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MAYDAY メーデー!ナショジオコミュのDEAD TIRED Continental Connection 3407便 墜落事故

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2009年2月12日、米国NJ州Newark空港からNY州Buffaloへ向かっていたContinental Connection 3407便(Bombardier Q400型機)はMarvin Renslow機長とReebecca Shaw副操縦士によって43分の短距離フライト中であった。Buffalo空港へアプローチする際、冬の雪嵐で操縦席の窓には着氷が見られていた。着陸前チェックを行ってギアダウンしたところ、操縦桿がshakingして失速警報が作動。その後機体は錐揉み状態となって、空港の手前8kmのClearance Center Station近くの住宅地へ墜落炎上した。乗員乗客49名全員と住宅にいた主人1名が死亡した。
NTSBのClint Crookshanks、Scott Warren、Roger CoxとLorenda Wardらは機体後部を切断して、Blackboxを回収し、焼け落ちた機体と住宅の残骸を篩にかけて、遺体と残骸をより分けた。この作業には、Forensic studyを専攻していた大学生が動員された。また機体の4隅を確認して、墜落時に空中分解していなかったことを証明した。
CVRには機長と副操縦士がおしゃべりに興じていたや、墜落の6分前に着氷が目視されていたことも会話で分かった。FDRからはdeicing用bootsはONにセットされ、除氷は実施されてiding状態にはなかったものと考えられた。他方、残骸にあった計器盤から失速を教えるreference speed switchもONとなっていた。approachチェックリストを確認中に機速が低下していたのに二人とも気付かず、reference speedが失速前に操縦桿のshakerが作動して、機長はthrottleを上げたものの、機首を上げてしまったため本当に失速したと結論された。CVRで機長がWe're down!と叫んでいる際に、副操縦士がI put the flaps up!と発言しており、このため錐揉み状態から回復できなかったと考えられた。
パイロットの勤務状況を調べてみると、機長はFL州Tampaの自宅からNewarkへ出勤し、乗員の控室のソファーで仮眠を取っていた。副操縦士はWA州Seattleの自宅から貨物便のjumpシートの便乗して出勤していた。事故で犠牲となった女子大生Ellyce Kausnerの父親らは、連邦議会へ操縦士の勤務状況改善を陳情した。NTSBは同便を運航していたColganエアへ労務環境の改善を指摘し、同時にEKGや心拍、目の動きを監視して疲労度を評価するfatigue detectorの開発を提唱した。


コメント(2)

米国では、Colganエアのようなregional aviationからmajorの航空会社へ移籍していくのが操縦士の出世と云われるが、番組内で機長の年収が6万ドル、副操縦士は1.6万ドルしかなく、これではバスの運転手の方が高給だと批判されていた。icingに対する備えや対処に不注意があったことは否めないが、事故の根底には給料の低さと過労があったことは事実だろう。グレイハウンドバスに乗る手軽さで近距離便で移動できる事は素晴らしいが、その背後にこのような暗い一面があることを曝け出した事故であった。
Renslow機長役のAshley WrightとShaw副操縦士役のAva Himmelは、疲れながらも雑談しながら懸命に機体を飛ばしている操縦士たりを好演していた。恐らくsterile cockpitだったら寝こけてしまったのかと思わせる演技だった。

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