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MAYDAY メーデー!ナショジオコミュのPLAYING CATCH UP Execuflight 1526便 墜落事故

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2015年11月10日、Execuflight 1526便(Focker 700型機)は、米国OH州Dayton空港から同州Akron空港へ FL州からきた実業家7名を乗せてFL170を飛行していた。Lenate Marchese機長とOscar Chavez副操縦士は1,800ft OCVの悪天候のなか、Akron空港へ9,000ftまで降下していた。風向風速が290°/7kt、600ft OCVまで雲底は下がり、Localizer Rwy25 approachで視程1.5SMと厳しい着陸条件であった。先行する飛行学校のPiper機が着陸したので、そのまま降下を続けていたが、滑走路手前2.5NMでもRwyは見えなかった。雲から出た途端に高度が低すぎとなり、同機は左翼を地面に接触させながら空き家へ突っ込んで炎上した。
NTSBのDavid Lowrence調査官らは、墜落地点の手前に左 翼端が接地して掘った溝(gauge)に注目し、flight controlの問題がなかったかをまず調べた。Angle of Attack計は赤bandにあって、失速していた可能性が高まった。事故機からCVRは改修されたが、FDRは未搭載であった。
Jim Silliman調査官が同社のweight&balance sheetを精査してみると、APU分が含まれておらず、APUの300Lbsとその燃料81Lbsを含めると285Lbs重量が超過していた。
Radaデータを分析してみると、事故機は95ktで失速して墜落しており、dive & driveで降下していたため、降下率が2,000fpmにも達していた。
CVR解析では、Marchase機長はChavez副操縦士に対して、Piper機との間隔を維持するよう求めながら、Gearを卸、throttoleを下げたため、IASは120kt以下となり、機長は失速させないぞ!とけんか腰で副操縦士と声を上げながら墜落していた。
Human behavior専門家のSathya Silva調査官は、乗務員が数日前から休んでいないことに注目し、同僚のDonniye機長と面談して、事故の2日前にChavez副操縦士がボロボロであったと証言した。この副操縦士は、同社の規定では客が搭乗していない時のみP/F可となっていた。
Marchese機長も疲れており、社則に反してChavez副操縦士に操縦させていた。coaching型の性格で、怒りながら指導していたが、MDAを下回ったことに気付かず、IAS100ktも目に入らずにRwyを探していたと思われた。
機長と副操縦士の飛行経歴も調べられたが、どちらもdismissedまたはtraining failedと悪い評価が残っていた。
EXECUflightのCRMマニュアルも監査されたが、内容に乏しかった。

コメント(2)

充分な訓練を受けず、過酷な労働環境で飛ばされていた操縦士こそ犠牲者とも云える。米国の職業パイロットは、こういう過酷な状況で飛行時間を稼いで、優れた者は大手航空会社へ新たな足掛かりを得られるキャリアアップ構造のだろうか?
NTSBのDavid Lowrence調査官(Brendan Wall)が淡々と実地調査を進めていた。Human behavior専門家のSathya Silva調査官(Sabrina Persaud)は実物よりも役者の方が溌溂としてて印象的だった。

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