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意味不明小説(ショートショート)コミュの赤霧

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(語り手)夜遅く、ネオンを反射させながら車を飛ばすのは誰か?
(Wer reitet so spät durch Nacht und Wind?)

それは一人の乗客を乗せたタクシードライバー。
(Es ist der Vater mit seinem Kind;)

行先を確認して、料金メーターをあげると
(Er hat den Knaben wohl in dem Arm,)

しっかりとハンドルを握りしめ、アクセルを吹かして疾走を始めた。
(Er faßt ihn sicher, er hält ihn warm.)



(運転手)お客さん、顔色が優れませんが、どこか具合でも悪いんじゃないですか?
(Mein Sohn, was birgst du so bang dein Gesicht?)

(乗客)運転手さん、あんたにはあの女が見えていないのかい。
(Siehst, Vater, du den Erlkönig nicht?)

顔の半分をマスクで覆った、あの赤い服を着た女が?
(den Erlenkönig mit Kron und Schweif?)

(運転手)お客さん。あれはね、ただの消防車じゃないですか。
(Mein Sohn, es ist ein Nebelstreif.)



(口裂け女)男前のお兄さん、一緒においでよ!
("Du liebes Kind, komm, geh mit mir!)

とっても楽しい遊びをしようじゃないの・・・
(gar schöne Spiele spiel ich mit dir;)

でもその前に、ひとつだけ私の質問に答えてちょうだいな
(manch bunte Blumen sind an dem Strand,)

ねぇ・・・わたしって、きれい?
(meine Mutter hat manch gülden Gewand.")



(乗客)運転手さん、運転手さん、聞こえないか?
(Mein Vater, mein Vater, und hörest du nicht,)

口裂け女が、声をひそめて私に質問しているのが?
(was Erlenkönig mir leise verspricht?)

(運転手)冗談言っちゃ困りますよ、お客さん。
(Sei ruhig, bleibe ruhig, mein Kind;)

今時、そんな昔の都市伝説なんて、流行りませんよ。
(in dürren Blättern säuselt der Wind.)



(口裂け女)ねえ、お兄さん。私と一夜を共にしたくないのかい?
("Willst, feiner Knabe, du mit mir gehn?)

あたしのこの身体をよく見てみなよ
(meine Töchter sollen dich warten schön;)

こう見えて、着痩せするタイプなのさ。脱いだらスゴイんだよ。
(meine Töchter führen den nächtlichen Reihn)

一晩中だって相手して、あんたを寝かしつけやしないんだから!
(und wiegen und tanzen und singen dich ein,)


   
(乗客)運転手さん、運転手さん、あんた目が付いてないんじゃないのか?
(Mein Vater, mein Vater, und siehst du nicht dort)

ほら、すぐそこまで口裂け女が迫ってきているだろ!
(Erlkönigs Töchter am düstern Ort?)

(運転手)お客さん。こんな事を言いたくないが、今夜は随分と飲んだみたいだね。
Mein Sohn, mein Sohn, ich seh es genau,

あれはね、真っ赤なポルシェじゃないですか。おっといけねぇ、赤信号になっちまった。
(es scheinen die alten Weiden so grau.


   
(口裂け女)♪ニトリの中を〜走り抜けて行くまさかのトルシエ〜♪(プレイバック、プレイバック)
("Ich liebe dich, mich reizt deine schöne Gestalt,)

まあ、嬉しい。わたしって、そんなにきれい?・・・・・・これでも・・・?
(und bist du nicht willig, so brauch ich Gewalt.")



(乗客)運転手さん、運転手さん、もう逃げきれないよ。
(Mein Vater, mein Vater, jetzt faßt er mich an!)

あんたがちゃんと話を聞いてくれないから悪いんだ。もうどうなっても知らないよ!
(Erlkönig hat mir ein Leids getan!)



(語り手)さすがの運転手も呆れ果てて、更にアクセルを踏み込んだ。
(Dem Vater grauset's, er reitet geschwind,)

汗ばむ手でハンドルを強く握りしめながら・・・。
(er hält in Armen das ächzende Kind,)

目の前の交差点を曲がればようやく目的地というその刹那、
(erreicht den Hof mit Müh und Not;)

運転手の耳にも後方から鳴るサイレンと停止を求めるスピーカーの音が聞こえたのだった。
(in seinen Armen das Kind war tot.)





(警察官)運転手さん、駄目だよ〜あんなにスピード出しちゃ。ひょっとして、逃げ切れるとでも思った?そうじゃない?そうだよね、そんな事はないよね。じゃあね、この書類を書いてもらえるかな。それからっ・・・印鑑は持ってないだろうから、代わりにここに拇印を押してね。はい、ティッシュ。数日後に罰金の通知が行くから、期限までに支払ってよね。じゃあ、安全運転で!

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