ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

MAYDAY メーデー!ナショジオコミュのICY DESCEND SOL 5428便 墜落事故

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2011年5月18日、ArgentineのNeuquen空港から南へ90分の位置にあるComodoro Aiadavia空港へ向かうSOL航空5428便は、Juan Raffo機長とAdriano Bollatti副操縦士および客室乗務員1名のもと、乗客19名を乗せて20:05離陸した。
dispatcherより天候上icingの可能性を指摘されていて、FL190まで上昇中にBollatti副操縦士はrime iceが付着し始めたことに気付いたが、Raffo機長はFL190まで上昇すれば充分低温となり問題ないだろうと答えた。しかし着氷が予想以上であり、IASが低かったので、vertocal modeを選択して早く上昇することとした。FL190で巡航中に主翼へも着氷し始めたため、機長はFL140への降下を決めた。すると機体に振動が出始めて、フルthruttoleとしたが、master caution警報が点灯してpitchが下がり、spinに陥った。同機は姿勢を立て直すことができず、Rio Negro州のPatagonia平原へ墜落した。
同国航空機事故調査委員会JIAACのSuarez委員長は生存者がいないことを発表し、Augusta De Santis調査官をLeaderとして車で1日かかる現場へ送り込んだ。墜落時点には直径4-5mの穴ができ、その先200mまで扇状に残骸が飛散していた。FDRとCVRは米国NTSBへ送付されて解析に付された。両エンジンとpropellaは墜落まで正常に作動していたことを確認した。
dispatcherへ聞き取り調査を行うと、事務所が16時に閉鎖されるため、5時間前の気象情報を渡しており、実際にはsevere icingの状況であったと分かった。乗員はice protection ONとしていた。
FDRを解析すると、129ktで水平飛行していたが、142ktへ増速していた。しかしicingする状況では160ktで飛行するのがmanual上での規定となっていた。またthrottleが充分入れられていなかったため、vertical modeでは136ktで上昇しており、過度のpitch-upで機体腹部へのicingが早まったと考えられた。
乗員はstick shakerをprop-icingと誤解し、失速していると思わず操縦桿を引いたために錐揉み状態に陥いり回復できなかったと結論した。
SOL航空ではsimulatorでicingの手順は訓練していたが、実地ではそれが発揮されなかった。

コメント(2)

vertical modeでの謂わば強引な上昇では機速が出ないばかりでなく、icinigの危険度も増すことに乗員が気づいていなかった。dispatcherも重度の氷結が予想されていたのに、5時間前の気象情報でbriefingしていたのが間違いだった。easy operationの結果が大事故へつながったと云えるだろう。
Bollatti副操縦士(Jonathan Silver)がRaffo機長(Rico Tudico)に対して、icingの状況を逐一表明していたのに、それに対する対処が疎かだった。事故機には本来Carlos Pichinato副操縦士が乗務する筈であったが、急遽Bollattiが交代して乗務し、事故に遭遇した。Pichinatoは番組内で運命の悪戯を涙を浮かべて話していたが、彼だったら機長へ強く上申できたのだろうか?

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

MAYDAY メーデー!ナショジオ 更新情報

MAYDAY メーデー!ナショジオのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。