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物理学コミュの物理学の教科書・演習書

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物理学が専門ではないので、手早く学べて院試に使える参考書や教科書を教えて欲しいです。
大学院試験にも使える量子力学の演習書と熱統計力学のお勧めの演習書を教えてください。
熱力学・統計力学 グライナー物理テキストシリーズ
書籍データ

単行本(ソフトカバー): 465 p ; サイズ(cm): 24

出版社: シュプリンガー・フェアラーク東京 ; ISBN: 4431707859 ; (1999/07)
レビュー

内容(「BOOK」データベースより)
本書は熱力学から出発して、統計力学の理論とその基本的応用を説明し、臨界現象の初歩までを扱う。歴史的・論理的な順序にあえて逆らい、熱力学の段階から統計力学の描像を与えることにより、読者が具体的な理解を積み重ねられるよう配慮されている。例・問題では、ヒートポンプなどの熱機関、格子振動や磁性などの固体物理、ボーズアインシュタイン凝縮などの凝集系物理、中性子星などの宇宙物理、クォーク・グルオンプラズマなどの原子核物理など、いずれも現象の本質を捉えた簡潔な解説で、統計力学の広がりを良く伝えてくれる。

内容(「MARC」データベースより)
物性理論から宇宙論・原子核物理まで、幅広い分野の具体例を通して、熱統計物理学の基礎と、その応用を展望する。ドイツのヴォルフガング=ゲーテ大学での理論物理学の講義をもとにしたテキスト。


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目次

第1部 熱力学(平衡状態と状態量
熱力学法則 ほか)
第2部 統計力学(微視的な状態の数とエントロピー
アンサンブル理論とミクロカノニカルアンサンブル ほか)
第3部 量子統計(密度演算子
多粒子系の波動関数の対称性 ほか)
第4部 実在気体と相転移(実在気体
相転移の分類 ほか)

14 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

熱・統計がわからないなら背伸びする一冊はコレ!!, 2002/01/28
レビュアー: ドン ガバチョ (プロフィールを見る)   福岡県宗像市
熱・統計力学の分野を幅広く取り扱った入門書といえる。物理化学にふれた内容が多く、現象に対し理論をどう取り入れ考えればよいのか、例題を交えシンプルに取り扱ってる。従来の熱・統計力学の教科書に比べ、お堅い表現が少なく、学生にとって最良の一冊となるだろう。なぜなら式の導出が丁寧で、統計力学特有の幾通りかの導出手段を、端的にまとめてあるからだ。特にカノニカルアンサンブルについて読めば納得できるだろう。

はどうですか?

他に普通の物理数学(フーリエや線形代数や微積分など)の少ない知識で学べるテキストを教えてもらいたいです。
よろしく。




コメント(8)

初めまして。
さて早速ですが、参考程度で聞いてほしいのですが、
熱・統計力学の参考書でしたら

久保 亮五 先生の
大学演習 熱学・統計力学 大学演習新書
出版社: 裳華房 ; ISBN: 4785380322 ; 修訂版 版 (1998/09)

がよいと私は思います。例題や解説もしっかりしており
大変名著であると思います。

私は物理が専門でしたが、院試勉強や
教科書としても大変お世話になりました。
バークレー物理学コースのシリーズはいかがでしょう?
演習問題もふんだんで基本的なところも応用も網羅していると思います。

あと、キッテルの熱物理学もお勧めです。
熱物理学 第2版
チャーレス・キッテル (著), ハーバート・クレーマー (著), 山下 次郎 (翻訳)
出版社: 丸善 ; ISBN: 4621027271 ; (1983/01)

とはいえ、結局はあれこれと手を出さずどれか一つ決めて丹念にやりこむことをお勧めします。
けんさんの紹介しています、久保りょうご先生のは確かに良いです。コレ一冊で全部書いてある感じです。自分も欲しいです(高いので・・・)。

量子力学の方ですが、しっかりやりたいならやはりグライナーがお勧めです。独学にもってこいの本ですので、厚さに負けない自信があるなら良いでしょう。

自分は物理科のくせに、量子力学がまったくわかりませんでしたので、齋藤理一郎(培風館)の量子物理学で学びました。ウソみたいに薄いので入門にはお勧めです。学部の量子力学なら対応できるくらいには書いてあります。

