Miracle☆☆Cosmoコミュの12星座☆☆

☆おうし座Taurus☆

フェニキアにエウロパという名の王女がいました。エウロパはたいそう美しく、神々の王ゼウスは一目で恋におちてしまいました。
　春のある日、エウロパは侍女たちと野原に出かけました。そこには、様々な花が陽気をあびて咲き誇っていました。花の香りの漂う野原でエウロパたちは花を摘み、冠や首飾りを作って戯れました。
　エウロパはいつの間にか、雪のように純白な牡牛が近くにいることに気付きました。
　この美しい牡牛こそ、ゼウスがエウロパに近づくために姿を変えたものだったのです。
　エウロパたちは驚きましたが、その牡牛からは気高く美しい、それでいて人なつっこい印象を受けました。　
「なんて美しい牡牛でしょう。こちらへいらっしゃい」
　牡牛はゆっくりとエウロパのもとにやってきました。
　エウロパがそっと牛を撫でてみます。すると牛は気持ちよさそうにします。それを見た侍女たちも牛を撫でてみます。やはり、牛はうれしそうです。すっかり慣れた乙女たちは牡牛とも戯れました。花で頭や首を飾っていきます。
　その美しい姿に魅せられたエウロパは牛の背にそっと乗りました。
「王女、おてんばが過ぎますよ、あぶないですわ」
「大丈夫よ、心配いらないわ」
　侍女たちの心配をよそに、牛はうれしそうにエウロパを乗せたまま、野原をゆったりと歩いていきます。そして、海辺についたとたん、牛はものすごい勢いで海の中に駆け込んでいきました。
「きゃー！　助けてー！」
　あっと言う間に海の深いところまで行ってしまい、降りることも出来ませんでした。悲鳴を上げながら、牛にしっかりつかまっているしかありません。砂浜で泣き叫ぶ侍女たちがどんどん小さくなっていきます。
　エウロパを乗せた牛の周りには、いつの間にか、海のニンフたちが集まり、イルカなどの様々な海の生き物が次々と姿を現し、まるで挨拶をしているかのようです。
　エウロパは牛が、姿を変えた神だと悟りました。
　「あなたは、いったい、だあれ？」
　すると、牛は澄んだ声で応えました。
　「私はゼウス。恐れることはない。愛ゆえに、こんな姿でお前を迎えに来たのだ」
ゼウスは生まれ故郷のクレタ島にエウロパを連れて行き、二人は結婚したのです。
　ゼウスは、新しい土地に新妻の名を付け、エウロパ（ヨーロッパ）と呼びました。そして、自分が変身した牡牛の姿を、おうし座として夜空に上げたのだといわれます。

☆☆☆☆☆☆

おうし座は、冬の天頂付近の空に見られる星座で黄道12星座です。星座としては非常に古い歴史をもつ星座で、各国に多くの神話や伝説が残されています。これは、今から4000年ほど前には春分点がこの星座にあったことから、古代の人々に重要視されたものと考えられています。

　この星座には、日本では「すばる星」として有名な『プレアデス星団』と、 1等星アルデバランを中心とした、『ヒアデス星団』、牡牛座の角の先、ζ（ゼータ）星のすぐそばにある「カニ星雲M1」などがあります

あれ？
ゼウスて、何回結婚してるんだ？
力ずくの恋愛か・・・
こどもごころに、なんじゃこいつわって
思ってました。

て！！！
もっと調べたら・・・

【プレアデス星団】

「2006年は何度かM45・プレアデス星団（すばる）が月に隠されるところが観測できるが、その最初のものが2月6日に見られる。とはいえ、たとえばη（エータ）星アルキオーネが月に隠されるのが日没前のことなので、食のようすを見るのはたいへん難しい。夕空が暗くなるころ、食が終わった後に、上限すぎの月とプレアデス星団がごく接近して並ぶようすが双眼鏡で美しく眺められるだろう。」

もうすぎちゃった。。。(>_<)
?絵、ぱくっておきました。
綺麗だな・・