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物理学コミュの4つの力とパンチ力−質問です。

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こんにちは。
物理を愛する一人です。

この間、娘に「力」について質問されました。

私は生半可な知識で「力」には4つの種類がある、それは、重力、電磁力、強い相互作用、弱い相互作用である。それらの統一を目指している理論が統一場理論であり、それはまだ完成していない、と得意げに説明しました。

そのとき、娘から、世の中には4つの力しかないのなら、ボクシングのパンチ力はどの力なの?と聞かれました。

私にはそれにうまく答えられず、ちょっと父親の威厳が傾きかけました。ぜひどう答えれば良いかお教え願います。

自信喪失の父親より。

コメント(61)

パンチというマクロな現象をミクロな立場から完全に記述することはできませんが、殴るほうと殴られるほうの間の重力は明らかに弱く、「強い力」と「弱い力」は原子核のサイズのオーダーの話ですからききません。

ですから人間サイズのオーダーの身の回りの現象で、重力があまり利かないようなものは、ほとんど電磁気力で決まっています。この場合も細胞と細胞は分子でくっついていて、分子同士は電気結合しているわけですから。筋肉の動きも、衝撃に耐える骨の構造も、たどっていけば分子間の電気結合に帰着するはずです。もちろん、その分子を構成する原子が安定に存在しているのは強い力と弱い力が、、、とやるときりがありませんが、おおよそ電磁気力で決まっているといって差し支えないでしょう。

筋肉を電流で動かす細かいメカニズムをATPまでさかのぼって考えるのは大変ですが、古い話では死んだ蛙に電気を流して筋肉を動かしたり、最近では筋肉に流れる電流を探知して人間が動かしたい方向の動きをアシストするサイボーグのような服があったはずです(名前をど忘れした、、、)。あの服が動くということはそれなりによくわかっているのではないでしょうか。
筋肉のメカニズムという話がここの主題なのだろうか。
この現象は重さXkg
の玉がある速度もしくは加速度で進み
衝突したその衝撃の話と捕らえてはいけないのでしょうか。

実際のパンチ力はこういうことだと思います。

ここに一切の電磁力の作用はありません。

あくまでアンチテーゼ。
答えは電磁相互作用だというのは良く知られているので、逆に強い相互作用や弱い相互作用が働く例を考えた方が楽しいかもしれませんね。
>実際のパンチ力はこういうことだと思います。
>ここに一切の電磁力の作用はありません。

ただそれだと娘は「なんだ4つじゃないジャン!!」ってことに
なってしまうんではないでしょうか?
やはり、基本的に電磁相互作用がパンチを繰り出す現象を作っている
ことを言うべきではないでしょうか?
なぜ玉が加速するのか、なぜすり抜けずに衝突するのかを答えるのに電磁相互作用が必要になりますよね〜。
>この現象は重さXkg
>の玉がある速度もしくは加速度で進み
>衝突したその衝撃の話と捕らえてはいけないのでしょうか。

その衝突の時に生じている力がミクロな視点で考えれば電磁相互作用なんですよ。
パンチ力とは、ニュートン力学的には、運動化速度を持つ物体(拳)が、体に当たって減速されたゼロになったことで放出される運動加速度エネルギーですね。

一般相対性理論のもとになった等価原理によれば運動化速度と重力加速度は同じ(区別できない)ものですから、一般相対性理論的には、パンチ力は「重力です」といっても説明が出来ます。
娘に説明するくらいなら、電磁相互作用の説明なんてしなくていいんじゃないでしょうか。単純に力積の説明で事足りると思います。四つの力ではないですけど・・・
もっとつっこまれたら電磁相互作用の説明をすればいいと思います。
「四つの力のうちどれか」と言われれば、電磁気力なわけです。それとパウリの排他律が効きますが。代謝の話をしなくても、ものの「固さ」は電磁気力と排他律で決まりますから、当たると痛いのは電磁気力が働くからです。
 
ただしそれは「原子のあいだにはたらく力は電磁気力だけ」ということを言ってるにすぎないわけです。パンチ力に限らず、人間スケールの現象はすべて、もとを辿れば電磁気力の効果になってしまい、パンチ力に対する固有の説明ではないです。
「電磁気力がまわりまわってパンチ力になる」んですよね。その「まわりまわる」部分が複雑すぎて、その意味で、「パンチ力」に対するよい説明ではない。

