障害者か生活保護 (参加条件付)コミュのニュース #5　業務における誠実さとは

　#5－①
川崎市の障害児通所支援事業所２か所で給付費の不正受給や虐待があった等として、市は「ＪＯＹ　ＫＩＤＳ　ＧＯ」を指定取り消しに「ＪＯＹ　ＫＩＤＳ」６か月指定停止にすると発表した。給付費など計４３７１万円を返還するよう指示する。
市障害者施設指導課によると、「ＪＯＹ　ＫＩＤＳ　ＧＯ」は要件を満たす児童指導員がいないのに書類を偽って提出し指定を取得。適切な配置をせず、給付費をだまし取った。また、男性職員が男児のズボンを皆の前で下ろしたり、別の児童を放り投げたりした虐待が複数件あり、把握しても通報をしなかった。
内部通報により不正が発覚。市の監査で「ＪＯＹ　ＫＩＤＳ」でも同様に適切な配置が無いまま給付費を不正受給した他、男性施設長が男児の口にホースを入れて水を流し込むなどの虐待も確認された。
監査に対し、同社は「遊びの一環」として虐待を否定し、不正受給については「ばれなければいいと思った」と話しているという。

　#5－②
埼玉県加須市の認可保育所で、女性保育士が「リズムあそび」のひとつ「両生類のハイハイ」を指導していた際、園児の体を床に押しつけていたとみられる動画が明らかになった問題で、市長は市議会定例会の一般質問で「報道されたことについては大変残念。全ての指導事項が改善されるまで、監査指導を継続したい」と述べた。
動画は園児が泣き声をあげる中、女性保育士が園児の体を床に押しつけているような様子が映っていた。読売新聞は動画を入手し、小児科医の「股関節などの脱臼を起こしかねず、危険」との指摘とともに報じた。
同園を巡っては、市が臨時監査を実施したところ、当時の主任保育士による虐待にあたると疑われる行為や、市からの委託費（年間約８２００万円）等で用意すべき土曜保育の際の給食も提供していなかった事などが判明。その後、主任保育士や運営法人の理事長兼園長が退職した。
一般質問で市長は、動画について「臨時監査の前に撮影されたもので、園に確認したところ、現在は動画のような保育指導を行っていないとの説明を受けた」とした。その上で「市としてもこども局と福祉部で連携し、適切な保育所運営と保護者の信頼回復に努める」と強調した。
読売新聞が動画について報じた後、園側は母親に謝罪した一方、「教育の一環」と説明したという。母親は「園側が何に謝っているのかが分からない」と述べた。

　#5－③
バスが終点の停留所に到着。男性運転手は後部座席で横になって寝ていた女児に気付かないまま、停留所近くの南千住自動車営業所にバスを入れ、その場を離れた。
　女児が帰宅しないことを心配した父親がＧＰＳで調べると、女児が営業所にいることが判明。連絡を受けた営業所職員が車内で寝ていた女児を見つけ、父親に引き渡した。
　男性運転手は、同局の内規で定められている終点到着時や入庫時の車内点検を怠っていた。同局の調査に「トイレに行きたかった」と話したという。同局は読売新聞の取材に「全営業所に事案を周知し、再発防止に取り組む」とコメントした。