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MAYDAY メーデー!ナショジオコミュのRUNWAY OFF Continental1404便 離陸失敗事故

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2008年12月20日、Continental Airlines1404便(B-737型機)は乗員5名と乗客110名を乗せて、Denver空港からHouston空港に向けてRwy34Rからの離陸態勢に入った。Beech1900Dが無事に離陸して、Taxi into Positionし、管制塔から風向風速270°/27kt、離陸後020°へ右旋回するよう指示されて離陸許可が出た。
離陸滑走中、機体が突然左に振れて直ぐに修正されたが、再び大きく曲がって今度は滑走路を逸脱した。機体は1回跳ね上がって、地面に衝突し、右エンジンから出火して、滑走路脇700ftの地点で停止した。管制塔からは事故の様子が見えず、管制官は周辺機からの通報で事故を知った。来たから流出した燃料は、事故現場が斜面で機体から離れて下って行ったため、全員が機体から脱出できた。
NTSBのBill English、気象専門家のDon Eick、それに滑走路構造専門のDon Eick調査官らは現地でまずタイヤmarkingを測定して、逸脱経路を確認した。rudder controlの不調(harder)、アクチュエータの故障がないかを調べたが問題なかった。sterringシステムの不調として、nose wheel scrubbingの不調がなかったか調べたが、これも否定的であった。ブレーキ系統ではjammingしていなかったか確認したところ、これも問題なかった。Eick調査官は当時の気象から滑走路表面は乾いていたと想定して、強い横風で機体が振られた可能性を示唆した。ATCへの聞き取りでは、横風成分は33ktの限界未満であった。
回収されたFDRはWilliam Bramble調査官が解析した。横風コントロールとして、機体が左へ振られたあと、rudderとaeronを操作して対処し、さらに機長がtellerでnose-wheelを中央へ戻そうとしたが、既に高速過ぎて逸脱したと分かった。
CVRを再生すると、(滑走路前方の空に)雲が流れていくぞ...rolling...reject!...reject!と録音されていた。滑走路前方の雲はRocky山脈からDenverへ下ってきたmountain waveで、実際突風の強さは40ktを超えていた可能性があった。これは非常に稀な現象で、数万回の離着陸1回(即ち、職業パイロットが一生に1回あるかどうか)の頻度だった。機長がrudderを踏んでその後緩めたため、機体がdriftしたと思われた。
NTSBは横風突風の離着陸を訓練項目へ加えること、FAAに対しては山岳波の予測体制強化を勧告した。

コメント(2)

小型機はDaggettのDOR/DMEを1万数千ft超で超えて、急降下しながらDenverの街へ降りるのが通常なので、この山岳波は比較的よく遭遇する。その際はある程度ガブられるのを予測しているから山肌とのclearanceを気にしていれば何とかなる。離着陸の時には一瞬の判断なので、難しい。管制塔がgust情報を言ってくれれば大分緊張感が増す。
なおYoutubeのCapt.Joeは、山形空港で山岳波がよく発生すると云っている。
自分は一度仙台空港で同様な体験をして、その際は何とか滑走路から逸脱せずに済んだ。exitから高速で出たので、管制官が止まれ!!と怒鳴っていたが、gust情報は2回目の離陸前の時に初めて通報してきた。


David Butler機長(Kevin Allan)、Levang副操縦士(Jessie Griffith)は滑走中の横風対応を、ちょっと大げさに演じていたように見えた。自動車の急ハンドルみたいに操縦桿を扱うことはなかっただろう。

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