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501stCGUプロジェクトコミュのアズールレーン∶第501沿岸警備隊 臨時紫波出張所日誌#41:第34話​ 撤退は、次なる侵攻への助走である

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ぬるくなった茶ほど、人生の無常を突きつけてくるものはない。
​私はキーボードの「Enter」キーに指を置いたまま、窓の外に広がる紫波(しわ)のどんよりとした空を眺めていた。設定担当、入江省三。この物語の黒幕であり、同時に最初の読者でもある私の仕事は、常に綱渡りだ。
​「誠のプロトコル」——。
その仰々しい名前の裏で、幾多のデータが虚空に消えた。創作という名の戦場において、我々は常に巨大な「規約」という名の神と戦っている。
​ふと、指先が微かに震えた。
脳裏をよぎるのは、あの忌まわしき**「第29話(一回目BAN)」**の光景だ。
(事の始まりはコチラ: --- "アズールレーン:第501沿岸警備隊 臨時紫波出張所日誌 #29港(いかりマーク) 第501沿岸警備隊:特別本編 『紫波の咆哮 ―― AIの審判(ジャッジメント)を撥ね除けた男』"トピック https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=6390087&id=102905805&from=share
丹精込めて積み上げた文字列が、一瞬の閃光とともに「404 Not Found」の焦土へと変わったあの日。私の精神は、あの更地に取り残されたままなのかもしれない。
​「……ふぅ。所詮、データは砂上の楼閣か」
​柄にもなく叙情的な溜息をつき、茶を啜ろうとしたその時だった。
​「ピコーン♪」
​机の上のスマホが、無慈悲に、そしてあまりにも軽快な通知音を奏でた。
​「(@_@;)ビクッッッ!!!」
​心臓が口から飛び出すかと思った。
持っていた湯呑みが宙を舞い、茶柱が私の鼻先に突き刺さりそうになる。
「ぎゃあああ! 警告か!? 削除通知か!? それとも運営からの赤紙か!?」
​膝がガクガクと笑い、冷や汗が滝のように流れる。恐る恐るスマホの画面を覗き込むと、そこには「バッテリー残量が少なくなっています」という、あまりにも平和で、馬鹿げたシステムメッセージが表示されていた。
​「……紛らわしいんだよ、このポンコツがッ!」
​独り言を吐き捨て、私は乱暴に髪をかきむしった。いや、かきむしるほどの髪はもうない。今の私は、決意とともに刈り上げた**「入江軍曹」**なのだから。メタな感傷はここまでだ。茶柱を飲み込み、私はリヤカーの取っ手を強く握りしめた。
​「よし、野郎ども! ズラかるぞ! パカッといけ、パカッとな!」
​物語の視点は、紫波の寒風吹き荒れる現場へと急転換する。
​「軍曹! 準備完了です! 誠のプロトコル、最終段階へ移行!」
​相棒の綾波が、無表情ながらもどこか楽しげに、巨大な起爆スイッチを差し出した。彼女の背後には、一台のリヤカー。そこには「誠の真実」が描かれた高解像度画像と、古びた巻物が厳重に積み込まれている。
​「よし、よくやった。……いいか、これは敗北ではない。pixivを『戦略的ゲートウェイ』として再定義し、本営へ転進するのだ!」
​入江軍曹(49歳・丸坊主)は、深々と被った戦闘帽を正すと、迷うことなくスイッチを押し込んだ。
​「パカッとな!」
​ドガァァァァーーン!!
タライが落ちてくるような間抜けな音と共に、pixiv拠点のプレハブ小屋が文字通り「パカッ」と割れ、中からド派手な火柱が上がる。爆風で軍曹の煤けた顔が真っ黒になるが、そんなことはお構いなしだ。
​「さあ行け! リヤカー・エンジン、ボアアップ始動ッ!!」
​軍曹がリヤカーの取っ手にある謎のレバーを引くと、荷台の下から不釣り合いなV8エンジンがせり出し、爆音を上げ始めた。
​「誠の意思が俺たちを呼んでいる! 検索エンジンの荒波を越え、目指すはmixi本営だ!」
​「軍曹、追っ手が! 規約違反のパトロール隊が来ます!」
​綾波が指差す先、検閲のサイレンが鳴り響く。しかし、ボアアップされたリヤカーは、もはや重力を無視したような加速を見せていた。猛烈な黒煙を上げながら、リヤカーは夕日に向かって爆走する。爆風で、なぜか入江軍曹の服だけがボロボロになり、ステテコ一丁でハンドルを握る姿は、まさに昭和の喜劇そのものだった。
​「……あ、軍曹。大事な巻物、一つ落としましたよ」
「な、なにぃぃ!? 戻れ! バックだ! バックしろぉぉぉ!!」
​キュルキュルと音を立てて急ブレーキを踏むリヤカー。しかし、勢い余ってリヤカーは一回転。軍曹はそのまま、泥沼へとダイブしていった。
​ドロドロになった入江軍曹がリヤカーを必死に押し、霧の向こうに見える巨大な門——「mixi本営」へと滑り込んだ瞬間、世界の色が変わった。
​「……ハァ、ハァ……。チェックイン、完了だ……」
​軍曹が力尽きて地面に突っ伏すと同時に、背後の「pixivゲートウェイ」がパカッと閉じ、追撃していた規約のサイレンが遠ざかっていく。
​「軍曹、全データの同期を確認しました。誠の画像、巻物、すべて無傷です」
​綾波が手元の端末を叩き、完璧な報告を告げる。
​「フッ……。見てみろ、この静寂を。ここなら、検索エンジンのフックを仕掛けつつ、我々の『誠の意思』をじっくりと熟成させることができる」
​軍曹は立ち上がり、泥を払って丸坊主の頭をパシッと叩いた。
そこには、BANの恐怖に怯えていた「設定担当・入江省三」の影はない。
​「よし、野郎ども! ここをキャンプ地とする! まずは……ぬるくない、熱い茶を淹れろッ!」
​移動完了。作戦は、次なるフェーズへと移行する——。
​(画面が暗転し、軽快な「バカ殿」風の三味線が鳴り響く)

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