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鳩さんチームのプロジェクト10コミュの編集後記

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ハトサンチームのPJ10を終えて・・・・・

私達の先祖の歴史に見るその一族の形質を、人の遺伝という観点から考える機会が重要だと思います。
これは人間の場合だという事なのですが、人間の内面形質は、家系という血すじが大きな影響を及ぼしている事が解ってきています。また、その育ち方においては、環境という側面の影響は少ない事も内面形質の場合には分かっているわけです。この環境の影響はたった3%程度だというのですが、90%以上が家系による遺伝形質で遺伝子の影響が大きいわけです。

例えば、母性遺伝の中には「前頭新皮質」の「知能」を司る脳の重要な細胞の遺伝などもあるため、いわゆる♂親重視だけでは、そうした遺伝が考慮されないままである事も考慮すべきかもしれません。
人においては、マウスやサルなどの科学研究から解明されている成果を学ぶ事で分かる事も多くありますので、オモロイ内容が学び取れると思います。
鳩飼いならではの学び方があるし、人の親としての学び方だってありますからね。(^^♪

知能は、帰巣方向定位に最も関係しますし、生存能力にも強い影響を与えます。
もちろん、生活における優位性など、様々に知能の果たす行動が重視されるわけですから「行動遺伝学」などの知識も鳩飼には必要だと判ります。

社会の中においても、生活の中に、様々に必要とする学びが多くありますし、例えば「法律」は日本の秩序を守るためにあるわけでして、その法律の知識が活かされる場面もあるように思います。
知らないでは済まされないのが法律ですから、学んでいる必要があるのは当然の事です。
鳩飼は、「動物愛護法」なども必須ですよね。

こうした学びは、知能が活用されて行動として現れます。
「知足」はなかなか得ることはありませんが、求める事は出来ると思います。

鳩さんチームのPJ10の真の目的は、そうした鳩飼自身の向学心を高めることかもしれません。
まあ、還暦過ぎのジジイの私達が、今更ながら思い知る「無知」「無学」ですが、それは「遺伝科学」という人類にとって最も重要でポテンシャルの高いバイアスをもっている科学を、オモロク知る事が目的だったわけです。

この年齢になって、中高生の時の鳩少年だった自分たちが知りたくて仕方がなかった鳩の「遺伝」を解明しようとしたのは、半世紀以上も知足が味わえなかった「ルサンチマン」の様な歯がゆさからくるものでしたから、もうお迎えがそこまで来ているジジイの最後のアガキとしての鳩さんチームのPJでした。

従って、かなり強引で且つ乱暴なモノの見方もして参りましたけれど、その方向性は「科学」をしようじゃあないかという一点に集中していたのだと思っています。

ハトサンチームのPJは、10年間にわたり、この指止まれの精神で続きました。
最初は、鳩界の場合では無理かと思いながら始めて、それでも10年続けることができました。
10年、mixiでの継続したサイトは無い様に思います。
継続は力になるようですから、高い「知力」でオモロイ鳩飼育をしたいものです。

コメント(8)

編集後に強く思う事は、「微分」を使うことの重要性でした。(^^♪
例えば、ハトがレースで飛行している時の飛行の速度と距離の関係を微分を使って計算する事で分かる事があるわけです。
この場合、微分して得られた値の成分は具体的に何かを解明する必要があります。つまり、運動方程式が必要に成ったり、エネルギーの代謝率計算が必要になりましたよね。すると、それぞれの計算に必要な成分は何かという、超基本的な成分分析が肝になっていくわけです。

しかし、こうした事を微分でやるとよいと言ったところで非常に困難に考えてしまう傾向も考えると微分だ!積分だ!なんて言えませんでしたから、一気にARだとか経済飛行だとか、翼面荷重だとか体重だとか、そういう話に展開してきたわけです。
その原因は「予測育種価」を求めなければならないということでした。つまり、育種価を予測するための微分と積分だということでして、これを統計学の中で展開するということを数学、物理学、化学、航空工学、遺伝学の中でやってきたわけです。(^^♪

微分で解法した解を組み合わせたのが積分値です。それが予測育種価。(^^♪

ご先祖様が一騎当千の能力を遺伝させるには、どんな家系を創り上げて来たのか。それは代々の「お家芸」として継承されることで、その形質遺伝が保たれてきたことも解っていくわけです。
飛鳥・奈良・平安・鎌倉の時代のご先祖様の記録を視る時に着眼すべきものは何なのか。その為に必要な正しい資料は何か。そういった事が非常に大切だという事も記してきたわけです。

