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MAYDAY メーデー!ナショジオコミュのAIR FRANCE 447: VANISHED エア・フランス447便 墜落事故

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2009年6月1日、Rio de Janeiro空港からParis空港へ向かっていたAF447便(A330型機)は228名の乗員乗客を乗せて、大西洋上をFL350でINTO#ポイントへ向けて飛行していた。Mark Dubois機長、Pier BoninとDavid Robert副操縦士の3名が、交代で操縦を行っていた。1:49amにDakar洋上管制センターへ交信相手が代わったが、同機からの連絡が途絶した。
FranceのBEAは墜落した可能性が高いとして捜索を開始。Jean-Paul Troadec局長以下、Alain Bouillard主任調査官やLeopold Sartorius調査官などベテランが調査の先頭に立った。失踪から5日後にBrasil空軍機が、同機の残骸や未開封のlife vestの袋を発見して、墜落したことが確認された。
テロによる爆破、落雷など悪天候、機体の腐食などによる空中分解など多方面から墜落原因が検証されたが、いずれも有力な手掛かりはなかった。他方、Galleyユニットの破片が海面から回収され、pan cake様のimpactを受けていたことから、失速して墜落した可能性も考えられた。ソナーを用いた機体の捜索が続けられたが、2年間大西洋の底に沈んだ機体は見つからなかった。
2011年3月27日、Phnenix International社の母船から探索に出されたAUVが、水深4,000mの海底に機体様のソナーイメージを確認し、その周囲から事故機のFDRとCVRを回収することに成功した。このために3,200万Euroもの経費を投じた。
CVRのmemory cardは一部破損していたが、FDRのそれは解析することが出来た。FL360でpitot管が氷結して、auto-pilotがOFFとなり、右席のBonin副操縦士はサイドスティックを引いて機首上げしたため失速警報が作動。そのまま12,000fpmの速度で岩が落っこちるように墜落していた。CVRでの解析では、FL350で雲中へ進入しところで、Dubois機長が休息に入り、Robert副操縦士が左席に付いて操縦を交代した。二人とも副操縦士で、どちらがcomanderかハッキリしないまま操縦していたため、master cautionが作動した際にも、左席は機首下げ、右席では機首上げのスティック操作がなされていた。Robert副操縦士はDo you understand what's happening?と困惑し、Bonin副操縦士はI don't know what's going on...とそれぞれの操作が相殺されていることに気づかなかった。Dubois機長が操縦室へ戻ってきて、機体が機首上げ姿勢で失速していることに気づいたが、手遅れのまま墜落してしまった。
この事故で104名の遺体が収容されたが、残りは大西洋の海底深くに眠ったままである。

コメント(2)

操縦中に何が起こったか分からなくなったら、操縦桿を一旦離せ、もしくは操縦桿を倒して(押して)もよ!というのは20世紀の昔から云われている金言であり、最新鋭の全自動操縦機でも当てはまった。雲中飛行に入る前に、Pitot管にanti-iceが作動していたのか?stall warningが作動したらどう対処するのか、何故こんな基本的な事項が確認されていなかったのか、不思議でならない。
BEAが€32millionもかけて事故原因を究明したかったのは、最新鋭機の評価を下げたくなかったからだろう。結果としてAF社の習練度が暴かれた形となった。
失速に陥ってあたふたする様子をBonin副操縦士(Ray Galletti)、Robert副操縦士(John Maillet)、それに操縦室へ戻ってきたDubois機長(Russell Ferrier)が熱演していた。

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