第３２話 栄一、銀行を作る の感想などお願いします。
▽▼↓重複参加の多いコミュ（昔からmixiの関連コミュ機能は壊れてるので）▼▽
↓信じたいんだよ、運命ってやつを。
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↓半沢直樹（TBSドラマ）
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↓癒し
ｺﾐｭ（ドラマトピ有）
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↓あさが来た（同じ脚本家・時代設定のドラマ）
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↓路線図が好き
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↓真田丸（近年有数の人気だった大河ドラマ）
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↓何かに感動したい。
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ご参加お待ちしています。
※こちらはネタバレ禁止の感想トピックですので
（多数派である地上波のリアルタイム放送以前をネタバレと呼んでいます）、
歴史（誰にも史実が分からない事だけは分かっているものの）の話をしたい人は
↓歴史トピ（当コミュ内）
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↓癒しコミュ「テレビドラマ」トピ
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などへどうぞ。
誤って歴史関連の投稿をしている人をみかけたら、誘導お願いします。
※もちろん24時間いつでも投稿OK。
※こちらは大河ドラマ「青天を衝け」が好きな人のコミュですので、脚本、役者への批判は、
↓冒険コミュ「ドラマ」トピ
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コメント(52)
三井、小野、三菱、第一国立…
半沢直樹の世界観とも重なってきた（笑）。
日本史、世界史、現代社会、経済…社会科の教科書でサラッとちょろっとしか学習してこなかったあれやこれやが、すごく立体化してきて、なんかシナプスが繋がってくるような、すごい時代を描くドラマですよね（←なんかうまく書けない(^_^;))。
筆算vs珠算は面白かった！
算盤を取り上げられそうになった時は、
思わず「え〜〜っ！」って叫んでましたよ。
算盤って、電算に似たイメージありましたから。
渋沢家……かっさまも、妾くにの娘ふみも孫だから、うた、こと、篤二と同じように可愛いんだよ、ごめんね、と千代に謝るし、妹ていは新婚で妊娠中。でもでも、姉様は黙っていなかった！さすが、なか！栄一にキツーイお灸を据えてくれましたね。
喜作もイタリアから帰ってきて、生き生きしてきたし、うたちゃんの学校に皇后さまが来られるし。お蚕さまのお世話をするのは明治天皇からだったんですねぇ。
今の時代に繋がるあれこれの始まりが出てくるの、なんでこう嬉しくなるんでしょうね。自分の祖父母が生まれるちょっと前の時代なんだなぁとワクワクして見ていました。
ところで、あれ？今日も北大路家康さん、お休みでしたね。
半沢直樹の世界観とも重なってきた（笑）。
日本史、世界史、現代社会、経済…社会科の教科書でサラッとちょろっとしか学習してこなかったあれやこれやが、すごく立体化してきて、なんかシナプスが繋がってくるような、すごい時代を描くドラマですよね（←なんかうまく書けない(^_^;))。
筆算vs珠算は面白かった！
算盤を取り上げられそうになった時は、
思わず「え〜〜っ！」って叫んでましたよ。
算盤って、電算に似たイメージありましたから。
渋沢家……かっさまも、妾くにの娘ふみも孫だから、うた、こと、篤二と同じように可愛いんだよ、ごめんね、と千代に謝るし、妹ていは新婚で妊娠中。でもでも、姉様は黙っていなかった！さすが、なか！栄一にキツーイお灸を据えてくれましたね。
喜作もイタリアから帰ってきて、生き生きしてきたし、うたちゃんの学校に皇后さまが来られるし。お蚕さまのお世話をするのは明治天皇からだったんですねぇ。
今の時代に繋がるあれこれの始まりが出てくるの、なんでこう嬉しくなるんでしょうね。自分の祖父母が生まれるちょっと前の時代なんだなぁとワクワクして見ていました。
ところで、あれ？今日も北大路家康さん、お休みでしたね。
先週に続き、志のある商人、民の魁となることを志望し、
栄一が(ソロバン対決もしながら)第一国立銀行総監として活躍するというフリをして、
「青天を衝け」は、女たちの幕末維新の基本路線(と勝手に認定)に違わず、
千代とくにの「妻妾合本」を軸とした渋沢家のなんやかんやを念入りに描きます。
「子は多く居たほうが良い」という栄一は(当時には常識としても)もってのほかですが、
逆に気遣った母のゑいから「どの子もおんなじに可愛い」と言われると、
千代も辛抱するしかありません。
くにもわきまえた人だけに、お互いに言葉を飲み込んだままの会釈が続きます。
