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mixi 日記大賞コミュの及第点の洗脳

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「俺は絶対に洗脳なんかされない」
「洗脳」という言葉を覚えたばかりの次男はテレビを見ながらそういった。
小学4年生の時だった。
オウムの事件が毎日ワイドショーで取り上げられていた時である。

月日の経つのは早い。
過去の大きな事件や事故、あるいは災害など、マスコミが取り上げるたびに、ああ、あれからもう10年経ったのかとか、20年も経ったのかと驚く。
そしてその時の家族の思い出も蘇る。

洗脳されない?
バカね。
子供というのは大なり小なり親には洗脳されてるものなんだよ。
躾だってある種の洗脳なのだから。
あの時そう思った自分のことも。

さてその頃、麻原の後継者と言われていた末娘のアーチャリーの小学校入学を巡って、それに反対するPTAの動きが、ワイドショーの話題をさらっていた。

子供に罪はない。
けれど親に洗脳された娘のアーチャリーを入学させるのは、あまりにも厄介だ。
教育委員会も建前と本音の狭間で苦悩したに違いない。

その時次男は言った。
「入学させてやれよ!」
「え?」
子供らしい即断だったけれど私は軽く驚いた。
「大人はなんて勝手なことを言うんだ!」
その瞬間、私は惚れ惚れとした顔で次男を見た。

そうよね、子供に罪はないものね。その原点はやっぱり忘れちゃいけないよね。
お前はなんて優しい子に育ったんでしょう。
うるうる…
母さん、お前に教えられたわ。

その時私は優しい子に育つように洗脳した自分の子育てに及第点をつけた。
けれど次男は不敵な笑みを浮かべて言ったのだった。

「第一、入学してこなかったら、俺たちがいじめられないだろ」

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