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白杖と歩きませんか?コミュのエピローグ〜告知から視覚障碍者に〜

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2008年年末も押し詰まったとき、仕事もひと段落ついて、近頃「疲れ目がひどいなあ」と近所の目医者に。
あの独特の機会に座るや否や、「大きなトコでちゃんと見てもらいましょ」と紹介されたのが
のちにコロナで東京で大きな院内クラスターを巻き起こした東京・上野のE病院(笑)
K大系列の先生が来ているから大丈夫なんて言われてたけど
当時から地元のお年寄りは「行ったらオシマイ」なんて言ってたりもした。
私の担当になったのが、茶髪でロン毛のチャラ男、見た目橋下徹そっくりな先生で(笑)
いきなり遅かれ早かれ見えなくなりますよ!から始まった。
つくづく思うのだが、ここで福祉関連の手続きや自立訓練などの情報を与えてくれていれば。
半年間は仕事の引き渡しもあり、デスクワークと電車で近郊の客先を訪問していたが、それも閑散期までで次のシーズンが始まる前に健保の医療休暇を取ることになる。
事実上のお払い箱である。
当時、まだパソコンを使えない私に在庫管理の仕事はどうだ!?とは一応声をかけてくれたけど、
その時はまだ何もできないし、仕事内容で、微妙な色彩の変化などもチェックしなければいけない仕事なので。
辞退せざるを得なかった。
弱視のプーの誕生である。
障碍者手帳などの公的補助は知りもしない(笑)

コメント(6)

〜引きこもりから本当の医者とのめぐり逢い〜
傷病手当が約18か月で切れたのが2011年の1月末。
本格的に目的もない、視力も落ちてきて通院も感覚便りのところが増えてくる。
そんな中、東京で珍しい雪が積もる深々と降り積もる深夜の自宅前でよもやの遭難未遂30分以上もさまようことになる。
これが引きこもりの最大の原因、きっかけかもしれない。
上野までの通院も急に怖さが上回ったのだ。
そうこうしているうちに、あの「東日本大震災」に遭遇する。
さらに絶望感を漂わせ一年以上、引きこもることになる。
翌12年2月に地元の知り合いが送迎付きの眼科があるからと紹介してくれて、通うこととなる。
そこの先生が素晴らしかった。
私の窮状を見るに堪えなかったのかもしれないが、
すぐに公的な公助を申請しなさいと様々なことを詳しく教えてくださった。
内科の受信も進めてくださり、治療を再開することとなる。
この先生に出会わなければ、確実に今、生きている保証はない。
さて、ここでやっと障碍者手帳を認定、取得することとなるのだが、日用品補助具の一番大切な「白杖」と出会うことにもなる。
しかし、私の視覚障碍者のイメージといえば、杖にサングラスとベレー帽
歩き方は「座頭市」の市がタンタンと前を突いて歩くイメージ。
補助具の業者が自宅まで来てくれて選定したのだけれど、
ここまでで専門家が絡んでいなかったのである。
役所の福祉課の係員も補助具業者も視覚障碍者が持つべき白杖を知らないのです。
だれもプロフェッショナルがいない。
この白杖もどきを手にしたものの自分で歩くことはなかったのです。
ただ、ここで恵まれていたのが、福祉課の係になった方が詳しくはないのだが、こちらの希望に熱心に調べて、答えてくださる稀な方だったことである。
〜教訓1〜
誰も知らない誰も教えてくれない公助〜
視覚障碍者は全国に31万人いると言われ、そのうちに全盲は1割程度と言われている。
でも表に出てこない、福祉の窓口にまで辿り着けない人が相当いるんじゃないんだろうか?
皮膚感覚でだが、そう思えてならない。
弱視の場合都道府県にかなりの数、自立支援を行う施設があるので、早めに相談することをお勧めする。
全盲となるとその施設に通うことすらが問題となるので、
宿泊施設を備えたものとなるとかなり制限されると思います。
私の場合で言うと熊谷と所沢にあると言われ、一緒に行ってもらう人のことを考えて少しでも近いという理由だけで所沢を選択した。
結果的にいうとこれがまた幸運だったのだが(笑) いや、幸運だったのか、どうか!?
自立支援については幸運だったとは思います。
もっとしっかり日常生活のプログラムを組んでもらえばよかったとは公開していますけどね。
ここで、白杖は突くものではなく、振る、たたくものであることを教わりました。
こうして強制ブラインドタッチなパソコンがまがりなりにもできるのも。
点字で自分の名前が書けるのも
自立支援のワーカーさんたちのおかげです。
本格的?な自立訓練の開始
実はこの時点でもかなり「だから何が出来るの!?」ってのが気持ちを占めていた。
環境認知でこれから使う施設を案内され、そのうちのパソコン教室で、音声パソコンと初めて対面した私。いかにも態度が「声が出るからなんなん?」って態度で、のちのちあなた一番最初そこに座った時、とてもヤサグレてたわよね?と笑い話に使われました。
マイ白杖も使えないので、しばらくはセンターの白杖を借りての練習となるのでした。
最初は、場内の廊下でケースワーカーさんの指示通り白杖を振るワケですが、「ツエを振る?」突くんじゃないの???
「点字ブロック(誘導ブロック)の端をたたく」
はぁ? どこにあるかもわからないのにどうやってたたくのよ?
という感じの始まりでした。
握手のように自然に右手を出して白杖を握り
先端が路面について自分の中心から肩幅に振る。
これが基本中の基本なんだが、見えない中で棒を振るというのは勇気がいるものです。
その時は、ケースワーカーさんが私の正面に立ち私の肩幅ぐらいに広げた両足の中に白杖の先を置き
両側はクツだから思いっきり振ってみてと言われました。
それでも怖さが先に立ってなかなか振れなかったことを覚えています。
ちなみに白杖の長さは、自分のわきの下から肩口あたりまでとされており、さきほどの持ち方にすると約2メートル先の路面の状況を確認できることになります。
つまり自分の2歩3歩先の状況をつかむために肩幅で振る必要があるのですね。
駅内や店舗内など人込みでは持ち方を変え、1歩半ぐらいの場所を軽く振っていたりしますが、
基本通りの振り方をすればするほど
白杖を蹴られたり折られたりすることに遭うんですね。
私はそれほどアクティブでもないので人込みも嫌いですから
蹴られることは何度かありましたが、折られたことは幸いにもまだありません。
点字ブロック(誘導ブロック)は踏むもの?たたくもの?
どちらが正解どちらも正解なのですが、
同行で解除の場合あまり利用者がこだわらなければ、点字ブロックを律義に踏むことは必要ないです。