といって、くに母子を渋沢家に住まうことの出来た幸運な人として描くだけではなく、
話の流れで歌い出したゑい・栄一・うたによる養蚕の仕事唄が聞こえてくることで、
絶対に立ち入ることのできない渋沢家の歴史や記憶を千代らが共有していることを、
くには思い知らされます。
ゑいは、栄一に対してはいつまでも子ども相手のようなことをひととおり言ったのち、
わざわざ千代を呼び、栄一が離した手を千代が握ると
「ありがと」とだけ言い残して静かな最期を迎えます。
ゑいにとっては、千代が生涯の最後に話をしたい、感謝したい人だったことを示します。
ちなみに、皇后が養蚕を始めたというのは今でこそ「よき伝統」と思われていますが、
明治政府によって始まった天皇制の近代化・儒教化の一つの表れです。
本来、天皇は神聖な存在であることが仕事であり(だから上皇の方が自由に動けた)、
養蚕のような民の仕事を自ら行うという習慣はありませんでした。
逆に、簡単には会えないことで神聖さを示したのは慶喜でした。
やすにすれば、平岡円四郎の妻の立場なら簡単に会えると思っていたのかもしれません。
期せずして、やすと慶喜の妻・美賀子が相対する形になりました。
今後、美賀子は、人と会わない慶喜に代わり徳川家の表に立つこととなるのでしょう。
というわけで、今回の秀逸は、
大きく取り上げられた「郵便」「銀行」のみならず、「きみ」「ぼく」「簿記」など、
おそらく意図的かつ印象的に使用されている明治の新語、翻訳語でも、
後のみずほ銀行に連なる第一国立銀行が、
三井と小野の商習慣の違いでシステムトラブルをおこすという皮肉な展開でも、
京都生まれの三田寛子の特訓があったかと邪推してしまう
東京生まれの中村芝翫の演ずるラスボス・岩崎弥太郎のなめらかな関西アクセントでも、
洋行帰りにはつきもののサングラス(「いだてん」調べ)こそしていないものの、
すっかり洋装が板についている喜作に今も潜む慶喜には会えないという心の傷でも、
暴漢に襲われてもどこか他人事でワガママなキャラを貫き通す
岩倉具視のどこまでも喰えないイヤな公家ぶりでもなく、
「真田丸」では信繁の姉・松を演じた木村佳乃のやすに期待される、
庶民目線で慶喜周辺を実況カメラのように撮影して視聴者に届けてくれる
融通無碍かつ神出鬼没なかつての「きり枠」。
栄一が(ソロバン対決もしながら)第一国立銀行総監として活躍するというフリをして、
「青天を衝け」は、女たちの幕末維新の基本路線(と勝手に認定)に違わず、
千代とくにの「妻妾合本」を軸とした渋沢家のなんやかんやを念入りに描きます。
「子は多く居たほうが良い」という栄一は(当時には常識としても)もってのほかですが、
逆に気遣った母のゑいから「どの子もおんなじに可愛い」と言われると、
千代も辛抱するしかありません。
くにもわきまえた人だけに、お互いに言葉を飲み込んだままの会釈が続きます。
といって、くに母子を渋沢家に住まうことの出来た幸運な人として描くだけではなく、
話の流れで歌い出したゑい・栄一・うたによる養蚕の仕事唄が聞こえてくることで、
絶対に立ち入ることのできない渋沢家の歴史や記憶を千代らが共有していることを、
くには思い知らされます。
ゑいは、栄一に対してはいつまでも子ども相手のようなことをひととおり言ったのち、
わざわざ千代を呼び、栄一が離した手を千代が握ると
「ありがと」とだけ言い残して静かな最期を迎えます。
ゑいにとっては、千代が生涯の最後に話をしたい、感謝したい人だったことを示します。
ちなみに、皇后が養蚕を始めたというのは今でこそ「よき伝統」と思われていますが、
明治政府によって始まった天皇制の近代化・儒教化の一つの表れです。
本来、天皇は神聖な存在であることが仕事であり(だから上皇の方が自由に動けた)、
養蚕のような民の仕事を自ら行うという習慣はありませんでした。
逆に、簡単には会えないことで神聖さを示したのは慶喜でした。
やすにすれば、平岡円四郎の妻の立場なら簡単に会えると思っていたのかもしれません。
期せずして、やすと慶喜の妻・美賀子が相対する形になりました。
今後、美賀子は、人と会わない慶喜に代わり徳川家の表に立つこととなるのでしょう。
というわけで、今回の秀逸は、
大きく取り上げられた「郵便」「銀行」のみならず、「きみ」「ぼく」「簿記」など、
おそらく意図的かつ印象的に使用されている明治の新語、翻訳語でも、
後のみずほ銀行に連なる第一国立銀行が、
三井と小野の商習慣の違いでシステムトラブルをおこすという皮肉な展開でも、
京都生まれの三田寛子の特訓があったかと邪推してしまう
東京生まれの中村芝翫の演ずるラスボス・岩崎弥太郎のなめらかな関西アクセントでも、
洋行帰りにはつきもののサングラス(「いだてん」調べ)こそしていないものの、
すっかり洋装が板についている喜作に今も潜む慶喜には会えないという心の傷でも、
暴漢に襲われてもどこか他人事でワガママなキャラを貫き通す
岩倉具視のどこまでも喰えないイヤな公家ぶりでもなく、
「真田丸」では信繁の姉・松を演じた木村佳乃のやすに期待される、
庶民目線で慶喜周辺を実況カメラのように撮影して視聴者に届けてくれる
融通無碍かつ神出鬼没なかつての「きり枠」。
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