まあ、とにもかくにも何をどう検討すべきかという成分分析から始める必要があったわけです。やたら遺伝がどうこう考えたってデタラメなことになりかねませんからね。((´∀`))ケラケラ
遺伝は、形質を産み出す設計図です。だから、その形質を微分によって分解して成分を割り出すわけです。

ところが、微分では割り出せない「変異」が存在するので、それを優性効果として定義して行ったわけですね。それも重要な成分として計算します。雑種強勢は遺伝しないという一般的な概念も飲み込んでいくわけですから、そりゃあもう頭の中はパンク寸前なわけでした。
ところが、この変異は、遺伝子の変異によるものなのだから、その変異した遺伝子を遺伝させる工夫を考えて行ったわけですね。それがその変異遺伝子の同型接合体の製造だったわけです。

これが出来るまでは難しいのは当然でして、そもそも突然変異そのものが雑種強勢だとは限りませんから、優性効果を重視して交配を繰り返すわけです。つまり、こんどは積分するわけですね。

例えば、ミサイルや衛星の弾道計算を微積分で行うわけですが、それをハトのレースで行うということでして、それを成分分析して育種価を割り出して予測育種価を解明するというわけです。
早く遠くへ到達するためには、何をどうすべきかという事になるからです。

鳩さんチームのPJ10は、なんだかよく解らない奇妙な御話しが多く感じる事もあったと思いますが、まあオモロイ遺伝の話として史実に基づいて記してきました。

一騎当千は武力水準だけではありません。良い遺伝子の取り込み方も非常に参考になる御話しとして小野妹子を祖とする小野氏の微分と積分をしながら200氏に繁栄した武蔵七党の血統の話しや和歌の天才清少納言や和泉式部、小野小町といった超セレブば母系婚姻などのオモロイお話も致しましたので、それが成分分析上の因子としてのモノの見方にもなってくるわけですね。父系としても花札にでてくる小野道風の努力の話しや小野篁のド根性と有識者としての天才的な努力量なども内面形質として述べて参りました。これは、全て微積分による簡単な分析でしたが、それを思いつくまでの考え方と表現の仕方は、なかなかドギツイものだったと思います。まあ、しかし史実です。(^^♪

まあ、そんな難しく考える必要は無いと考えてしまう鳩界でもないはずですから、そこはそれ、オモロク鳩談義のネタにでも出来ると思っている程度で済ませるのも良いと思います。((´∀`))ケラケラ

そうしてかれこれ100年の鳩界が日本にはあるという事ですね。((´∀`))ケラケラ
100年もかけて、何をやっていたのかというと、鳩レースです。((´∀`))ケラケラ


また、これらの観点においては、鳩界で議論された事も無く、レース鳩の品評においての評価も、こうした観点からのものではないことが分っています。
従ってハトサンチームのPJでは10年に渡り、こうした論点の掘り出しもしてきました。

鳩を飛ばす事と飛行機を飛ばす事は、物理学的観点では非常に共通する事が知られていますが、その理由は、飛行機の研究には鳥類の研究がされているという点においても判ります。(^^♪

もちろん、ミトコンドリアのエネルギー生産回路も、ハトポッポの胸筋から発見されており、発見者のクレプス氏はノーベル賞を授与されているのですから、ハトのそうした科学の観点からの研究は、非常に重要な事も知っておくのが愛鳩家だと思いますので、数回にわたり記載してきました。

しかし、それがどう自鳩舎の改良開発に結び付けれるのかは、個々の学習の積み重ねや実行力の水準次第ですから、その辺りが大きな格差となっていくのだと思います。まあ、これは世の中全ての事に当てはまるわけですから、人によって価値観は違っていくわけです。

10年もの間、凝りもせずに続けてきましたハトサンチームのPJですから、いろいろな事があったわけです。
そもそも、始めたきっかけは、あの東日本大震災でせめてもの慰みにと小生が15か月間出筆していた鳩雑誌の連載記事を元に、雑誌社了解のもとで始めたものでした。
すると、珍しいやら奇妙やらで、なにやら可笑し気なPJが始まったと笑われつづけながら早や10年です。まったく笑えますよね。((´∀`))ケラケラ