だから、「パンチ力とは何か」を説明するならニュートン力学のほうが筋がいいと思います。でも、それだと「四つの力だけではないの?」という疑問がわくということですから、「四つの力の中では、電磁気力だよ」と言っておくのは悪くないでしょう
マクロな見方とミクロな見方を一緒にして捕らえようとする方法には無理があります。

もともと電磁相互作用がかかわっているからといって
本当に電磁相互作用でこの現象を記述できるのでしょうか。

私にはできません。

物体の構成云々というなら、強い力、弱い力なしでこぶしを作ることもできないと思いますしどんもんでしょう。
書いているうちにコメントが増えていました。
きくまこさんの記述はわかりやすいですね。

より複雑にしたくはないのですがパンチの出し方によっては重力も仕事しそうですし。宇宙空間において重力で接近した隕石同士の衝突なんていうのも電磁相互作用で記述できるのだろう。?

電磁相互作用に決まっているというならどう作用すると強いパンチが打てるのだろう。

電磁相互作用で説明してみてください。

そうすれば娘さんも納得できるでしょう。(ついでに私も)
Qさん
そのとおりですね。
力学で扱えることと力の正体がわかることとは別ですね。

結構変なことかいてますね。でもそのままにしておきます。
ご指摘ありがとうございます。

パンチ力についてもう一つ。地球の重力の支配下にある地球表面ではパンチは効きます。

宇宙空間でボクシングやっても同じようにいいパンチが出せるのでしょうか。

それを電磁相互作用からみるとどういうことと理解できるのでしょうか。
パンチングマシーンの数値って作用後だから仕事量ですよね?
またパンチを繰り出しているときは運動エネルギーですよね?

つまりパンチ力って「力」って付いてますけど力じゃなくエネルギーや仕事の類じゃないんでしょうか。
>それを電磁相互作用からみるとどういうことと理解できるのでしょうか。

その設問は間違っています。
「原子間にはたらく力は電磁気力」であるということです。

はたらく力が何であるかということと、それを使って単純に説明できるということとは別です。
文脈的には、
「4つの力」を説明した後、筋収縮(アクチンの滑り)の駆動力は何かと問われた、ということになるのでしょうか。

ATPの共役を伴う化学反応によって駆動されますので、
「4つの中から選べ」と問い詰められたら、電磁気力に帰着される、と答えざるを得ないように思えます。
(ATPに直接駆動されるのか、熱運動が主要な駆動力なのかは、学説が分かれていますが)

ただ、「パンチ力」という定義がそもそも曖昧(貰った時のダメージ?次元は?)ですから、
少し答え難い質問ですけど。


>宇宙空間でボクシングやっても同じようにいいパンチが出せるのでしょうか。

面白い例えですね。

何か(壁とか)に固定されている状態で殴り合えば、出せるのかもしれません。
そもそも、「力とは何?」って質問も難しいですね。
核力とかは力というより相互作用って感じだし。

f=ma の意味をきちんと説明するのも、式の丸暗記じゃできないし。
日常で使う「力」という言葉もけっこう意味があいまいですし。
power と force の違いとか。
ものを持ち上げる力は「力」であるが
パンチ力というのは「力」ではない。ということを、考え落としてました。。
んー、僕はヱいとさんとは違う意見です。

娘さんがおいくつかは知らないので、小学生にしておきますが。 

きちんと理解する必要はないんで、子供にとっては「へえ」でいいんじゃないでしょうか。
自分が子供の頃を思い出すと、生半可でいいから知識が増えるとうれしいんですよ。本当の意味は将来分かればいいので。

せっかく「自然界には4つの力がある」ということを知ったのだから、その先の話も教えてあげたらいいと思いますが。難しい話を聞きたい年頃には、「わからなくていいから」教えてあげるのも大事なのでは。
 
うちの息子は小学四年生で、「言葉だけ」の知識のかたまりです。先日も本で読んだばかりの、免疫とかT細胞とかいう言葉を楽しそうに教えてくれましたが、もちろんメカニズムなんか理解していないのですよ。細胞とタンパク質の区別だってついていないでしょう。ただ、なんとなく、病気をやっつけるしかけが体内にあって、かっこいい名前がついているという程度に思っているわけです。子供はそんなんでいいんじゃないですか?
変なことかもしれませんが

