事故機のRasmussen機長は恐らくサービス精神旺盛で、乗客との一体感を楽しんで飛行していたのだろう。今日では操縦室のドアを開放するなどもっての外だが、事故発生で操縦室へ入ってきたのは非番のHolmberg機長だった。SAIB事故報告書でも、この機長の助太刀で最悪の事態は避けられたと記載されているそうだ。番組内ではRasmussen機長が涙ながらに事故の状況を語っていた。副操縦士は操縦業務へ復帰できたが、機長は精神的なダメージを受けて、I can't believe a machineと語っている。航空機事故後、生存した操縦士の1割はこういった理由で職務に復帰出来ないと云われている。