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MAYDAY メーデー!ナショジオコミュのEXPLOSIVE TOUCHDOWN Uni Air 873便 着陸後爆発事故

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1999年8月24日、Uni Air (立榮航空) 873便(MD-90, B-17912)は90人の乗客と6名の乗務員を乗せて、台北空港から花蓮(Hualien)空港に向けて20分の大変短い飛行を終えようとしていた。着陸は副操縦士が担当し、高めの位置から沈下率が大きいまま弾むように接地した。機長が操縦を代わり減速していたところ、客室の方からボーンという爆発音がした。客室内は火炎に包まれて、大混乱となった。機長はMayday!を宣言し、エンジンを停止させた。全員が機外へ脱出できたが、28名が入院し、うち1名が火傷で死亡した。
台湾Air Safety Council委員長のDr.Kay Yongは、滞在先の香港から急遽帰国して、事故調査に当たった。米国FAAからTony Jamesと爆発物専門家のEd Kittelが招聘されて調査に加わった。客室乗務員は大きな爆発音が客室内から聞こえたと証言したので、Kittelらは客室内を丹念に調べて、屋根が捲れ上がったLow8のSeat8Bが爆発元と特定した。
回収されたCVRを解析してみると、着陸は問題なく、接地後に爆発音がして、その音波波形は高周波スパイクであり、ガス爆発音と一致した。燃料系統には異常が見当たらず、8B座席に爆弾が仕掛けられた可能性が高まった。Tony Jonesらは床を中心に機内を調べなおしたところ、7C座席下で漂白剤のプラスチック容器上1/3が千切れた形で転がっていた。本来750mL入りの陽気で、ガソリン臭がした。Dr.yongらはこれをgoldenナゲットとして、台北空港の保安検査場の録画ビデオをチェックした。するとキャンプ用燃料3本、殺虫剤1本、それに漂白剤2本をバックに入れた乗客が、検査員から質問されている場面が見つかった。漂白剤2本は乗客のバックへ戻していたが、その調査官に直接問いただすと、乗客が漂白剤だと申告したので、中身の臭いを嗅ぐなどせず、そのまま戻したと証言した。発火した原因として、Swiss Air墜落事故から機内audioシステムの電線がまず考えられたが、敗戦からの出火は否定的であった。Value Jet墜落事故のように酸素発生器が過熱して発火した可能性は、pinが抜けていなかったので考えにくかった。残骸から発見されたオートバイのバッテリーは、端子にワイアが接続されており、接地時の衝撃でワイアが接触して発火した可能性があり得た。特に漂白剤2本の蓋が緩かった場合、ガソリンがロッカー内部で気化していた筈で、容易に爆発することが考えられた。
ガソリン入り漂白剤容器2本を機内へ持ち込もうとした人物は台湾の十種競技の国家的英雄であったKu Chin-Shui元選手であり、彼は起訴されて数年間裁判が続いた。ガソリンを漂白剤と偽って機内へ持ち込もうとしたのか?Bikeバッテリーは別人が持ち込んだのか?などの争点で証拠不十分と判断され、彼は無罪となった。


コメント(2)

ぞっとする危険な状況がとうとう着陸後に現実となってしまった事故だが、もしも離陸後に発生していたら全員死亡する事態になっていただろう。また事故原因も解明できなかった筈だ。
そういう点で今回の事故は、一人が亡くなってしまったが、大変ラッキーだったとも云える。
Bikeバッテリーを誰が持ち込んだのか?前便の乗客や立榮航空関係者が持ち込んだ可能性や、ガソリン入り漂白剤の脇にあったのか?など、事故調査でも詰め切れていない不明点があったことは否めない。
台北から花蓮へはその後高速鉄道が開通して、僅か20分のフライトを利用せずとも、快適に沢山の手荷物を持って手軽に旅することが出来るようになった。
機長役のOscar Hsuと副操縦士役のAndy Yuは、ベテランと新人パイロットの関係をよく演じていた。Ku Chin-Shui役のScott Dion Brownは番組内でもっと出番があって然るべきだが、脇役だった。Dr.Kay Yong役のKen Pakは台湾関連のMayday!番組で常連となっている。

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