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芸術の日本 美術・評論を中心にコミュの「浮世絵に描かれた恋」から 抜粋した、その2は 喜多川歌麿と月岡芳年

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「浮世絵に描かれた恋」から
抜粋した、その2は
喜多川歌麿と月岡芳年



写真��

喜多川歌麿 《歌撰恋之部 物思恋》大判錦絵 1793〜94年頃
江戸東京博物館蔵


(「太田記念美術館上席学芸員 赤木 美智氏」の解説を参照しました)


有名な歌麿の「美人大首絵」ですね

《歌撰恋之部》は、歌麿と蔦屋重三郎が「恋」をテーマに、さまざまな年齢や身分の女性をとらえたシリーズ



眉を落とした年増の女性、髪形と千鳥文様の小袖は上等そうで、裕福な商家の内儀のようです



副題の「物思恋(ものおもうこい)」に、鑑賞者は想像をふくらませます



ふとした時に見せる物憂げな表情は、過去の恋を思い出しているのか、あるいは夫以外に恋しい人がいるのか



今も昔も、恋する女性は魅力的です




写真��

月岡芳年《風俗三十二相 いたさう 寛政年間女郎の風俗》1888年 ミネアポリス美術館蔵


“いたせう” は、遊女が左腕に針を打たれて、手ぬぐいを嚙み痛みをこらえている様子を描いている

遊女の痛みをこらえる表情がなんともいえませんね


遊女が男(間夫や太客)に変わらぬ気持ちを示すため、腕などに男の名を彫る「入黒子(いれぼくろ)」の場面です

遊女たちは、男との誓いのために「指切」(文字通り指を切断する)「髪切」を行ったそうです

『とくにままならぬ苦界づとめの遊女であれば、苦痛と引き換えに好きな男への真心を表そうとするその烈(はげ)しさを、人々は肯定的に受け止めることがあったのだろう。
ただし、入黒子の上に灸(きゅう)をすえて消そうとする姿も描かれるから、いつの世も心変わりは避けられないようだ。』赤木 美智



月岡芳年(1839―1892)、江戸新橋生まれ、12歳で歌川国芳に入門。弟子に河鍋暁斎、孫弟子に鏑木清方、北野恒富らがいる。「最後の浮世絵師」とも呼ばれ、特に『無惨絵』は、芥川龍之介、谷崎潤一郎、江戸川乱歩、三島由紀夫ら文学者にも多大な影響を与えている。


浮世絵美人画の頂点歌麿と
最後の浮世絵師月岡芳年
二人が描く恋する女性は美しい


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