MAYDAY メーデー！ナショジオコミュのBLOWN AWAY TA222便　着陸失敗事故

2014年7月23日の19時過ぎ、台湾南部の高雄国際空港から台湾海峡にある膨湖諸島の馬公空港へ、ｶﾃｺﾞﾘｰ2台風が接近する中、Trans Asia航空222便ATR42型機はVOR-RWY20ｱﾌﾟﾛｰﾁを敢行。進入開始時の滑走路視程は1,600mあったが、最終進入時には急速に悪化。滑走路を視認出来ないまま最低降下高度を下回る高度まで降下継続し、滑走路直前の樹木に接触して、機場脇の集落まで『吹っ飛んで』墜落。乗員乗客58名中、操縦士2名を含む48名が死亡した。台湾航空機事故調査委員会はapproach procedureに則らない無謀な操縦とcockpit resource managementの欠如が原因と指摘。この7ヶ月後には同社の同型機が台北国際空港から離陸後に墜落しており、事故調は急速に運航拡大していた同社を運航停止処分とした。

コメント(2)

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[1] mixiユーザー 04月30日 18:01

暴風雨の中、VORによる非精密新入のところ、機長はAutopilotの高度を200ftにｾｯﾄするよう命じた。若い副操縦士は怯えながら従う。ここに事故の本質があった。その後APを解除して、木立に接触する数十ftまで機体を降ろして行ったのが事故の顛末。上空で待機していた他機は、命拾いしたと思ったか、無茶は禁物と肝に銘じたことか。

[2] mixiユーザー 04月30日 18:13

演出や番組構成も良く、右側後席の紅色の服を着た不安げな女性客と、VOR approachを承認し厳しく尋問された男性管制官が好演。因みに彼はUNI航空火災事故では、真逆の役を好演している。事故調査を指揮したThomas Wangが直接証言しているのが素晴らしい。国の恥とも言える台湾航空界の不全を、番組内でしっかり検証している。

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