レース鳩の改良にはかなりの年月を要しますが、それは、育種価において何点もの表現型値を設定しておく必要があるからです。
まあ、理論で鳩が飛ぶものかと笑う前に、理論の組み立てぐらいはできているべきかもしれませんね。((´∀`))

まあ、そうした観点で10年も費やしてきたわけです。鳩さんチームのPJはね。

オモロイ事に当初背中を押してコミュを立ち上げていく様にと威勢の良かったメンバーさん達も大活躍の事と思いますので、そろそろ本来の研究活動へ入りたいと思います。(^^♪


鳩が主食としているトウモロコシや大豆や小麦は、ある程度酸性土壌でも育つそうです。酸性土壌ではアルミニウムが酸で溶けだしてしまうので、植物はアルミを根から吸ってしまって枯れます。
トウモロコシや大豆は、このアルミニウムイオンを感じ取ると有機酸(たとえばクエン酸やリンゴ酸など)を根から分泌してアルミイオンと結合させて根から吸収できなくするんです。(^^♪
そうすることでアルミニウム耐性(酸性土壌耐性)を産み出す様に出来ています。
なんでもそうですが、そこには道理が必ず存在するということですね。(^^♪

植物も、こうした化学を使って進化をしてきたわけですね。鳩もヒトもそうではないでしょうか。
その場合、そうした進化の過程で遺伝子の変異などが生き残りを産み出す事もあったとするならば、ハトサンチームは、そうした環境適応型の因子を見つけ出す必要があるはずです。
その発見をするための微分方程式の発明がなくてはならないわけです。
そして、その解を積分する事で「未来」を予測する「育種価」を導き出せるわけですね。

生物学だけでは解けないハトポッポの運動能力や知力があるし、物理学だけでは解けない生理学的なものがある。総合科学というのではなくて有機的な結合をする科学分野を産み出すハトポッポの科学は、ハトサンチームのPJの得意分野なわけです。

鳩の愛好家が寄ってたかればできるというものではなさそうです。((´∀`))ケラケラ

種や仕掛けを解明する科学もやっておくとお得ですからね。(^^♪

さて、IQがコミニュケーションギャップを形成することで社会層のギャップもできるそうです。
例えばIQが100に近いほど多くの人と会話が成立します。しかし、高いIQになるほど会話が成立する確率は少なくなります。IQ115以下だと約80%の人口。ところがIQ140以上だとかなり少なくて0.5%しか居ません。

生活環境の格差成立はそれだけ異なっている事が示されている様です。

従って、そうしたことをあまり気にする必要は無いわけです。むしろギャップは当たり前だと理解する方が当然の在り様です。

ある時、鳩雑誌社の経営者と食事をしていたのですが、鳩雑誌は子供の頃から楽しく読んでいた私にとっては貴重なものでしたよと述べると、ピッジさんの連載記事は異端なのだが、記者のイデオロギーとして、イデオローグ的な記事になると思うのだとの事でした。加えて、鳩雑誌は、皆が知っていることばかりを掲載した方が売れ行きが良いのだとのことでした。

私は、その話を聴いて、連載記事の出筆を続けるのは辞める事にしました。意味が無いと思えたからです。ところが、面白い事に担当記者さんは、面白がって原稿を読んでいました。レース鳩の血統の魅力は遺伝にあるわけですが、そうお考える社会層とは別に、血統が鳩の価値そのものだと考えるレイヤーが圧倒的に多く存在していて、家系(つまり系統)遺伝の価値とは思っていない人々が圧倒的に多かったことが判りました。
会話が成立しない現象ですので、やはり連載記事への投書なども「わからん!」「翻訳しろ!」などがあったり、「遺伝は俺がよく知っているから記事を書いてやる!」な〜んてえのもあったそうです。しかし、私に直接コンタクトしてくる人たちは、熱心に質問をされてきますし、激励の声も多かったと感じています。
連載を推薦した方々は、出筆を辞める事に猛反対でしたが、1年以上やっていたわけです。
まあ、このあたりで辞めとこうと思いましたので2009年に勝手を申し上げて手終う事にしました。

