Dag Hammarskjoldは冷戦時代の国連を巧みに舵取りしたSweeden人だが、冷戦時代の地域紛争に巻き込まれて最前線で命を落とした不幸な事務総長であった。翌年のNovel平和賞を受賞し、今も記憶されている。それにしてもこのようなVIPが20-30代の若者が操縦するDC-6で紛争地域を飛び回っていたのか、今から考えれば理解に苦しむ。いくら保安要員が搭乗していたとしても、対地・対空攻撃を受けたら一溜りもない丸腰しであった。
事故機が空港周辺でかなり急降下したために墜落したというのが、2つの事故調査による結論だが、FDRもなかった時代の航跡分析はどのように行われ、どれくらい正確だったのだろうかと思う。爆発物の化学反応検査も行われていなかった筈で、NSAの機密録音テープがなければ、最終決着は着いていないと云わざるを得ないだろう。いったい何年後に公開されるのだろうか?