世の中は公正に出来ていない。そうあるべきだとは思うけどね。これからの時代、無能なら切るってあり方は確かに正しい。でも、研究者や社員は特に学芸員のような仕事の場合一生勉強だから…即使える人材だけが残って、新人や芽の出ない人路頭に迷っちゃうのはしのびない(ここだけは個人的意見)ごめん ばしばし突っ込ませて頂いた


>「表面上の住民サービス向上」例示きぼう。

これまた引用 めちゃ極論だけど

『経営専門のスタッフがどのような人かによりますが、下手にそのような部門を設けて妙な「経営者」が入った場合、展覧会にイメージソングやイメージキャラクターをつけろ、少ない出費で高収入な展覧会、マンガなど大衆に簡単にアピールできるものや、マスコミ共催の人入れ企画に走れ、と言われる可能性が高まると思います。』

「遊園地を例にすれば簡単かと思います。遊園地に客が入らなくて財政が傾いたら、企業コンサルタントはどうアドバイスするか。

第一にコンテンツの誘客力を高める。面白い、客が呼べるコンテンツに改善せねばなりません。しかし「「面白い」かどうかなんて人によって違うのだ」、なんて御託を並べていては駄目ですから、何が面白いと思われているのかを客観的・徹底的にリサーチしてそれに合わせる。社員個人が面白いと思うもの、社員の趣味を出すなんて下の下!

第二に、宣伝広告を強化する。イメージ戦略のようなソフト重視の戦略もありますが、露出度を上げるには、まず、広告費、つぎに人海戦術です。そもそも経営難であることが前提なのですから、後者により注目すべきです。これに参加しない、あるいは渋る社員なんてクビ!

第三に経費節減をする。経費節減にはいろいろ方法があると思いますが、人件費削減ももちろん主要は方法でしょう。その際切るべき人材として、第一・第二の経営方針に合わない者から切っていくのは当然!

第四に経営陣の刷新、あるいはそこまでしなくても、経営感覚や集客ノウハウのある人を入れていく。上記第三方針に従って減員した分をこういう人材で埋められればちょうどいいですね。

 以上、論理的であるかどうかはともかく、遊園地の経営としてきわめて合理的ではないでしょうか。

 今これらが博物館に当てはめられようとしてます。ある意味ではそれ「だけ」の現象です。

 問題は、さて、博物館は遊園地と同じ経営では駄目なのか、なぜ駄目なのか。じゃあどう経営というか運営するべきか、でありましょう。しかも「とにかく駄目なんじゃー」というヒステリックな反応でなく。」

(続きます)
民間はどんなにがんばっても結局利潤で動く資本主義社会だから、本屋でもそうだけどだんだん、絶対易化、一般化、流行の追っかけ、にむかざるをえないのだろうか、と悩んだ。またこういうスタイルをいつか要求されるとしたら、私はちょっとしんどいかもしれない。
そんな感じで私がちょっと民間 一般企業への道をためらったのだと思います。


あとは「開かれた博物館」についてだね。

博物館のキャプション、あれは本当は私たちの想像以上に練られたものじゃないだろうか。知らない人には平易な文章で、ある程度知ってて来た人にも新情報を提供できるようなものであるように…そしてそれは、プロフェッショナルな人にしか書けない文章だと思う


・アートに出会うチャンスは無限にあった方が良いし、
それを提供するのが美術館博物館の喜び
・最初からそれが好きな人だけをターゲットにするんじゃなくてモノは「好きな人」向けだけど、 ワークショップやギャラリートーク、イヤホンガイドとかで、 そこへ昇るハシゴはちゃんと用意してあるという状態を作り出すべき

これには心から賛成する。で、そのときは絶対にコンテンツの情報量を低下させるのは避けたいっていうこと。

私はできれば「料理上手なお母さん」でありたい。
料理の味付け(構成)や盛りつけ(展示)で、敬遠するような、食わず嫌いしてるテーマにも向き合ってもらいたい。そのうまみを感じて、新しい世界を知ってほしい。

なんでかわからないがゆとり教育の時の教育界の揺れ方みたいだよね。
極端から極端に動く。つぎは詰め込み教育だっけ?ほんとよくわからん。なんなんだろ。


>狩野さんのスターウォーズ展

スピルバーグがあれだけの娯楽作を作り続けて資金を貯めてやっと作った作品がシンドラーのリストだっていう話を思い出した。

狩野さんの真意は私にははかりかねるけど、それだけの人がそういう展覧会を考えるにはそれなりの動機があるんだろうね。

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