Airbus社の機体は人間はミスするのでコンピュータがそれを補正する設計思想が取り入れられているが、中華航空の名古屋空港墜落事故でも見られたような着陸前のGo around modeの誤作動や、今回の曲技飛行的なLow passでは、操縦士の意図を誤解してしまう欠陥があったようだ。いくつかの事故を教訓にこれらの欠陥はプログラミング補正され、A320型機はそのご10年間で750機が製造されるベストセラー機となった。今回の事故調査のメインテーマであった"Was it pilot or plane?"はどちらか100%欠陥であったのではなく、人間とコンピュータのインターフェース意思疎通が不良であったということだったのだろう。