「青天を衝け」感想コミュコミュの第27回　「篤太夫、駿府で励む」

篤太夫（吉沢亮）は、駿府藩の勘定組頭を命じられるが、水戸にいる昭武（板垣李光人）のことを思って辞退する。しかし、この命が慶喜（草彅剛）の配慮であることを大久保一翁（木場勝己）から聞かされ、駿府に残る決断をする。篤太夫はパリで学んだ知識を生かし、武士と商人が力を合わせて商いを営む「商法会所」を設立。駿府藩の財政改革に乗り出す。一方、箱館では、成一郎（高良健吾）や土方（町田啓太）らが新政府軍を相手に決死の抵抗を続けていた。

コメント(1)

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[1] mixiユーザー 09月19日 21:41

今回、面白かったよ。栄一が主人公になった意味がある。
長い間、ほんと長い間、えぇと、何見てるんだっけ状態が長かった。
藍玉売りや狐憑きやら、政治犯やらテロ行為やらからの逃走からの幕府に拾われ極貧の下積み生活…。

世は大政奉還となって食いっぱぐれた武士が駿府に押し寄せてきた。
その中での栄一の活躍。
この江戸から明治への過渡期の頃を今までちゃんと大河で描写はしてこなかったと思う。
商人の戸惑い、武士のメンツ。これらをつないで力にしようと栄一は奮闘する。

私が一番嬉しかったのは、薩摩の重臣たちが集まって調子こいている所への、栄一がパリで4万両もの儲けを出している事について多大な驚きを持って表現されていた事。

ここ！ここが評価されてすごく嬉しい。
前回だったか幕府の役人が少しだけ驚いていたのが不満だったからね。(笑)

五代さんがやっと渋沢栄一を意識し始め、栄一も五代という名に反応した回。
西の五代に東の渋沢と言われる場面がこれからどんどん出てくるのだろうという期待感いっぱいの終わり方だった。

それに比べて箱館戦争の閉塞感。
慶喜が逃げ出した時点で未来はない。260年続いた徳川政権の断末魔。
土方歳三は函館戦争を死に場所としてもまぁ、良い。
でも喜助はどうするのかな。どうなるのかな。
喜助は栄一が幕府の勘定方になると知った時、「武士として恥。断れなかったのか」の、なんちゃって武士の人だ。勘定を経済を下に見てる感性。

川村さまは変わろうとしている。まだ二本差しは脇に置いているけれど。それを咎めもせず、栄一の視線は優しい。川村さまに横並びで一緒に計算を始める。

箱館戦争の土方歳三の像が、五代さん役のディーンフジオカにそっくりだった。(笑)

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