一方でハトサンチームがPJとして立ち上がって10年継続しました。意識的に毎回閉幕していましたので、今回で10回の開幕と閉幕を行う事になっていきました。理由は簡単でして「この指止まれ」の精神。

今回の10年目の閉幕は、東日本大震災の苦痛の毎日から鳩談義でもやって解き放つ事から始めて10年経過したこともあって、節目でもあると思えます。

人間歳をとるほど気が長くなるのですが、これもまた老齢化による神経伝達物質の減少による兆候ですから、ボケが現れる前に辞めときましょう。((´∀`))ケラケラ








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よもやま話しのトピックでは、私のご先祖様の話をしています。ここで、父系の氏族(橘氏)に武蔵七党の主家の一族が嫁ぎます。武蔵七党には200氏の家系が産まれていきましたが、祖先は同じ小野氏なので小野妹子になります。また、妹子の兄妹の小野老女子が敏達天皇の夫人(皇后は推古天皇)でもありその子孫が橘氏として繁栄した関係で私の父方に繋がります。
例えば、10世代遡ると1024人の祖先が見えてきますし、20世代遡ると1,048,576万人もの祖先たちが系図に現れます。もちろん、兄妹が多いとなると親類縁者数は大変な数です。

日本においての氏族の場合は比較的明確に祖先が解るようです。それは、あまり海外からの侵略を受けていないので異国の血脈は少ないので、その祖は日本人種という特定された系図に見る事が出来るからです。
つまり、日本人種の特徴を確保した近交系という種になっているわけです。

そして、それが氏族ごとに一族を形成しているわけです。形成の仕方は、例えば飛鳥時代から平安時代にかけて中央(奈良や京都)から東国や西国に下った公卿や公家がそこで繁栄していくわけですが、鎌倉時代の地方行政官の任務として鎌倉御家人として一族が地方で根付いたという場合も多くありました。その時代から居城を持ち所領をもつという武官としての武士の社会が始まるわけです。
つまり、この御家人の一族が地方において大きく繫栄して行くことになりました。

IQの違いで会話の成立が出来なくなることで社会層の違いが出る事になる歴史は世界中で物語っていますが、日本でも江戸期の身分制度は非常に厳しく制定されたわけです。

この事が、婚姻を社会層毎に形成することに繋がります。これは明治期から昭和初期までつづきます。戦後、ようやく縛りは無くなりますが、IQ格差の社会層形成は当然つづくわけです。これは会話の不成立がもたらすものですから自然な選択となって実在しているわけです。

ハトの知能の研究でも科学雑誌(サイエンス)に掲載されていた様に、知能の序列と暴力の序列が存在していて、暴力で抑え込む序列でリーダーになった者は、帰巣方向定位の下手なリーダーが多く、帰巣編隊ではこういう頭の悪いリーダーには従わない集団と成ることが論文で報告されています。

つまり、帰巣できないのだから、そういうのは繁栄しないという事になるようです。

日本の歴史の中でも、例えば飛鳥時代から繁栄をする氏族には朝鮮からの亡命一族との婚姻によって繁栄した一族もあります。唐や百済、高句麗といった大陸系人種との交雑が歴史的にあった氏族です。う〜ん例えば・・・ビートルズのジョンレノン氏と結婚した小野ヨーコさん(祖父日本興銀総裁・母方祖父安田財閥総裁)などもそうですね。

こうして、同祖遺伝子をもった氏族は繁栄の一途をたどるわけです。

一方で、帰還方向の定位ができなかった低IQの暴力リーダーの家系は繁栄できないという自然淘汰の歴史も事実上残っていくことになります。もちろん、放鳩時の気象の読みができていない人災では優秀な鳩たちを多く失う事になるわけでして、これは人間のIQが非常に低い事が解っているわけです。
つまり、IQ格差による会話不成立を立証しているようなものです。100年も人災が続いているなんて普通ではないわけですからね。

ハトサンチームのPJは、こうしたギャップを埋めるためのものではなくて、ギャップが何故おこってしまっているかを知る事にありました。この問題は非常に大きい事ですが、解決策が無いわけではありませんし、そうするために必要な協力体制の確立が非常に重要になってきます。

