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MAYDAY メーデー!ナショジオコミュのRUNWAY BREAKUP Aires航空8250便 着陸失敗事故

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2010年8月16日、Aires航空8250便(B737-700型機)は、Wilson Gutierres機長とCamilo Pineros Rodriguez副操縦士ら131名が搭乗して、ColumbiaのBogota空港からCarib海に浮かぶSan Andres空港に向かって4時間遅れで夜間飛行していた。Radarで前方に雷雲が発生して、Seatbeltサインを点灯させ、ほどなく雷鳴が轟く乱気流中を飛行することとなった。その頃、San Andres空港の天候は視程>10km、1,500ftにScatteredと悪くなかった。同機が空港へアプローチする頃には、空港の天候は小雨から豪雨となって、視界も5kmまで悪化した。Gear-down、Flaps5°、Missed-approachは右へ5°など確認して着陸時チェックリストを完了。空港管制官からRWY06は視認出来ているか?を問われた時、500ftAGLで視認出来たと副操縦士が答えた。"Approach too low, Captain!"と副操縦士が指摘するも機長は暫く無反応で、Go-aroundを開始した時には既に遅く、同機は滑走路手前の土手に激突して機体が3つに割れてRWY06上で停止した。機体が歪んでドアが直ぐに開かなかったが、Tray-tableに体を打撲して1名が死亡した以外に、全員が脱出した。2週間後もう1名が亡くなった。
同国の事故調査委員会GRIAAはJulian Echeverri調査官らは、事故機がHard-landingして滑走路06に正対して擱座していることから、着陸時の天候に問題がなかったかをまず調査した。両翼のStatic wicksは溶解しておらず、機体への落雷は否定的であった。着陸時の1:44amでの空港監視カメラ画像や気象データからは風は060°から強かったものの、Wind shearはなかったと考えられた。事故機の残骸を調べてみると、両エンジンは正常に作動しており、Flapsも正しい位置にあって、Auto-brakeはwet RWY用になっていた。Columbia空軍のEver Sabogal調査官は風雨が事故発生に作用したのかと考えて、管制塔の管制官へ聞き取り調査を行ったが、彼女は空港の気象変化を逐一伝えていたと証言した。またPAPIは点灯させていた。
回収されたFDRから、事故機はVertical Speed Modeになっており、1,100ft/minにセットされていた。これは最大でも900ft/minにセットするのが通常で、高度と距離を補正するのが大変だだろうと想像された。CVRを分析すると、機長は"We're too low"と認識していたものの、副操縦から"Look out, Captain!...Can you make it? Climb!"と危機感が共有されていなかった。Approachタイプを疑問に思わず、"In sight landing"とコールしているものの、PAPIを気にしていない様子だった。Sabogal調査官が機長本人へその点を尋ねると、機長は以前からTouch down zoneへ接地させない訓練をしており、Thresholdの緑色灯火に集中し、そこへ接地させようとしていたと答えた。
Gutierrez機長は事故の前年まで12年間Dash-8に乗務しており、5週間の移行訓練を受けて、B737型機には3か月間しか乗務していなかった。Rodriguez副操縦士に至っては移行訓練期間は2週間に過ぎなかった。Aires航空は2009年にJet機を導入したが、新たに操縦士を雇い入れることはせず、短い期間の訓練でrevertedさせていた。事故調は同社の訓練方法の杜撰さと共に、滑走路周囲が暗黒だと、空港灯火で浮かび上がった滑走路が近く見えるBlack hole illusionも作用した可能性を指摘した。着陸時の悪天候で、Landing lightsやWiperも作動させていたので、余計にBlack holeが増大したと考えられた。

コメント(2)

4時間遅れのフライトで2amに到着予定となると、深夜の雷雨でも早く目的にへ到着したいという気持ちが強かったと思う。そもそもアプローチ方法はILSであったと思われるが、なぜGlide slopeへ機体を乗せなかったのだろうか?Rwy thresholdへ接地させるのが常だったと答えていたので、G/Sは無視していたのか?悪天候で厚い雨雲を突き抜けて着陸する時は、Landing light OFFの方が外が見やすいし、心理的にも落ち着く。自分は翼端のAnticolision lightが点滅すると、稲光みたいで本当に不安が増長して気分が悪くなるので、これも消灯することにしている。
Columbiaの航空機事故調査委員会は、GRIAAの略称と共に、ジグゾーパズル化した飛行機の機体をLogoにしていて、番組内でもこれをプリントしたポロシャツを着て捜査している。捜査手法を連想させて面白い。

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