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MAYDAY メーデー!ナショジオコミュのINNER CITY CARNAGE Learjet45 墜落事故

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2008年11月4日、Jose Luis Santiago内相と秘書官らを乗せたMexico政府チャーター機Learjet45型機(XC-VMC)は、ラッシュアワーで混雑するMexico City中心部上空を、同国際空港へ向けて最終進入approachしていた。Oriva機長とSanchez副操縦士はいずれも機長で、Sanchezは同型機の教官資格も有していた。同approachも着陸機で混雑しており、同機の前方にはMXA1692便B767-300型機がおり、approach管制から細かく速度調整が出されていた。18時46分、同機は左へ90度旋回して、滑走路へ最終進入する地点で、突然右側へrollして、裏返しとなって9,200ftから急降下した。Oriva機長はSanchez副操縦士に大声で操縦交代させたが、背面から水平飛行へ機体を立て直せたものの、中心部の金融街にある建物に激突した。付近の自動車も次々と誘爆して、乗員乗客9名と地上の7名が死亡した。Ulrika Bjorkstamはビル街の歩道にいて、辛うじて落命は免れたが、顔面などに重度の火傷を負った。
同機はMexico政府がチャーターしたVIP機であり、当時Mexicoでは麻薬カルテルの抗争が激しかったため、暗殺容疑も考えられて、米国NTSBとFBIが事故調査に協力した。FBIは爆発物検出の化学検査を試みたが、その痕跡はなかった。機体の残骸は1カ所に固まっており、空中爆発も否定的であった。NTSBのJoe Sedor調査官はFDRを直ぐに回収し、Washington, D.C.で解析したところ、残されていたデータは2006年のものだった。CVRはなかなか見つからず、Phillipe大統領も連日足を運んでいたが、10回も歩き回っていた足下に真っ黒になって落ちていた。Sedor調査官達は機体に故障が起き、spoilerが片側のみ作動した等を想定したが、部品の残骸に異常はなかった。ビル街の監視カメラ画像を一つずつ視聴したところ、ヘリパッドの画像が裏返しで墜落していく同機影を録画していた。管制官への尋問では、同機は速度が定まらず、適当な間隔を保持するため、度々速度指示を出していたとのことだった。先行機との間隔が不安定で、先行機が左旋回後は5NM未満となっていた。事故当時は無風状態であり、先行する大型機からの後方乱気流が影響する近さであった。先行機のFDRも解析したが、操縦系統に異常は見当たらなかった。
事故機のCVRの解析では、突然の急降下まで機内は落ち着いていたが、二人ともFlight Management Systemへの入力操作に不慣れで、戸惑っていたことが分かった。乗員2名の訓練履歴を調べたところ、同型機のtype-ratingはいずれも偽造されたものであった。
結論として、Learjet45型機の未熟な操縦により、先行するB767-300型機との間隔が狭まり、無風状態でもあったため、強力な後方乱気流でこの小型businessジェットは裏返しとなって急降下し、機体の立て直しが間に合わず、市街地へ墜落したと考えられた。

コメント(2)

連邦政府の内務大臣と将来を嘱望されていた秘書官を搭乗させていた政府チャーター機が、正規の訓練を受けていないニセ者パイロットに運航されていたという事実は、嘸かしショッキングであったことだろう。Learjetはbusinessジェット機でも操縦が難しいと言われている機体だから、どういった形で操縦手順を習得し、チャーター機会社へ就職できたのだろう?(白)自らが事故死する恐怖はなかったのだろうか?(白)因みに、彼らへrype-ratingを発給した飛行学校は、何れも業務停止を命ぜられたという。
Oriva機長とSanchez副操縦士のどこか怪しげでちょいワルな感じが、事故究明の課程で徐々に分かってくる。顔面に大火傷を負いながら、事故の不条理と悲惨さを証言したUlrila Bjorkstamには深く同情するし、尊敬の念すら感じた。airnanは他人様の上を飛ばせて貰っていることを常に忘れてはならないと思い起こした。

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