後はせんぼうずさんの言うとおり1つをやりこむと言うのは大事です。院の入試は基本的な事柄を聞いてきますからね。
久保りょうご先生の本は数学的にも物理的にも初学者には難しいと思いますが大丈夫ですか?俺は久保りょうご先生の他の本を見ましたが少し難しそうです。物理学科ではどういう本を使ってるのですか?それとりょうご先生の本は問題が多すぎますよね?コンパクトなのがあれば教えて欲しいです。
量子力学は「なっとくする量子力学演習」を二回ほどやったのですが、演習の説明が場所によってわかり難いです。あと量子力学は標準的な演習がわかりにくいので迷いますが、普通詳解 理論・応用 量子力学演習をやっておけば大丈夫ですか?
この本はどれくらい物理数学の能力を要求するのかわかったら教えてください。
基礎線形代数・微積分・基礎フーリエはできます。ベクトルもわかります。
はじめまして。物性理論の博士課程の者です。
量子力学の演習は岡崎・藤原の「演習 量子力学」(サイエンス社)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4781910068/qid=1112627465/sr=1-6/ref=sr_1_10_6/250-6697760-8317816
が良いかと思います。
また,小出昭一郎「量子力学」(裳華房)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4785321326/qid=1112627716/sr=1-8/ref=sr_1_10_8/250-6697760-8317816
も分かりやすくミニマムをコンパクトにまとめていると思います。
さて,統計力学ですが,参考書としては,
長岡洋介「統計力学」(岩波)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4000079271/qid=1112627865/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/250-6697760-8317816
でしょうか。この教科書を丁寧に読んでいけば,
それほど時間がかかるわけでもなく,また,かなりの力になると思います。
あとはせんぼうずさんが薦めているキッテルも良いかもしれません。章末問題の解答を集めた本も出ています。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4621048570/qid=1112628022/sr=1-2/ref=sr_1_10_2/250-6697760-8317816
蛇足ですが,熱力学に関しては,
伊東「な〜るほどの熱学」(学術図書)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4873610761/qid%3D1112628094/250-6697760-8317816
であれば,簡単な計算は出来るようになるかと思います。
非常に薄いですし。

あと,「基礎線形代数・微積分・基礎フーリエはできます。ベクトルもわかります。 」とのことですが,それだけできれば,
あとは実際の物理の問題に当たって物理数学をマスターできると
思いますよ。
院試,がんばってください。
>久保りょうご先生の本は数学的にも物理的にも初学者には難しいと思いますが大丈夫ですか?

確かに。厚すぎて、自分は熱統計の「辞書」と呼んでいます(ちなみに力学と電磁気の辞書は共立出版のやつです)。問題の解答はほとんど網羅されているのはすごいですが、全部読む気になりません(←あほですので^^;)。

ただ熱統計力学で一気に独学したいのであれば岩波書店から出ている和田純夫先生の「熱統計力学のききどころ」というのがなかなか良いです。問題集は巻末にあるだけですので、練習としてはイマイチですが、解説はわかりやすいっ!

ちなみにこの「ききどころ」は6巻シリーズでして、自分は相対性理論を「相対論的物理学のききどころ」で学びました。一冊で特殊相対論、クライン・ゴルドン方程式やディラック方程式、一般相対論、フリードマン方程式まであるので、なかなかお勧めです(院試では使いませんが・・)。

それと問題集ですが自分はサイエンス社の黄色い問題集「演習・熱力学・統計力学」をやっております。後半は難しいので前半だけですが。

>普通詳解 理論・応用 量子力学演習
これも通称「辞書」ですね。自分は問題が多すぎて出来ませんが、コレ一冊やればよいのではないでしょうか(笑)それと量子力学は微分方程式(ルジャンドルとかベッセルの微分方程式)とベクトル解析の極座標表示がわかるようであれば問題ないと思います。自信が無ければ・・・やりながら覚えればいいかな(^^)
懐かしい本の名前に心躍るモノが‥‥(^^;)。
演習書を見て,「解答するのにこんなにたくさんの計算じゃ,試験時間内にできるわけないじゃん。よし,こりゃ出ない!」とよく逆ギレしたなぁと。

院試に手早いのは教務課行って?,過去問をゲットするのも一つの手ですね。重要事項の確認・試験でできる範囲の計算量という制限がかかると,だいたいの問題は結構絞られてくると思いますので。

でも,お勧めはやはり,何でも良いから教科書をどれか一つに絞って,ボロボロになるまで読みこなすことです。登場する式も,分かっているつもりでも徹底的に掘り下げる。式変形も全部自分で追ってみる。文字通り一字一句理解できるまでかみ砕くのです。自分で足りない分野があれば,その時点でサブルーチンに入って拾ってくるという感じで。

教科書では2行で終わる式変形にノート一冊使うなんてザラなので進むのにかなりの根性と時間を要しますが,これをやると何より相当に自信がつきます。おまけに,数学的なベースも頑強になり,周辺知識もかなりつきます。以降に読む本が格段に楽になります。

帰納的な読み方なので少々泥臭いですが,学生の方には是非お勧めします。今後,研究が深くなるほどその筋の教本は減るはずです。自分の弱点を理解して補って,自分で解決していくという能力向上の良い訓練になると思いますよ。
熱力学に関しては、院試前に読破して
目からウロコが落ちる思いをした参考書があるので
オススメしておきます。
「なっとくする演習熱力学」(講談社サイエンティフィク)
「演習」と書いてあるわりに問題は少ないのですが、懇切丁寧にエントロピーなどの説明がしてあります。
良かったら立ち読みでもしてみてくださいね。

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