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MAYDAY メーデー!ナショジオコミュのDEADLY PITCH Fine air 101便 離陸失敗事故

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1997年8月7日、12時34分に87,923lbのデニムを満載してDominica共和国Santo Domingo空港へ向けてMiami国際空港を離陸したDC-8型機は、離陸時から著しい機首上げ姿勢になり、4番エンジンから時折火を噴きながら失速して滑走路先に墜落。機体は滑るようにして高速道路を横切って、爆発炎上。乗員4名と地上で巻き込まれた車中の1名が死亡した。偶然道路の信号が赤だったため、地上の人的被害は少なくて済んだ。NTSBはエンジン火災、tail strikeによる機体損傷、積荷の火災、トリム設定の誤りはいずれも否定的とした。墜落現場検証で、荷台のpalletを固定するbear clawのロックが回収した60個中57個が開いていたため、機首上げ操作で積荷がpalletごと後方へ移動し、重心位置がずれたことが墜落原因でないかと推論した。また2時間10分の飛行のため48,500lbの燃料が搭載されているところ、pallet重量4,000lbや固定網400lbが加えられていないとの匿名情報があり、最大離陸重量を計算し直したところ94,119lbと5,000lbほど超過していた。以前にも同様な機首上げ事例があったことも分かり、simulatorで離陸を再現させたが、墜落には至らなかった。同社と積荷を担当するエラマ社の監視カメラ画像を調べたところ、palletを機体から出し入れしている様子を発見。またflight planで使用機材がN30UAからN27UAに飛行前日にship changeされていたことにも注目。両者のカーゴマスターに再度聞き取りしたところ、積荷の1つがpalletからはみ出していたためbear clawで固定出来ず、他と入れ替えて搭載していた事を認めた。この操作による重心位置の移動が事故原因と判明した。

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この事故でNTSBはBob Benzenをリーダーとし、Evan Byrne調査官らをGo-teamに加えているが、BenzenはNewark空港でのFEDEX事故から直行する形であったという。スター調査官でありながら捜査手法は手堅く、現場の状況、過去の貨物機事故での教訓、関係者への聞き取りとバランスがいい。事故関係者は事実を話さないという経験からの勘繰りと執念で関係者の口を割ったのが凄腕だ。元空軍パイロットで朴訥な雰囲気のBenzenと、調査官役のいつもの禿げ頭の男優のイメージがちょっとマッチしていないのがいつも残念に感じるところ。
事故機のPatric Thompson機長が、異常な機首上げ状態でSteve Petroski副操縦士へEASY! EASY!と恐怖に戦きながら操縦を指示しているところが圧巻の演技。CVR音声がそうだったのだろうけど、姿勢儀が50度位まで上向きになっていたから、自分だったらジェットコースターみたいに絶叫してしまうだろうな。

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