しかし、この協力体制を重要と考えるIQの高低の有無があることを常に記憶している事が求められるわけです。会話不成立なのですから。

解決策は聖徳太子が教えています。

「和をもって尊しとなす」・・・・日本国憲法第一条より

これは、全て協力する事が重要であることを教えている憲法です。

IQ格差によって理解の仕方も違うのですから大変ですよね。((´∀`))ケラケラ

はてさて、ハトサンチームのPJは何の為に10年間も継続してきたのでしょうか?????(^^♪













科学雑誌(ネイチャー nature)の表紙に掲載されたレース鳩の飛行編隊の写真は、美しい飛行軌跡の色分けがされていました。
この色分け・・・・・何のための色分けかという話をしてきたわけですが、こうした行動分析が示す鳩の社会層が影響を及ぼす事がオックスフォード大学などで解明されてきました。

また、慶応大学の総説も知られています。この総説は「鳥の渡りの謎」などの著書などに書かれているもので、そうした世界中の科学者たちの研究成果による報告が昔からあるわけです。

面白いことに、鳩界の蘊蓄の中には、そういう話がほとんど出てこなかったことです。
もちろん、鳩界にはあまり人気が無いこともあるのでしょうが、まあ、そういう会話が成立しない社会層が、鳩界を発展できない原因になっていることもあるのかもしれません。
こうした原因をネグレクトすることは不可能な場合が多いので、会話は成立しないことが一番の原因だと判ります。

論語でも愚か者に説法しても無駄なのだと孔子が弟子たちに教えたと示されています。
養老猛氏(東大医)の著書「バカの壁」では「話せば解るは大嘘」というサブタイトルでベストセラーとなりましたが、それでも、何んとかしたいものだと思うのは人情でしょうね。

しかし、なにも出来ないくせして傍観者的な立場で上から目線でモノを言う愚かな行動をとる輩は、社会悪層として軽蔑されるのですが、これがまた必ず存在するのも見逃せない現実です。ただ、こうした行動はIQがあまり良くないレイヤーに多く見られるようですから無視するのが良いと思います。
IQが高く人徳がある社会層では生きられない輩だとされているわけです。

例えば、一流企業の選抜試験(筆記試験・面接試験・適正IQ試験)では、奇麗な言葉で言うと優良形質の若い学生たちを選抜することで世界一流の仕事を継続するために行う試験ということです。
つまり、いくつもの難関を乗り越えなければ合格しません。大学入試は学力試験ですが、社会人の条件はそれだけではないわけです。優良形質でなければクリアーできません。

もしも、道徳や科学の認識が出来ていない人たちが居たならば、それは愚かな事だと言われるのが社会です。しかし、それを攻めるのはあまり感心できません。その事が最も大事な事の様に思います。

私の勤めた電気屋は、1970年代から「無欠点運動」という運動を展開しました。これは、良い製品を作るために全てにおいて欠点を無くそうというもので、大量生産ではなく、良品だけを生産するのだという運動でした。半世紀に渡り運動を継続しています。おかげで世界有数の電気屋になる事が出来ました。この運動が実現できたのは、全社員のレベルの高さにありました。「組織IQ」は国内トップクラスですから実現したのだと言われています。もちろん、他の優良企業も、こうした高い水準を武器に歩んでいるわけです。その最も必要とされる人材という大切な武器が無ければ、こうはいきません。

一見、非常に単純に見えるような欠点の排除運動に見えるとしたら、それはかなり低水準な考えです。鳩舎の掃除一つとっても、病気を出さないためにはどういう掃除をすべきかや、毎日愛鳩の健康を観察診断するための掃除は、糞やトヤなどを観察する必要もあるわけですから、それをどう自分の管理能力向上に努力すべきかなどの毎日の鳩の飼育管理に繋げる事で発展する飼育技術になることだと知恵をめぐらす工夫が伴う必要があります。それからやっと育種にとりかかれることを知るべきです。

もちろん、初心者にはこうした事が基本だと思われるのでしょうが、そうではないわけです。基本の中身が圧倒的に異なっている水準の高さがあるわけです。これすら解っていない場合には、無欠点運動がどれほど高度なものかが解らないということです。長年無欠点運動の電気屋で従業した者として言える事は、やらない者には解らないのだという事だということです。

愛鳩の発達の為に育種を行うためには、遺伝という観点での改良計画が重要になります。そのために、ハトサンチームは、多角的に検討を重ねていきました。そして、鳩雑誌に「近交係数の研究」と題した小論文も2回の連載記事として発表したわけです。(雑誌社が2度に分けた)
この時にも、こうした大切な視点で論じた記事なのに、本の最後の目立たないページに小さく(2〜4ページ)掲載されただけでした。
それでも掲載されただけマシだったと思っています。

