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即興表現コミュの宮城・絵本シアター巡業ご報告

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先週はフェンスワークスが地元のNPOと提携して毎月行なっている
宮城・仙台を中心とした絵本シアターの公演、ワークショップを通じての
復興支援事業に同行してきました。

地元では「絵本バス」と呼ばれて親しまれている黄色いバンに乗り込んで
雪を戴く蔵王の山並みを背景に、緑とせせらぎの春の陸奥路を、
旅の一座よろしく町から町へ村から村へと移動します。

ある保育園では、玄関に水をいれた箱があり、
靴底を洗ってから入りました。
少しでも放射線量を軽減して子供たちを守りたいということでした。

メンバーの来訪に大喜びで人懐こく遊びを仕掛ける子供たち。
どこまでも柔らかい緑の風の中、大人達も子供時代に戻って一緒に遊びます。

講堂での大人のワークショップ中に「大変なことになってる!」と呼びに来た小学生達に、何事か!と大人全員で慌てて駆けつけると、
なんと仲間ハズレにされた男の子が涙と鼻水で大ゲンカの最中。

NPO理事のナイスミドル、千葉さんの対応が効いてます。。
「自転車で緑の中を思い切り走ってこい!風を感じてこいよ。」

呆れるやら安心するやらで、大人のワークショップはお祝いのデュエットダンスを楽しむ流れに変容していったのでした。。

ここでは大人も子供も同じ目の高さに生きています。
泣いても笑っても暖かい純朴な東北人気質が漂います。

自分の自己実現や主体性の確立より、隣にいる人の気持ちや、家族や、
村のことを第一に思う人々。

彼らこそ、「個人」を生きるよりも土着の関係性を生き抜くことを選びとる
日本列島の「地域に生きる自然な人々」なのだと思います。

全国から寄せられた絵本は、押し付けがましくない、個性的で
滋味豊かな絵で子供たちや大人たちの目を樂しませます。

陸奥(みちのく)に生きる人々の身体感覚から立ち上がり、
よりふさわしい形に向かって建築中の傾聴即興舞台「絵本シアター」。
役者達の丁寧な傾聴によって積み重ねられる暖かい空間。

宮沢賢治が愛した東北日本の原風景と原家族が、支えあい甘え合う温かさに
結ばれ、一つになって厳しい大自然の中を生き抜く感覚を、寿ぎ祝うことが
できたと思います。

よく泣き、よく笑う、青葉香り立つ五月のみちのく「仙臺」に息づく愛すべき人々。

金曜日の夜は仙台市のどの居酒屋さんも満員になってしまって
お店探しに苦労しました・・・

再会を約束して別れる仙台空港での心地よい疲れ。仲間の笑顔。

フェンスワークスの東北宮城・黄色い絵本バス巡業は、一年間続きます。


    フェンスワークス 傾聴黄色空間バス乗務員 はしもとくにひこ
      







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