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意味不明小説(ショートショート)コミュのみき子の右耳にバナナが詰まった話

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娘「お母さん。右耳が一切聞こえ無いよぅ」


母「あらあら。見せてみなさい」


息子「お母さん! みき子の右耳大丈夫? 僕が昨日、テフロン加工にはしゃぎ過ぎたせい……?」


母「哲夫。 ちょっと静かに舞ってなさい。
 ……うーん。コレは、どうやらバナナが詰まっているようね」

哲夫「バナナ?なら、僕のせいじゃ無いんだ。良かった……」


母「でも、ちょっと心配だから、お父さんに見せましょう」


父「呼んだかい?」


哲夫「わぁ!! みき子の右耳に関しては他の追随を許さないお父さんだ。 良かったな、みき子。 もう心配ないよ」

みき子「左耳に向かって話してよ」


母「アナタ。みき子の右耳にバナナが詰まっているみたいなの。」

父「何だって? みき子の右耳はバナナが詰まってないのが一番の見どころだというのに」


母「みき子の右耳に関しては他の追随を許さないアナタなら、何か分かるかと思って」

父「よし。見てみよう。
 ……うーん。コレは恐らく右耳にバナナが詰まった状態だな」


母「一体何でこんなことに……」

哲夫「お父さん。何とかならないの?」


父「みき子の右耳に関しては他の追随を許さないお父さんでも、コレはお手上げだな……」


哲夫「そんな!! みき子は一生涯右耳にバナナが詰まったままだっていうの!?」

母「そんな……。この子が可哀想過ぎるわ!!」


父「いや、みき子の右耳にバナナを詰めた犯人さえ見つかれば何とかなるかもしれん……」


哲夫「でも、我が家は夜は外側から鍵が掛かっているから……」

父「そう、完全なる密室!! よって、犯人は我々の中にいる!!」


母「私は違うわ! 昨晩セロテープをくるぶしに貼るのに夢中だったもの」


哲夫「僕だって、昨晩はテフロン加工にはしゃいでたから、そんなことする暇はなかった!」


父「お父さんだって、昨晩は許せる針金と許せない針金に仕分けるのに忙しかった」


みき子「あたしは自分の右耳にバナナを詰める趣味は一昨年に卒業したわ!!
 ソレなのに……こんなの、あんまりだわ!」





一体、誰がみき子の右耳にバナナを…………!!



〈続かない〉

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