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芸術の日本 美術・評論を中心にコミュの後白河院と小柴垣草紙 その2

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小柴垣草紙には、斎宮と武者の一夜な情交を描いた短めの短文系と再会まで描いた長文系の二系統があり、密教の教えを加えた「灌頂巻絵詞」は長文系となる。


小柴垣草紙の成り立ちのには、高倉天皇に嫁いだ平清盛の娘徳子に、彼女の叔母で、後白河院の女御だった平滋子が婚礼の祝に贈ったとの逸話が残っている。


江戸時代に、狩野養信が描いた鎌倉時代の模本、慶忍/灌頂巻絵詞の奥書には、詞後白河院御宸筆、絵住吉法眼筆と書かれている。


「小柴垣草紙」がどのような絵巻かと言えば、冒頭から…
『夜更くるほど、小柴のもとに臥したるところへ、いかなる神のいさめを逃れ出で給へるにか、高欄のはづれより御足をさしおろして、にくからず御覧じつる面(つら)をふませ給へたるに、あきれて見あげたれば、うつくしき女房の御小袖姿にて、御髪ゆらゆらとこぼれかかりておはします、御小袖のひきあわせしどけなきに、しろくうつくしき所、また黒くとあるところ、月の影に見いだしたる心まどひ、いはむかたなし。(「小柴垣草紙」)』


小柴垣のもとに眠っていた滝口武者、足で顔をふみつけられて起こされる、見上げると、美しい女房が長い髪を垂らして縁先に座り、小袖一枚を引きかけて、胸も陰部も丸見え…

�´⊆命燭麓輒醉椰�(模本)
慶忍/灌頂巻絵詞 江戸時代

��写真は小柴垣草紙 作者不詳 江戸時代

斎宮が袴を脱ぎ捨てて、下半身を露出したまま滝口武者を誘惑している

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