理由として二つ
・同行の場合、誘導者に道は任せているので覚えていないから。
・点字ブロックに沿って歩くと遠回りだから

これは施設や駅構内などがそうなのですが、点字ブロックは目的地に遠回りで引かれていることが多いからです。
駅員さんに誘導していただくと律義に点字ブロックの上を歩こうとしますが、環境認知をしているわけではないので、不必要です。

ではまったく無意味化と言うと交差点などのT型点字ブロックは方向確認のために
交差点を渡る時にふんで確認するのは、とても有意義ですね。

では必ず叩くのかといえばそうでもありません。
もっと目印になるものがあればそれをたたいた方が記憶に残りますからね。
歩行訓練の時に点字ブロックを踏んでいると、踏まないようと、よく注意されましたが、踏んだ方が分かりやすく安心ならば、踏んだ方が良いと思います。
迷っているの? 迷っていないの?

ひとりで街歩きしていると、立ち止まっていると「お困りですか?」と声をかけていただくことが良くあります。

静止しているときに困っている時には、白杖の中ほどを掴み掲げて左右に振っている場合が「SOS」のサインといわれています。

道を横切ったり交差点を渡る時は
なるべく最短の距離を直角に渡ろうとしています。
そのために交差点内のT字ブロックが必要なんですね。

道路に外れてナナメに入っているときなどは止めていただいた方が安全だと思います。

では迷っているか、どうか?の見極めですが、
点字ブロックや、叩いていた目標物を見失っていると、肩幅以上に白杖を振っていると思います。
その時足元に注目してください。
下半身が固定され振り回しているときはまだ自分で戻れることが多いです。
振り回しながら足元がドタバタしていたら間違いなくパニクッてます。「お困りですか?」と声をかけていただければ助かります。
この時絶対にNGなのが、腕や白杖をいきなり掴んで制止することです。
もちろん道路に入って危ないと判断されたときは別ですが。
全盲の独り歩きは、行程を何度も繰り返し歩いて環境認知した場所をまるでレールの上を歩くように移動しています。
頭の中で地図を再生しようとしていますので、突然腕や白杖を掴まれるのは暗闇で後ろから目隠しされたようなものなので、怒声をあげてしまうこともないとは言えないのです。
「お困りですか?」は良くて「大丈夫ですか?」はダメなの?
最近、視覚障碍者への声掛けでそんなやりとりを耳にしました。
はあ?って思いませんか?
じゃあ、振り返って自分たちが声掛けをいただいてなんてかえしているんでしょう?
「何かお困りですか?」
「お困りではありません」
「いえ、別に」
「大丈夫です、ありがとうございます。」

ま上の二つにありがとうございますを付けてもいいけど(笑)
一歩外に出れば、たくさんの人とすれ違っているはずです、その中でお声がけくださる方は100人にひとり、いやそれ以上少ないでしょう。
困っているのかな、自分が声掛けなくてもほかのだれかが、
なんて声かけたらいいかわからないし、理由は様々でしょう、私自身お声かけ頂いて、(あ、この人声かけるのにかなり迷った?ゆうき出してくれたのかな?)と感じることもしばしばです。
そんな中、タイトルのやりとりを知ってちょっと、いやかなり嫌な気分になりました。
もちろん、こちらがいかにも迷っていて、電柱とかにぶつかった直後に、
半笑いしながら「大丈夫か?」なんて言われりゃ、ムッとしますよ、誰だって。
確かに、私たちが街歩きを一人で行っているときは「必死」なのですが、
人として応対することにそれはないんじゃないの?
それこそ、そんな人には必ずヘルプカードでもぶら下げていてほしい。
そんなのと一緒にされたらたまらない。
障碍者は自分たちが思っているほど、周りは気にしていない。
それは事実だけど、気にしてくれた人につっけんどな態度を最初からするのは
自殺行為に等しいと思うのは私だけでしょうか?

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