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MAYDAY メーデー!ナショジオコミュのEDGE OF DISASTER Atrantic Airways 670便 着陸オーバーラン事故

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2006年10月10日、石油掘削基地従業員16名を乗せたRC670便Bae146型機は、Norway南部Sola空港から中部西海岸Stord空港へアプローチしていた。当初RWY15へ着陸予定であったが、背風6kt程度であったので、直前にstraighit-inRwy33へ変更した。7時32分に接地したが、左spoilerが作動せず、foot brakeを強く踏んだが原則不充分だった。機長は咄嗟に緊急ブレーキもかけたが1,200mの滑走路端に迫り、機体を横滑りもさせたが、止まりきれず、崖下へ転落。右翼から出火し、4機のエンジンも容易にshut down出来なかった。操縦室のドアが開かず、乗員は窓から、16名の乗客は後方ドアから避難したが、4名が死亡した。
Norway航空機事故調査委員会AIBNのTor NorstegaadとKaare Halvorsen調査官は、降雨で滑走路面は濡れていたものの、事故の25分前に同型機が難無く同じ滑走路へ着陸しており、通常ならば470mで停止する筈とした。spoilerが片方不作動であったことは、spoilerが火災で消失していたが、そのアクチュエータの形状で確認された。Bae146-300型機は背風での事故歴が多いが、このような状況でも車輪のanti-lock systemが作動して、1,200m手前で停止することがsimulator検証で確認された。調査官らは滑走路上のタイヤ跡が黒くなく、薄い灰色だったこと、タイヤのゴム片が多数散らばり、焼け残ったタイヤ表面が粘っていたことから、強い制動による高熱でハイドロプレーニング現象を起こしていたと推定。CVRの作動音解析から、緊急ブレーキがかけられた直後からこうなったと判断した。同機のmanualには緊急ブレーキを作動させるとanti-locksystemが作動せず、滑走距離が6割増大する可能性が記載されていた。これ一連の操作で、機体がoverrunしたと結論された。

コメント(2)

Norwayは山がちな地形で滑走路が短く、風の影響を受けや易くて、かつ路面凍結の危険もある。Bae146のような短距離離着陸が可能な4発ジェットが活躍する地域だ。だからこそspoiler不作動など、着陸時のアクシデントに対する様々な対処策は、simulaterで充分研究し、訓練しておくべきだった。どうにも解せないのは、emergency landing systemがonになると、anti-skid systemがoffとなることだ。緊急事態なのだから、一刻も早く、安全に停止すべきことが最重要な筈だ。AIBNは報告書で滑走路に水切り用の溝を刻むことや、滑走路をあと50m長くすることを勧告したようだが、機体設計変更の方が重要なのではないかと思うのだけど。
事故機のNicholas機長は34歳で、若々しさと機体を止めようとしていた時の必死さを代役は好演していた。その後も飛び続けているのか番組内で語られていなかったが、もしもそうなら入り組んだ入り江の上にあるStord空港へapproachする度に、悪夢に苛まれることだろう。

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