もちろん、京都大学での学会発表や論文発表などは、掲載せるる事も無く、ましてアメリカの著名な科学雑誌でのアクセプトなど、無用の長物だった事は言うまでもありません。
こうした鳩界の水準の低さがもたらす問題は、鳩界という群像が社会のどのレイヤーにあたるのかを思うと、なかなか難しい問題になるわけです。これを改善するための施策は無いと思われます。

ただただ、向学心のある鳩飼いさん達が発展する楽しみを継続できるように、ハトサンチームはPJとして活動を今後もつづけていきたいものです。

願わくば、多くの鳩飼いさんがそう考えて行動を起こしてもらえれば幸いです。











鳩さんチームでは、いろいろな化学の話をしてきました。例えばハトの水浴びには重曹(NaHCO₃:炭酸水素ナトリウム)を使用することや、同じ重曹をアデノ症状の緩和に使用するソノウカタル緩和剤として使う事を、酸とアルカリ(塩基)の中和機能やアルカリ消毒剤として用いることができる事等も記しましたし、次亜塩素酸ナトリウムを使用した消毒も具体的な手ごろな強力薬剤としてキッチンハイターやキッチンブリーチなども長年に渡り紹介してまいりました。
さらに、その製造法を化学式で示しました。くしたことは、なかなか鳩雑誌では紹介されなかったわけですが、一般の薬局やスーパーマーケットの売り場で購入できる安価で効果の高い薬剤でした。

行政の保健所などでも動物産業に紹介している良薬ですからお勧めしました。(^^♪

化学の知識は、生化学の分野で重視される知識でして、ここでは、例えばミトコンドリアで糖がエネルギーに変換される回路上の化学式の変遷を理解する時に必ず知識を必要としますし、それが筋肉や脳細胞でどう機能するかが分かるために必要な化学の知識です。

そして、遺伝を考える時には、こうした生化学の機能の優劣を産む遺伝子の研究が重要になりますので、特に化学を記してきました。
これは、10年前のハト雑誌での連載記事の中で最も悪評高い理解不能だとの投書があったものでしたが、とても驚きまして、解らないと批判する行動があるという実態を知った時でした。(普通は解らない事を解る様にするのが学習です)事例はインスリン受容体の機能についてでしたが、これが糖尿病の理解に大きな関係になりますので周知のものかと事例化して掲載しましたが、どうやら違ったみたいでした。

以前、鳩雑誌に慶応大学の教授が連載していた総説(世界の鳩の学術研究の概略の紹介記事)も、とても評判が悪く打ち切りになって残念だったことがあります。役員に何故打ちきりかと尋ねると、とんでもない回答がありました。記事は必要ないというものでした。不思議な思いでした。

経験がモノを言う鳩界がまだまだ続いていたわけですね。

歳をとると、経験の重要性を勘違いして生きて来た低水準な社会層が大勢います。これが水準低下の原因でして無知の社会です。ここへどうこうしようとしても無駄なのは分り切った事です。
しかし、そうではない向学心豊かな知性派の社会層が共にあるわけですから、ハトサンチームのPJは、そうした人たちの楽しみとしてコミュに立ち上げた次第で10年間継続してきました。

鳩の遺伝も楽しみなお勉強でしたが、なによりも「遺伝学」を知るという基本的な概念だけでも基礎を作る大切さがあるわけです。

そして、最後には、私達自身の先祖からの遺伝形質を解き明かすオモロイ話をするということになりました。

昨年の2月ごろから始めた後、今年の大河ドラマで鎌倉時代のドラマが始まりまして、ちょうど娯楽的にもオモロさを増したのではないかと思います。
たまたま、私の子供達の結婚などがありまして、先祖の話などを説明して行く矢先にコロナ感染の事態となり、文書で先祖の氏祖録を2年に渡りメールしていたことから、それをまとめて書籍に致しましたこともあり、適期となって時代の変遷と一族の形質などの遺伝の話しも少々させて頂きました。

