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MAYDAY メーデー!ナショジオコミュのMASSACRE OVER THE MEDITERRANEAN Itavia航空 870便 墜落事故

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1980年6月27日、Itavia航空 870便(DC-9型機)は、乗員4名と乗客77名を乗せて、ItalyのBolognia空港からPalermo空港へFL290で巡航していた。方位195°でPalermoNDBが受信できないため、ATCより210°変針を指示され、turbulenceでFL250へ降下したところ、気流が安定して、NDB電波も受診できた。その直後、radar画面から機影がなくなった。
journalistのAndrea PurgatoriはRomeの管制官らしき匿名の者から電話を受けて、「航空当局からの話は信じるな。NATO軍とLybia軍の戦闘に巻き込まれて、ミサイルで撃墜されたのだ。」と知らされた。実際その頃にFrance空軍の戦闘機とLybia空軍機が交戦していた可能性があり、Lybia軍機がItalia南部の山中に墜落していたのが見つかった。地中海の墜落現場付近からは38名の遺体を回収したが、事故機は海底に沈んだままとなった。残骸は200㎢に散乱していた。ATCへの聞き取りでは、NDBビーコンの受信トラブルしか問題なかったことが証言され、空中衝突や過去4件報告されたことがあるDC-9型機の構造破壊検証された。NTSBのJohn Macidull調査官が協力して、radar画面の航跡を解析したところ、墜落現場付近に3つの未確認のtrafficがあったことが確認された。
遺体を司法解剖したところ、金属片が見つかり、これは事故機のgear収納部付近の部品と判明した。金属片にはTNTが付着していて、爆発によって遺体へ食い込んだものと考えられた。ミサイル攻撃によるものか、機内での爆破によるものか定かに出来なかったが、この墜落から5週間後にBolognia駅で過激派の仕掛けた爆発物が炸裂して85名が爆死するテロが発生した。
更に5年後の1997年5月に、英国AAIBのFrank TaylorとSweeden航空事故委員会のGolan Lilyaが協力して、海底から回収されたCVRの解析と残骸の組み立て作業が進められた。CVRではDominico Gatti機長がEnzo Fontana副操縦士に向かって、グアルダ(Look!)と言った直後に音声が途絶していたが、何を観ろと言っていたのか不明であった。残骸の回収は、FL240に西の風100ktとの仮定で残骸の散乱位置を推定し、約4割の残骸が回収された。機体の全部は高速で海中へ沈んでおり、後部は爆発の痕が見つかった。詳細に組み直してみると、Lavatoryの部品に爆発物が仕掛けられると、このような機体の穴が開くことが分かった。実際、同型のトイレを地上で爆破させると、その残骸は事故機のものと同様に破壊されていた。1994年Taylorらは、トイレの流しの下方に爆発物が仕掛けられたことによる爆破墜落事故と結論した。しかしItaly政府はこの結論を受け入れず、ミサイル撃墜説を指示した。同国の高等裁判所は1億ユーロを遺族へ支払うよう判決を下した。

コメント(1)

地域の軍事紛争に巻き込まれたのか、或いは過激派の爆破テロの標的となったのか、恐らく一部の関係者は真実を知っているのだろうが、当番組の副題である。「航空機事故の真実」は今も闇の中である。Frank Taylor(Clive Walton)がItalyをdreadfulな国だと糾弾していたが、科学的な根拠をもってしても、それを認めようとしないのには、同国の内政に複雑に絡む利害があるからなのだろう。

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