パンチ力が電磁相互作用に決まっているなら
なぜ重力が効かない場所では、その威力に変化が起きるのでしょう。それともあまり重力の効かない宇宙空間で同じ様にいいパンチができるのでしょうか。


ヱいとさん

横道です。>そのとおりですが教育面で判断するなら答えはたぶん違うのではないでしょうか。その時点で興味が終了する可能性が高いです。キューリーさんのようにできたら思います。
素粒子間の相互作用は確かに4種類あります。

今、ここで問題になっている「パンチ力」はどれにも当てはまらないと思うのは僕だけでしょうか?
電磁相互作用で直接相手が吹き飛びますか?
そもそも素粒子間の相互作用であって人の殴り合いに当てはまるんですか?
何か話が脱線してますね。

ボクシングのパンチが4つの力の内のどれかと聞かれれば電磁気力です。
強い力と弱い力は原子核内程度の距離でしか作用しません。
重力は電磁気力に比べて小さ過ぎるし、斥力になりませんね。
ここでは接近した分子や原子間に働く斥力は電磁気力による物なので、それが物体が受ける反発力になります。

ここで「パンチ力」について誤解があるようなので整理してみましょう。

僕を含め、「パンチ力は電磁気力」と主張をしている人達が問題にしているのは
「二つの物が接触した時の反発力の起源は?」
という物です。トピ主もこれが知りたかったと思われます。なので答えは電磁気力と答えます。

一方これに対する反論では「パンチの強さ」つまり
「パンチの運動量の大きさ」
を問題にしているようです。

なので両者の意見はかみ合いません。前者の人達が電磁気学でパンチの運動量を説明できると言っているのではないんですよね。


筋肉の運動だとかATPとか言うのは全く別の階層の問題です。
脱線で恐縮ですが、
ビルから転落し、地面に激突して亡くなったケースを想定します。

「彼を死に至らしめた衝撃の主要な力は、電磁気力だ」

「いや、落ちたのだから、重力だ」


ほとんど国語の問題ですが、
この場合、適切なのは、どちらになるのでしょうか。
>僕を含め、「パンチ力は電磁気力」と主張をしている人達が問題にしているのは 「二つの物が接触した時の反発力の起源は?」 という物です。トピ主もこれが知りたかったと思われます。なので答えは電磁気力と答えます。

トピ主が知りたいのは、娘さんの質問に対してのうまい答え方ですよ。起源なんて聞いてません。

力とはそもそもある物体が受ける力ということのはずです。
重力下では重力をうけ、電場や磁場の中では電磁力を受けます。また、素粒子間では強い力、弱い力があります。

娘さんの質問に対して、パンチ力とはエネルギーなので4つの力では説明できないと答えるのが一番よいのではないでしょうか?
「いい歳した大人が、これだけ熱い議論を展開するような話題を君は提供したのだよ」

と答えるのが一番良いのでは?
>lensさん
トピ主が言っている4つの力とは、自然界に働く力のことで娘さんが言っているパンチ「力」とは力ではないと言いたいのですがわかりますか。
電磁気力ってとっさにお答えになった方々は、この手の質問を以前受けたことがあるのではないでしょうか。 自分はそうですし、同じ回答を出します。 『〜〜力って何?』 と聞かれたら、『〜〜力の元になっている作用反作用を生み出しているのは4つの力のうちどれですか?』という質問に勝手に置き換えてしまいう自分がいます。。。

ただ電磁気力と答えられるかたは、体の拳の部分とヒットする部分での作用反作用が電磁気力の作用反作用に基づいていて、それらの力の作用反作用が体の支点になる地面なり壁なりの間にも存在する、と考えておられると思います。 この力の作用反作用の仕組みを学ぶのが力学という分野ですよね。 力学は力が何であるかはまったく言及しません。 つまり力ありての力学であるので、もし質問の意味を『どの力なの?』と捕らえるのなら(ここは個人の自由ですが)、やはり電磁気力が主な構成要素だとおもいます。 
*「力」についての日常の概念と、物理学上の概念をわかりやすく説明できればいい答えになりそうですね。*

