日蓮原理主義を破折する会コミュの神社に悪鬼鬼神が住むという邪説を破折する②

　日蓮原理主義者はこう言う。
　【諸天善神は、真実の仏法である南無妙法蓮華経の功徳を法味（神様の活動力の源）として食し威力を増し、それによって得られた力をもって人々を守護する。ところが、末法の現代は、白法隠没といって、仏法を正しく信仰する人が極端に減ってしまうが故に真実の仏法の勢いも減少し、よって、仏法の功徳を活動力の源と頼っていた諸天善神はみな、法味に飢えて社を捨て、天上世界に昇り帰ってしまっている。
しかも、それだけでなく、主を失った神社には、代わりに悪鬼・魔神が棲みついて、災難を引き起こす。】

しかし、良く考えてみよう。神道は縄文を背景に紀元前後から始まり、天孫族に属する天皇家が【神問わしに問わしたまひ神祓いに祓いたまひて～(大祓祝詞)】とある様に、征伐を行って、都合の悪い国津神(土着神)を抹殺して改修した宗教である。
　仏教は紀元後あたりに百済から伝来し、大化の改新頃に定着した外来新興宗教である。しかも、今の檀家制度は徳川幕府がキリスト教の布教を防ぐために、民衆に施行したものである。【鯉、馬が中国から伝来して日本固有になる】、または【スイカ等の外来作物が日本特産になる】みたいなものである。
　仏教伝来以前は諸天善神である神道の神々は、祝詞を法味として効力を発揮したのであり、仏教伝来後に一部の神社で、般若心経を法味として奏上する事はあったが、題目とは聞いたことが無い。ましてや、神社参拝もせず唱題してである。
　客観的に冷静にみて、神社参拝を禁じる神は明らかに神社と性質等を相反する神仏である。
　日蓮さんが立宗した前も、仏教伝来以前も諸天善神である神道の神々は祝詞を法味としたはずである。
　従って、上手い事言って誤魔化しているが、日蓮曼荼羅の諸天善神は【教義では天照大神、八幡大菩薩をはじめとした日本の神々】であるが、神道の神々では無い可能性が無きにしもあらず、である。
　いずれにしろ、神社参拝を禁じる理屈はいい加減、デタラメであり、根拠は無い。