電気屋出身だっため、鳩の体の遺伝に付いては、部品としての機能優劣が大きな影響を齎す事を述べ、ステレオの部品(コンデンサーや抵抗とそのパーツ回路)の優劣で機能が変わる事を述べました。

京都大学との共同研究で論文公開した乳酸脱水素酵素遺伝子の発見が鳩のスタミナに相関している事を再度紹介いたしました。乳酸は毒だとされてきましたが、近年は東大や筑波大などの研究でもエネルギー源として筋肉や脳の細胞で使用されている事が紹介されている時代になっています。

私の最初の学会発表は2009年11月でしたが、もう11年も経過しています。その間、多数の論文報告と発表をすることができました。

研究は、そうした知的ネットワークと努力によって行われ、時間をかけて受け継がれていく事が重要になります。それを受け継ぐには多くの知的生産性を持つ技量が必要です。
そうした人材がハトサンチームのメンバーさんだと思います。

これからも、短い人生を有意義に楽しむための鳩飼育をしていきたいものだと思います。



遺伝ということでコメをしてきましたが、人の場合の「脳」を見てみると、大よそ70%前後が遺伝によって作られるわけです。
しかし、これは脳の部位によって遺伝率は異なっていて、例えば80%以上の遺伝率とされている後頭葉の親からの遺伝の影響は強い事が解っています。この影響は例えば視力に現れます。
そして、後頭葉から前方に脳は発達していきますが、発達が速い後部ほど遺伝の影響は強い事も判っています。
知能を形成する前頭葉などは発達が比較的に遅く、その間に勉強などで発達する速度を速める事が可能になるため、知能や創造などの能力を司る前の部位は努力次第で発達速度が変化するため、遺伝率は比較的低いとされています。

つまり、遺伝が大きく影響する脳の部位とそうではない部位が存在する。

鳩の舎外や訓練、レースといった帰巣方向定位能力が、そうした個体差を産むのはどうしてかなども非常に興味深いことです。少年時代から、どうして帰る個体と帰れない個体があるのかと考えると、頭の良し悪しだと短絡的に考えることが多かったと思います。しかし、頭の悪いのはハトではなく、鳩飼いの方だった事も判る様になりました。( ノД`)シクシク…

訓練は繰り返す事でハトは学習効率があがるわけです。もちろん、こうした学習をさせるのは鳩飼い。つまり親代わりの鳩飼育者です。

鳩の遺伝を考える時には、遺伝が大きく相関することと、そうではないところを分けて研究すべきだと考えています。そのためには、遺伝の相関率(遺伝率)の高低を把握する必要があって、そこを統計遺伝学と分子遺伝学を活用して解明することも求められます。

企業の水準が高くなるためには、知能や性格、健康がハイレベルにある人材が選抜されます。そうしなければ業績の高度化と維持はできません。そこで様々な選抜試験が複数に渡って行われます。
その複数の難関を越えられる人材だけが選抜されることになります。
お勉強は出来て当たり前で、多角的な知能が高知能も当たり前、性格も極めて優れていて、健康である事という
さして当たり前の基準を満たした人材だけが選抜されます。
その一部が学歴であったりIQ値であったりEQ値なわけです。

レース鳩もまったく同じだと思います。優れているという事はどういうことか、そこを考える事で正しい育種が可能になるのだと思います。

つまり、正しい育種とはどういうことかが分かっているかどうかで異なる結果になるというわけです。
科学を机上の空論と言う者は極めて稀になってきました。科学は結果分析から始まります。鳩の飼育者が経験してきた事が立証されるには、かなりの疑わしさが残ることも解ってきました。

私達鳩飼育者は、もっともっと人類の英知である科学を活用する必要もあるように思います。
もちろん、愛鳩の為の正しい進化を行うためであり、飼育者の趣味としての楽しみ方に科学を用いるという知恵の使い方も大切な事です。

最後に、経済動物の家禽や家畜の遺伝的改良育種はさらなる進歩をつづけていますが、鳩界がその改良技術を活用する知力を持つことも、趣味の醍醐味だと思います。趣味なのだから難しい事は必要ないことも事実ですが、それは個々人の水準の高低に相関するのも事実です。このあたりがオモロイ群像構成ですから、楽しみ方も様々なわけです。

ハトサンチームのPJ10は、当分の間オープン掲載をつづけますので、お楽しみください。(^^♪

Let It Be  尾崎紀世彦

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