私としてはこのパンチ力に重力は一切かかわらないのかという疑問は残っています。

もともと「力積」といったのはパンチ力をあらわすのに最も適当だろうと思ったからです。また、言い方が悪くご理解いただけなかったようですが、世の中には「精神力」「原子力」など力のつくものはいろいろあります。

皆さんのご意見を聞いて*から*のように思います。
ただ、それについて能力不足でいい答えが見つかっていません。電磁気力または電磁相互作用から「パンチ力」を直接記述することができればわかりやすいと思ったのですが、無理のようですね。
>50
>ビルから転落し、地面に激突して亡くなったケースを想定します。
>
>「彼を死に至らしめた衝撃の主要な力は、電磁気力だ」
>
>「いや、落ちたのだから、重力だ」

>ほとんど国語の問題ですが、

いえ、これはこのトピの核心に迫る問いだろうと思います。

彼は重力により位置エネルギーを得て飛び降り、運動エネルギーに変換する。地面と接触したとき力学的な力が地面に伝わり反作用で彼は死ぬ。
このとき地面と彼の間には原子殻の電子同士の反発によってエネルギーが伝えられる。
ということは電磁気力?
違いますね。電子はエネルギーを運んだだけですから。
その元のエネルギーは重力に起因する位置エネルギーです。
では重力が彼を死に至らしめたのでしょうか?
これも違います。1階から飛び降りていれば彼は死ななかったかもしれません。しかし彼は何階にいようと同じ大きさの重力が働いているはずです。重力が大きいから衝撃力が大きかったとはいえません。
では彼を死に至らしめた衝撃力とはなにか?その問い自体が誤りであると思います。
衝撃は高いところにいるほど強くなるでしょう。それはエネルギーであって力ではありません。

パンチ力も同様です。
拳と相手の間に電磁気的な反発はありますが、それはパンチのエネルギーを伝えているだけですね。
パンチ力とは腕の重さやスピードによるエネルギーの大きさを表しているのでしょう。

やはりG.G.さんのおっしゃるように
>「力」についての日常の概念と、物理学上の概念をわかりやすく説明できればいい
ですね。
大切なのは、娘サンにどのような解答が相応しいかです。僕は、運動エネルギーの説明が適切だと思います。
パンチ力は運動エネルギーであり、運動エネルギーは速度と質量に比例する。
だから、さがりながらウケたパンチ力は弱く、逆に踏み込んだ時のカウンターパンチは強烈なんだよ。

o(^-^)oで、良いと思うな。
 質問者の「寄り道」です。
 皆さんのさまざまなご回答、すべて読ませていただきました。
 専門的な回答あり、直感的な回答ありで、すべての回答に意味があるように思います。
 ありがとうございました。

 ところで、最初、5番目の投稿で私が書いた感想、

 「パンチ力=電磁気力 とのこと、思いも寄らない回答でちょっと面食らっています。」
(パンチ力=電磁気力 と最初に言われた方は後で、主な力としてと訂正されていますがーーー)
 
と書きましたが、これは、直感的に「重力」も大きな役目をもっているのでは、と思ったからです。

 なぜなら、仮に無重力状態においてボクシングを行った場合、相手にダメージを与えるパンチ力というものが存在しないと思うからです。ここで言う「重力」はもちろん、2人のボクシング選手の引き合う力(万有引力)ではなく、各選手が地球に引かれる「重力」です。

 もちろん、パンチするという行為は人体の中での行為ですから、相手の行動を見据えてパンチするという、「脳の働き」、手の筋肉への神経を通しての指令、実際の筋肉の動き、握り拳の相手の顔面への直撃、と、複雑な力が作用していると思われます。

 また握り拳の運動エネルギーが顔面直撃により相手に伝わりダメージとなります。

 その過程で、電磁気力、ミクロの世界での2つの力、強い相互作用、弱い相互作用が複雑に絡んでいるのでしょう。

 そしてそれらを生かすものが「重力」と思います。
 
 本をよんでいると4つの力以外に「第5の力」という存在の可能性があるとのこと。ますます複雑ですね。

 この問題の言いだしっぺの娘は、今は実はもう社会人です。数年前、この娘が中学生のときに私に問いかけた問題を今回取り上げました。そのときはうまく回答できなかったけど、今度会ったとき、「返事遅くなったけど」と言って皆さんの回答を伝えておきます。

 社会人の娘には「えっ、何の話?」と言われそうですけどーー。

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